ふみさんの日々雑感

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第三日曜日は、南ちゃんの活動日

2020-12-23 19:23:54 | 南ちゃんと南山

今年最後の、南ちゃんの活動日。

午後から用があるので、私は午前中しか作業が出来ない。

集合場所の道具小屋に行くと、仲間が集まり出していた。

この前よりも、多く仲間が集まった。

男性は、一の森の畑の傍の木を切るという。畑が日陰になっているからと。

私達女性陣は、カエデの広場の下草刈りをすることにした。

カエデの広場は、私達、南ちゃんの活動の、第一歩の場所。

あの頃の南山は、足を踏み入れる事の出来ない放置された里山だった。

無謀にも、そこを手入れして心地よい里山にしたいという、6人くらいのおばさん達の頼みを、よく持ち主の農家さんが聞いてくれたと思う。

でも2~3回やれば、止めるだろうと思ったそうだ。

だから、最初は、本当に厳しくて怖かった。

足を踏み入れられないほどの藪に分け入り、地主さんから、カマの持ち方・笹の刈り方などを教わりながら始めた。

活動を初めて、一年に近づいた頃、「一周年記念のパーティーでもしょうか」の話になり、どこでしょうかと話し合っていた。

ある日の活動日に、どんどん笹を刈り、薮を刈りこんでいた時に、フッと、何もない空間に出た。

ポッカリと、薮も笹も生えていない空間に出た。そして周りを大きなヤマザクラの木々が囲んでいた。

その時の感激が忘れられない。大声で皆を呼び集めた。

そして、その広場を「サクラの広場」と名付け、そこでパーティーを開いた。

私達の活動に関わって下さった人達を招待し、食べ物飲み物を運び上げて。結構な人数になったけど。

シンガーソングライターの聖くんに歌も歌ってもらった。

あれから、仲間も入れ替わったり活動場所も増えたり、他のグループ達が南山に活動の場所を広げてくれたり、南山は素敵な里山に変わって来た。

南山を散策する人達が増えたのも嬉しい。

冬の高度が低い太陽は、ピーンと張り詰めた冷気の中、斜めに差し込む木漏れ日で、降り積もったカサカサの落ち葉をキラキラときらめかせる。

濃厚な暑さの夏の活動から、ユックリと緑の衣を脱ぎ落とし、静かに眠りに着いた静寂な冬が、私は一番好きだ。

飛び回る虫も、張り巡らされるクモの巣も無い冬の作業は、気持ちがいい。

今年も、仲間達に何の事故も無く一年間を楽しんだ。

来年は、いろいろな意味で、良い年でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 


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