雨の合間に南山へ

毎日毎日、雨が降り続いて、なかなか山に入れない。

前日雨が降らないで、翌日に雨が降らなかったので、少しだけ山に入ろうと南山に行った。

南山では、あちこち、ヤマユリが咲いていた。

もう、終わった花もあるし、まだ、蕾のヤマユリもある。

花が咲いていると、香りがただよっているので、見つけやすい。

森の奥のちょっと薄暗い所でも、白い花が妖しく咲いている。想像力を逞しくしてしまう。

クヌギ林での作業を終わり、一の森の方に移動した。

一の森の畑へ降りる。

その畑の傍に、それはそれは見事に沢山の花を付けるヤマユリがある。

毎年、１本にいくつもの花を咲かせている。

今年も見事に、艶やかに咲いている。

まだまだ、蕾をたくさんつけたヤマユリもある。

男の遊び場には、男性たちが集って楽しそう。

今度は、小屋にデッキを作るのだと。

テレビドラマの撮影にも使われた場所。

自分で家を作りたいと言っていたほど、物を作るのが好きだった夫が生きていたら、直ぐに仲間になっていただろうな、と思う。

本当は、マンションじゃなく、庭付きの戸建てに住みたかったのかもと、思う時がある。

子供が小さい時、まだ、勉強机がそんなに必要ではなかったころは、自分と子供たちの作業用として長い机を作ったっけ。

引っ越して新しい家に住むたびに、何かを作っていた。

今の所に住んだ時にも、いろいろ作っていた。

長男が家を出て、その部屋を夫が使う事になった時には、嬉しそうに大量の本の為に天井までの本棚を作った。

リビングには、私の本（買いためた漫画）の為に窓の下とカウンターの下に、本棚を作ってくれた。

夫が亡くなって、彼の部屋の大量の本と、本棚は処分してしまったけど・・・。

一の森の男の遊び場を見るたびに、夫が生きていたら楽しんだだろうな、と寂しく思う。

今、私が南山を楽しんでいるからね。

 

どうもスマホの写真が、上手に撮れない。