最愛の姉と夫を亡くして沈んでいた私に、娘が家族となるカッコいい男性を連れて来た。
そして、夫の誕生日に結婚届を出し、稲城と多摩川を挟んだ調布市に住むことになった。
本当は彼の生活エリアは、学生の時も就職してからもずっと横浜だったので、そっち方面を考えていたらしい。
そして、孫娘が生まれ、私の人生も楽しくなった。
結婚式はしないと言っていた娘に、せめて、ゆなの為にお母さんのウエディングドレス姿を撮ってと言った。
そして、ゆなの1才の誕生日に、家族だけの素敵な結婚式を、青山の今風の綺麗な式場であげた。
近くの保育園に入れて、娘は仕事に復帰して新宿まで通勤した。
だから、時々は私が迎えに行った。
小規模の保育園だったので、私も先生や子供達と、すっかり顔馴染みになった。
今でも、迎えに行くと小さなゆなが、精一杯、私に向かってヨチヨチと走って来る姿が蘇る。可愛かった。
保育園での催し物には、いつも出席して、ゆなの成長を見つめて来た。
でも、コロナで去年の一年間の行事は全て参加出来なくなった。
卒園式も、両親だけの参加となり、コロナが恨めしい。
でも、園まで一緒に手を繋いで行って、写真は撮って来た。
先生に「おめでとうございます」と言われ、ちょっとウルッとした。
卒園生は8人。
小規模の園なので、途中で幼稚園へ行く子が毎年いて、卒園生がいない年もあったそうだ。
今、小学校の2年生にお兄ちゃんがいる子がいるが、そのお兄ちゃんの卒園式は一人だったと。
ゆな達の組は、一人もやめないで、卒園まで一緒に通ったせいか、先生たちの想いも強かったのだろう。
先生方が皆、泣いていたそうだ。もう始まる前から涙を流していた先生もいて、給食の先生も泣いていたとの事。
途中で辞めて行った先生達も来ていたそうだ。
式の後は、それぞれの家族みんなでマスクとディスタンスを保っての昼食会。
ママ達も仲が良いくて、パパさん達も時々集まって飲み会をしていた。
来月から、ゆなは一年生。
今度は入学式も、写真を撮りに行く。
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