昨日は、フクアリへの道が今ひとつ分からないから、と言う友達の車で早めに出発する。助手席に乗った仲間の一人が、地図を見ながら首都高を走る。いい天気、気持ちがいい。
車を運転する友達とは、何回もフクアリに行っている。途中で迷う事も何回かあったが、この間のユースの試合の時はスムーズに着けた。
所が、どういう訳か今回は、ナカナカ東京からの脱出が出来ない。このまま、メビウスの輪のように抜け出せなかったりして、と笑いながら道路標示と地図を皆で見比べる。今年一年のリーグ戦を振り返り、あの試合があーだ、この試合がコーダ、と夢中でしゃべっていたのがいけなかったのか。
気が付いたら、標識に鹿島の名前が!!「このまま鹿島に行っても、試合はしてないよ。札幌だし」と笑っちゃった。何と酒々井のサービスエリア!!で休憩して、高速を降り、又、高速に乗りなおしてフクアリに向かう。今度は、フクアリ前の予約の駐車場までスムーズに着けた。丁度、開場し始めた所だった。
友達の一人が、車の中で服に食べ物をこぼし、フクアリの中でも食べたカレーライスを服にこぼした。「今日は、何か変な日ね。ヤーネ、試合大丈夫かしら」私も何となく落ち着かない。
でも、久しぶりにJ2からの知合いに会えた。彼女は仙台在住の人で、なんと地元仙台のサポーターではなく、東京のサポーターである。最近、彼女に会えるのは“ビックフレームス”の時である。でも、今年の“ビックフレームズ”は申込を忘れたので、去年以来。会えて本当に嬉しかった。
試合前の両チームのゴール裏。
大声援の中でゲームが始まる。
試合は、4-2で負けてしまった。2点先行した時は「あ・・・、千葉は落ちるのか」とチョッと寂しい気がした。でも、黄色い応援は凄かった。私達はゴール裏が取れなかったので、バックスタンド東京寄りに座っていた。でも、どういう訳かジェフサポが後ろに二人とか、前方に二人とか、混ざっている。その人が必死に応援している。
後半に入って、友達と「これは選手交代が難しいね。このまま、交代しないで行ける所まで行った方が良くない?城福さん、どうするんだろうね。守るのか、攻めるのか、2-0は怖いよね。相手は死に物狂いだし・・・」
交代は結果的にマイナスと出た。羽生さんが下がってから、勝っているのに、何となく足が地に着いていないように感じた。落ち着いて落ち着いてと思った。千葉は何となくそんな雰囲気が分かったのか、サポーターの必死の魂が乗り移ったのか、ネットを必ずボールで揺らしてみせると必死の形相で攻めた。
一点入れられた時点で「ヤバイ!!」と思った。2点先行して、逆転されて負けた試合を何回も見た。
逆転した時点から、巻選手が、ほとんどDFか、と思う程、必死に千葉ゴール前で東京のシュートを阻止していた。感動するくらいに。
試合が終わり、東京の選手達が私達の所に挨拶に来た。羽生さんが、両手を合わせて「ごめんなさい」と言うように頭を下げた。その姿に私は思わず涙ぐんだ。私も東京に絶対に勝って欲しかった。でも、千葉にはJ2には落ちてほしくなかったし・・・。
千葉さん、J1残留、良かったね。
東京は負けてしまったけど、まだ、天皇杯が残っている。まだ、今年は終わっていない。負けた事からは学ぶ事がたくさんある。きっと天皇杯には最高のパフォーマンスを見せてくれるでしょう。今期、勝っていない清水に絶対リベンジ。やられっぱなしで年を越すわけにはいかない。梶山くんもナオくん(多分)も戻ってくる。
天皇杯は元旦に国立で東京を応援する。もう、新しい手帳に書いておく。
仙台は青と赤で熱く燃えるだろう。