art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

念願のキウイ棚が…

2011-09-12 10:37:27 | maison de campagne ~べっそう~
猛暑がぶり返したような真夏の気候。
でもここで行かなかったら、次の週が怖い~

ってことで土曜日はいざ勝浦のセカンドハウスへ。
途中のホームセンターで正方形の平たいブロックを購入。5×7=35枚。
キウイ棚の下の地面に敷くためのもの。

到着するやオットは早速その作業に取り掛かった。
前回、固まる土で取りあえずの地面は作っていて、その上にブロックを並べて行く。
水平を取るのが大変のようです。
水平器で慎重な作業が続きます。
低い所に土を敷き調整しながらの作業です。

わたしと言えば、午後の日差しは半端なく、
オットが奮闘中のところ、エアコンの効いた部屋でソファに寝っ転がって昼寝してしまった。
申しわけありません~。
男子はタフですなぁ~~
女子は体力的にも美容的にも真夏の午後の外仕事はムリ~~

4時頃やっとその気になり外へ。
水やり、大きく繁ったメドーセージやガウラなどの切り戻し、
もちろん雑草取りも。
切り戻す前のメドーセージやらガウラ。


すると、あったあった!
秋の宝石ムラサキシキブの実。(ここではちゃっかり秋になります。。)
まだ付き始めなので、しばらくすると細い枝にこぼれるように付くことでしょう。




栗のイガイガも数個落ちていたけれど、
どれも虫が付いていて食べることはできない、残念。
切り株椅子の上に数個の栗の実。




ニラの花が満開。
赤ジソもひとつひとつが大株となった。
右端のバジルに白い花が咲いていたけれど写真を撮り忘れた。


一夜明けて、まだまだオットの奮闘は続き、
午後、とうとう予定の作業終了。




エリアの左後ろにキウイの株があるのでそこを避けて、
中央にブロック、周りを固まる土で固めて、
なんだかとてもしゃれっ気のあるキウイ棚となった。
固まる土の周りにはレンガを敷く予定。


後ろから見た様子。
キウイの絡まり具合もかわいくて、後姿もすてきじゃない!


そしてテーブルと椅子でも置けばちょっとした休憩もできるし、
お茶も楽しめるぞ!!
早くキウイが茂って、陰を作ってくれて、
ついでに実もたくさん成ってわたしたちを楽しませてね。

キウイ棚ってほとんど金属のパイプで作ってある。
我が家のリフォームをしてくれた大工さんも草刈りM氏@山形弁も口をそろえて
『キウイ棚はパイプで作るんだよぉ~』って言っていたけれど、
そしてわたしも、それが一番丈夫でメンテもいらないし…と思っていた。
だけど、木で作るとこんなに雰囲気のあるものができるんだ。
そのセンスと確かな仕事をするオットに感謝!!

オット曰く、キウイ棚…という感覚ではなくて、
パーゴラにキウイのつるを這わせる…という感覚だったようだ。
そうね~、そうするとその下で休むというのも有りだわ。
見た目はパーゴラだものね。

そしてあとはこのパーゴラまでの野っぱら(!?)に小道を作る計画。

わたしたちのセカンドハウスライフも3年目を迎えて着々と進歩しているようです。

完成までもうちょっとがんばってね!! >オットさま

まさに art de vivre

2011-09-12 10:23:40 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
金曜日のテレビの録画を観た。
戸塚さんのアパルトマンはパリの学生街カルチェラタンにある。
18世紀か19世紀頃に作られたような古そうなアパルトマンだ。
実際にフラワーアレンジをするのはサロン(リビングルーム)。
真っ白い壁に、まるで日本の古民家にあるような太い漆黒の梁がたくさん、
あの梁はこのアパルトマンに最初からあったものなのか?

戸塚さんはチャーミングで絶えず穏やかな微笑みをたたえていらっしゃる。
周りを温かい雰囲気に包み込んでくれるようなとても魅力的な方だ。
アルトの声が耳に心地よい。

部屋の中には木目の美しい丸い一枚板のテーブル、
その上におそらくクリスタルであろう大きなシャンデリア。
いくつかの洋の東西のカップボードやタンスなどが配置され、
壁には幾枚かの絵が飾られている。
そしてたくさん置かれてある東洋の花瓶や壺。
古い中国のものや古伊万里か?
東洋と西洋、古いものと新しいものが融合し、
どれも見事に調和したすばらしい部屋だ。
色は、白い壁に、黒い梁、花瓶や壺、クロスなどは白と青。
とてもシンプル。

ここにアレンジされた花はすべて白。
そう、色は必要ないだろう。
殊にこんもりとこぼれんばかりに活けられたシャクヤクがすばらしかった。
濃厚な香りが漂ってきそうだ。

カップボードの上に飾られたご主人のコレクションのアンティークワインボトル。
このワインボトルもいくつか花のアレンジに使われた。

食器棚の上には戸塚さんのコレクションのクリスタルのカラフ(デキャンタ)。
このいくつかも窓辺を飾るのに使われていた。

アフリカのものだという大きなにわとりの置物の左側にちょこっと納まった、
画架に架かった小さな絵は17世紀のイギリス王チャールズⅠ世の細密画か?

エッセイに出てくる心躍るようないくつものエピソードは鮮明だ。
それらに出てきたワインボトルやカラフや細密画。
なんだかとてもうれしくなった。

本で読むだけと、実際に映像を観るのとは大差がある。
この映像を心に留めて、またエッセイを読み返したいと思っている。
もっともっと心に沁みるだろう。

戸塚さんはワイン好きということもあって、
パリの自宅の他にブルゴーニュに田舎の家を持ってらっしゃった。
ヨーロッパでは都会と田舎にふたつの家を持つというのは割合当たり前のことのようだ。
人口100人ほどの村でのエピソードは著書『ロマネ・コンティの里から』に書かれている。
週末やバカンスにせっせと通い、休日を楽しんでいらっしゃった。
今では手放されているということだが、
そんな暮らし方に、おこがましくも今の自分たちの二地域居住を重ね合わせてみたりする。
戸塚さんたちのゆったりした優雅な田舎の暮らし方と、
自分たちの汗だく土まみれになって庭と格闘する様は、
だいぶレベルが違うじゃ~ん。。
と、笑っちゃうけれども、
人間、オンとオフの切り替えはとても大切。

田舎の家で、戸塚さんのエッセイをゆっくりと読む時間をこれから作ってゆきたいものだ。