art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

普遍なるものクラシック♪

2010-06-18 19:48:24 | musique ~おんがく~
勝浦に通う車中の楽しみはラジオを聴くこと~♪
CDを聴いたりもしてたけれど、今はもっぱら受動体質~。
耳に聞こえてくる音を受け止めて、自分の心の反応を楽しむ感じ。

勝浦から千葉へ戻るときは東京FM、
時間的に福山雅治さんで始まり、平原綾香さんで終わる。
福山さんは文句なく楽しい、面白い。
端正な顔とトークに遥かなるギャップ。

平原さんは若い女性らしく柔らかくやさしいトークとセンスある曲のセレクト。
で、その平原さん、デビュー曲『ジュピター』はじめ、
クラシック音楽に歌詞を付けて曲を発表していらっしゃる。
ラジオで『威風堂々』が毎週かかる。
先週のテレビ『徹子の部屋』では生『威風堂々』を披露。
元々は細い声質なのに、このダイナミズムは何?力強さ、雄大なスケール感。
容姿や声の繊細さとの遥かなるギャップ。
映像を伴った感動はとても大きなもので涙があふれてきた。
ご自身、『威風堂々』を含むアルバムの曲の歌詞を書いているときには、
感動で泣きながら書いたとおっしゃっていた。

あまりの感動にCD『my Classics2』を購入。

一曲目のチャイコフスキー『弦楽セレナーデ』、
アカペラで自らの声を幾重にも重ねた重厚な響きは鳥肌もの。
ベートーヴェン『交響曲第9番 第4楽章「合唱」』より『JOIFUL JOIFUL』、
魂躍るようなゴスペルとラップ。
綾香さんとゴスペルやラップはとても意外な組み合わせ。
でも難なくこなす技術の高さ。
グリーグ『ペールギュント』組曲より『ソルヴェイグの歌』、
北欧のメロディーはどこか哀愁漂いとても好き。
ロドリーゴ『アランフェス協奏曲 第2楽章 アダージョ』、
これには歌詞がなくスキャットとヴォイス・パーカッションのみ。
すばらしい!!
ギターの哀愁漂うメロディーを女性の声でさらに切ないものに。
ビゼー オペラ『カルメンより ハバネラ』、
アカペラで歌う半音ずつ下がってゆくエキゾチックな冒頭部分からその世界に引き込まれ、
途中、1音だけ上がったり下がったりの歌い方があったり、
音楽の可能性を教えてくれた。
Je t'aime! の最後のmeの発音がとってもかわいらしくセクシーです、綾香さん!
わたしにとってこのアルバムのベスト1です。
職場でこの曲が頭の中をエンドレスでぐるぐる回ります。
数曲取り上げましたが、
でも、すべてすばらしい!

クラシックのメロディーに歌詞を付けただけだろう、
というこちらの失礼な先入観を大いに覆し、
確かな技術と洗練されたセンスに裏打ちされた、オリジナルとして昇華している。
綾香さんは、声を自在に操ることのできるすばらしいアーティストだと思う。
ますますのご活躍を祈っています。
『my Classics』がもっともっと進化してゆきますように!
そしてラジオでは楽しいトークも!


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