art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

うた今昔  ~葡萄とノスタルジー~

2015-04-15 08:27:04 | musique ~おんがく~
最近amazonで購入した2枚のCD。

サザンオールスターズの『葡萄』

水越けいこの『GOLDEN☆BEST』



『葡萄』は、拉致問題や近隣諸国との外交、大震災などの固いテーマから、
恋愛、家族愛、そしてサザンならではのお色気路線まで
たっぷり楽しませてくれる。
どれもこれも珠玉の16曲。
病を克服した後に目覚めた感情、原坊への感謝を歌った『はっぴいいえんど』、
原坊のボーカルの『ワイングラスに消えた恋』が特に好き!

原坊の声は宝だなぁ~~
桑田さんのどちらかというとダミ声(ごめんなさい;;;)に
原坊のキュートな声が乗っかると、
何とも言えない抜けが出て、
固い歌は柔らかく、お色気もかわいらしいものに変わる。

桑田さんが拉致問題を歌うと、
再び飛行機のタラップを降りてくる日本人の姿が見えるようだし、
震災の復興にも光が射し、隣国との関係も改善していくような気がする。
歌で空腹は満たされないけれども、
少なくとも心に安らぎや希望をもたらすことができると信じる。

同梱されていた『葡萄白書』に掲載されている桑田さん自身の手なるライナーノーツは、
各曲に対する桑田さんのエッセイを読むようで、
大変読み応えのある読み物のようになっている。
それを読むと……
「音楽には希望がなければならないでしょう」
という桑田さんの信念が、すべての曲の中に通奏低音となって流れ、
そこに社会の大小の問題、恋愛、家族愛など様々なテーマが乗っかって、
このアルバムに結晶されている。
解説文も、アルバム作成中のエピソード満載で、
メイキングを見ているようでとても楽しい。

そして今、なぜ水越けいこかというと、
サザンの『ピースとハイライト』の一節

「 ~ 絵空事かな? お伽噺かな? ~ 」 の歌詞。

それを聴くと

「 絵空事と~ あきらめるわ~
  都会暮らし~ かわいたオアシス 」

のフレーズが頭の中をぐるぐる回りはじめた。
30年以上前、独身の頃にカセットテープが擦り切れるほど聴いた、
水越けいこの曲だった。
でもタイトルも出だしも思い出せずネット検索。
ネットはこんなとき、本当に便利だね~
『グッバイ ダイアリー』という曲で、視聴するとみるみる蘇った。
今やデジタル化されてCDとして簡単に手に入る。
収められている曲の中で『Too far away』は、
他の人がカバーしていて有名な曲だけど、
本家本元、水越けいこの歌唱力には泣かされる。
彼女のハスキーで愁いを帯びた声は、こんな哀愁のこもったバラードを際立たせる。
他にも懐かしさ満載で、青春時代の甘酸っぱい時代が蘇る1枚。

今のところ、この2枚のアルバムをしばらく聴くことになりそう。
そして来月のサザンのコンサートに参戦すべく、
練習と体力づくりも頑張らなければ♪


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