あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

『スペースカインズ・ライヴ30』に行った(2)

2015年12月06日 | ライヴ
16時に始まって休憩を挟んだ2部構成。
終演は20時近く・・・という長丁場ライヴ。

客席の至るところにアニメ・特撮関係者や濃いマニア、
音楽関係者さんがいらっしゃる事が分かるイベントで
御座いました。
※O野氏のマニアックなMCに反応する笑い声で
 「どこにどういう人が居るか」が何となく分かり
 ましたよ。

しかも私の近くには「勇者ライディーン」を作曲なさった
小森昭宏先生も座っておられるという、思わぬ僥倖も・・・。

「いとまきまき」「げんこつやまのたぬきさん」といった
童謡も作曲なさっている小森先生、帰ってWikiで調べたら
脳外科医師でもあったのね。
※凄いなぁ~

私自身「ライディーン」で元気を貰い、子育てで
「いとまきまき」「あがりめ さがりめ」などを
歌った訳だから。
宙明先生とは別の意味での感謝が御座います。

公演の途中でO野氏に紹介され、手を上げて立ち上がり
ファンに応えていらした小森先生。
私は二重の感謝を込めて拍手を贈らせていただきました。



まぁ、個人的に燃えたのは やっぱりアニメと特撮曲。

当初「ミクロイドZ」のタイトル案あった「ミクロイドS」の
OP曲の勇壮さ、
「宝島」のドラマチックな展開、
円谷マーチ演奏特有の一体感(ホルンが入ると違うね!)、
「スターウルフ」の怒涛のブラスアンサンブル、
「レッドバロン」「ジャンボーグA」の正にザ・ロボット
モノ主題歌・・・な迫力、
富田勲先生の「キャプテン・ウルトラ」の重厚コーラス、
数々の“伝説”を残した「24時間TV」内の手塚長編アニメ
「マリン・エクスプレス」主題歌の70年代中期なソウルっ
ぽさ・・・・に感激でありました。

一方、「あしたのジョー2」ED曲ではアコースティックな
ブルース・フィーリングを聴かせ
「ワンサくん」ではディキーランド・ジャズのテイストで
乗せまくる。

劇伴やアニメ曲が内包する幅広い音楽ジャンルをコナす、
その達者ぶりに感じ入った。



注目のゲスト・ベーシスト不破了氏は
「斗え忍者キャプター」でエレベーター奏法継承ぶりを
披露し、曲を大いに盛り上げておいででした。
※いやぁ、カッコ良かった!

イベントのアンコール・コーナーで、
一瞬「あれ?これは鈴木美潮さん主催のイベントか?」と
いう錯覚に襲われましたが(笑)、
大丈夫でした。「ワンサくん」でこっちの世界に戻って
来れました。

解説書を兼ねた「スペースクラブ通信」を読むと、
これまでも興味深いライヴを続けて来られてるんですね。

ラテンパーカッションやティンパニなど、あらゆる打楽器を
担当されてた方が「家庭の事情で」お休みされると聞いて
残念・・・・と思いつつ
「皆さんが『やめるなー』と叫んだら考えを改めてくれる
かも」と言われ、つい声を合わせて引き止める我々。
※事情が事情だから仕方ないですが・・・

グループとしては、30回を向えて総決算を一旦終わられた
・・・といったところか。

メンバーも増え、以前はシンセで演奏していたホーンの
サウンドも現在は隊列組んで編成できてる状況ですから
初期の演奏曲の再演をお願いしたい思いで御座います。
※今回も数曲そういう演奏があって、「アレンジし直しが
 大変だった」という事ですが・・・。

注目のグループとなった「スペースカインズ」。
今後の活動に注目で御座います。

そして25周年を迎えた江古田バディさん。
やっぱり年末スケジュールに「渋さ知らず」の名前が
ありました。

※私の勝手な印象
 「江古田バディというば渋さ知らず」。
 シカラムータの大熊ワタルさんがゲスト参加とかされたら
 行くんだけどなぁ~。

『スペースカインズ・ライヴ30』に行った(1)

2015年12月06日 | ライヴ
ショッカーO野氏の司会でスタートしたライヴ。

「ヤマトやライダーなど、皆が知ってるモノは一切
 やりません!しかし、聴いた事のある曲は必ず
 登場しますから御安心ください」などという紹介通り、

一曲目から「スパイ大作戦」でスタートする楽しいライヴで
ありました。

でも、大半がマニアックな選曲で。
濃い構成には驚かされる事に・・・・。

※解説書が事前に配られ、セットリスト&曲紹介されてる
 ライヴなんて初めてでした。
 「ネタバレ注意」で読むのは個人の意思まかせ。
 帰って読んだら、その解説も濃ゆいこと・・・。


 
バンド編成は、ホーン隊とコーラスも加え19名(!)。
ステージ上は壮観・・・と言いたかったが、客席が
満員だった事もあって、後列の演奏陣が殆ど見えず、
その辺は残念だった。

※その時々の重要パート奏者は立ち上がり、そこにスポット
 ライトが当たる・・・とかの演出は難しいのかなぁ。

海外ドラマ(S.W.A.T、ジョン&パンチ、プリズナーNo.6)、
時代劇(赤影、必殺シリーズ)、アニメに特撮に加え、
ファミリードラマ(土曜ワイド江戸川乱歩、水もれ甲介)と
バラエティー豊かな劇伴・主題歌が演奏され、その幅広い
レパートリーに感じ入る。

幼き日々、民放が2局しかなかった地域に住んでた事が
久々に恨めしく思える公演だった。

「ぐぬぬっ!『忍者キャプター』の記憶が無い」と思ったら、
テレ東の特撮番組だもんなぁ・・・。