あるBOX(改)

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ザッパ生誕75周年記念イベントに行った(3)

2015年12月24日 | 洋楽
曲は「ZAPPA」なフレーズ満載なモノばかり。
不協和音入ってるのに耳馴染みが良い。

そして「LIVE感」溢れている。
ザッパさんのオリジナル・ライブ・アルバムって、結構音が
イジくられてたりするのだが、今回のは生々しいぞ。

これは、かなり嬉しい!



「アンクル・ミート」
「インカ・ローズ」
「チープネス」
「ビッグ・スウィフティー」
そして
「アイム・ザ・スライム」

リズムセクションのサウンドが明瞭!迫力あり!
「ロキシー・ザ・ムーヴィー」サイコー!
爆音上映会サイコー!

メンバーの多い構成だが
各楽器が他の音色で掻き消されるような事もなく、
音がダマになったり、どれかがオフ気味になったりする事も無い。

ホント、最高級のライヴ・サウンドだ。

曲は大詰めの「ビーバップ・タンゴ」
観客を指名しステージに上げ始めるザッパ氏。

これまで、楽器の心得が殆どない観客をステージに上げて
演奏させたり、歌わせたり・・・といった「伝説」を持つ
ザッパさん。

それもステージの一貫とばかりの演出だ。
つ~か、ザッパさんが一番(冷静に)面白がってる風。

「カップルがイイかなぁ~」とか言い出したんで、
あの「喘ぎ声コンテスト」とか始めるのかと思ったら、
「歌に合わせて踊ってみて」「身体を動かせば何でもイイ」ときた。



結構な無茶振り。
しかも「歌」ったって、強烈なスキャットで
「シャバラバラシュビラバラ♪」とか高速シャウトするんだから
リズムの取りようも無い。
演奏もそれに合わせ、壊れた台所みたいにシッチャカメッチャカ。
※でもバッチリ合っている

ステージに上げられたファンは、身体をバタつかせるしかない。
フリークのように。

途中で度胸の据わった女性や、ザッパ側で雇ったストリッパーが
登場し絵にはなったが。
それでもスモーク演出も手伝って「何だかワカラナイ」状態へ。

ライブ映像はエンディングを迎え、一旦はスタジオ映像などが流れ、
最後はやっぱり爆音で終わった。

爆音最高。

(続く)