あるBOX(改)

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12/8 キング・クリムゾン来日公演に行ってきた(6)

2015年12月10日 | 英国ロック
メルが居るから大丈夫!
・・・そんな雰囲気マンマンな演奏。

「Starless」は、伊プログレバンドのアルティエ・メスティエリが
メル・コリンズを帯同した今年の来日公演でカバーしていたが。

やはり本家の演奏は格別・・・だ。
そもそもフリップのギターがそこにあるし。

オリジナルではBブラッフォードが独特のタイム感で
刻んだ中間部のクラック音も再現されていた。

アルティエでフリオ・キリコが超速バイオミック・ドラムで
爆走し、主役の音を掻き消してしまってたサックスソロ部も、
本家は修練と規律に基く連打を披露。

当然サックスソロもメル・コリンズが見事な音色を聴かせ、
まさに「メルが居るから大丈夫!」。

フリップは持ち技のロングトーンと掻き鳴らしに専念、
ソロは任せてる印象さえ受けた。



「スターレス」もエンディングを迎え、ファンの喝采を浴びて
グループは退場。

当然そのまま拍手はアンコールを求めるものに変わり、
それほど時間を待たずにメンバーが再登場してきた。

大きなアクションは取らないフリップさんだが、ゴキゲンな事は
2階席からでも分かる。

双眼鏡ポーズを取って客席がどれくらい喜んでるかを確認して
いる様子。
すでにファンが大満足してるのが分かっててそういう事を
してくるくらい、フリップさんもゴキゲンって事なんでしょうな。

メンバーが再び楽器を手に取り、準備OK。

ドラムに導かれ、またしても感動の選曲。
「クリムゾン・キングの宮殿」・・・だ。

(続く)