あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ジョージ・マイケル死去

2016年12月26日 | 英国ロック
年も押し迫って、またしても訃報です。
驚きの「若手」アーティストの死去に、ただ唖然とするばかり…。

ポップデュオ「ワム!」やソロシンガーとして活躍した英人気歌手の
ジョージ・マイケルが、12月25日に英国の自宅で亡くなった。
なんと享年53歳…。若い。若すぎる…。

広報担当者は「自宅のベッドで安らかに息を引き取った。彼が、この
クリスマスの期間に自宅で亡くなった事は大きな悲しみだ」と発表。

英警察は、マイケルさんの死について「原因の説明は不可能だが、
不審な点はない」とコメントしていうので、病気によるものなんだ
ろうなぁ…。



ワムの代表曲といえば「ケアレスウィスパー」「ウェイクミーアップ」
「フリーダム」などなど多数・・・。

そして「ラストクリスマス」。
自らの代表曲が街中で流れる中、亡くなってしまうなんてなぁ…。

ソロでは「フェイス」などヒット曲もあったし、表街道を走った音楽
人生と言えると思いますよ。

個人的に印象深いのは、1992年4月にウェンブリー・スタジアムで行わ
れたフレディ・マーキュリーの追悼コンサートでの「Somebody To Love」。

当時のジョージは思い人に死の影が差し掛かっていたとかで、先輩である
フレディへの思いも相まって鬼気迫る歌唱を聴かせてくれたのよね。

表街道ミュージシャンが少しばかり苦手な私も、あれには参った。
素晴らしかった。私の記憶に延々と残り続ける事は間違いない。

やっぱり50代で逝ってしまうのは早いし、痛ましい。
ジョージ・マイケルよ、安らかに…。

「保育園落ちた日本死ね」に関して

2016年12月26日 | 生活
12月1日に発表された「2016ユーキャン新語・流行語大賞」の
トップテンに「保育園落ちた日本死ね」が入った件。

言うまでも無く、保育園の抽選に落ちた怒りをつづった匿名のママ
ブログに使われたキーワード。

やっぱ「死ね」という言葉は耳障り悪いし、授賞式に民進党の女性
議員が出てきて笑顔だったのは違和感あった。



もう、これは感覚的なモノだ。
保育施設の充実など、活動は粛々と行なっていただけば良い…てな
感じだ。

選出に違和感を唱えた芸能人ツイートが炎上し、謝罪したのも変な話。
でも「日本死ね」が許せない人は日本を否定されるのが嫌な人たちで、
なんだか当初のニュアンスから変わっているのが微妙だ。

終いにゃ自民党議員が(その芸能人に対し)「至極まっとうな話だ」
「来年の衆院選に比例で出てほしい」なんつうコメント発したとか
いう話もあり、それはそれで凄まじく気色が悪い。

結局は与党も野党も関係なく、生理的に駄目なモノは駄目なんだよな…。

伊福部昭先生の肖像写真が学校の音楽室へ

2016年12月26日 | 邦楽
出身地である北海道音更町限定ですが、バッハやモーツァルト、山田耕筰、
滝廉太郎と並んで飾られましたよ。

ゴジラのテーマ曲で知られる作曲家の伊福部昭先生。
少年時代を北海道音更町で過ごし、アイヌ音楽にも慣れ親しんだ経験が後の
作曲家生活に大きな影響を及ぼしたと言われるが。

独学で始めた作曲で海外の賞を獲得し、上京後はゴジラのテーマ曲など三百本
以上の映画音楽を手がけた。

その功績を子どもたちに知って貰おうと、12月21日に音更小学校の楽室に
写真が飾られた。
ブラスバンドの児童22人は、ゴジラのテーマ曲を演奏したそうな。



没後10年となる伊福部先生、今後、町内すべての小中学校の音楽室に経歴を
添えた肖像写真が飾られることになっているとの事。

経歴にはゴジラ関連のみならず、当然クラシック界での功績も述べられており
パリで開かれたチェレプニン賞に北海道から応募し、若くして見事に受賞する
快挙を成し遂げ、晩年も後進を育てた実績などが記されている。

なお、パリへ楽譜を送る前に東京に集約された楽譜を東京の音楽関係者は日本の
伝統音楽色が強いなどの理由で撥ねようとしたらしいが、「規定は満たしてるし
折角応募して来たのだから」という声もあって、無事パリへ送られたなどという
エピソードが残っている。

※棟方志功の時も同様なエピソードが残っているが、新しい才能に理解ある偉い
 人はいらっしゃるモンだねぇ。

いみじくも西洋音楽界は「民族性」に戻り始めた時期。そこで「日本その物」を
盛り込んだ楽曲は賞の指向と一致していた。
ほぼ独学の若き伊福部昭が「その境地」に至っていた事は驚嘆に値すると思う。



普通は才能を認められた人物が東都で磨かれ、欧州留学で初めて行きつくで
あろう、「何代もクラシックに慣れ親しんだ欧州人には並べもしない。自分は
そもそも何者なのか?」という壁。

そこから日本の伝統音楽を学び、作曲に生かすまで十何年と掛かるだろう。
それを独学で、作曲を始めて間もなくやり遂げた伊福部昭は天才とかそういう
範疇では語れない存在ではないでしょうか。

そういう存在を称え、今回肖像画を掲げる意義は大きい。
北海道音更町の青少年には枠にとらわれない成長を望みたいと思います。

片渕監督の「マイマイ新子と千年の魔法」が2017年1月8日に新宿で上映

2016年12月26日 | アニメ・特撮
12月24日から新宿ピカデリーでの上映もスタートした「この世界の片隅に」。
テアトル新宿との2館拡大公開となり。

新宿ピカデリーでの初日舞台あいさつには片渕須直監督が、満席の観客に
向けて来年のサプライズ上映を語った。



1月8日、新宿ピカデリーにて前作「マイマイ新子と千年の魔法」が上映され
「この世界の片隅に」と2本続けての鑑賞できるとの事。

ファンからは大きな拍手が起きたそうだが、評価の割りに成功に至らなかった
同作品、ここで大きな劇場での復活上映となるのだから、監督ご本人も監督
ファンも感無量でしょう。

私もゼヒ行きたいトコロだが、その日は仕事だなぁ…。

映画「この世界の片隅に」幻の30分拡張版、製作決定?

2016年12月26日 | アニメ・特撮
口コミなどで異例のヒットとなっている映画「この世界の片隅に」。
製作費の関係で片渕須直監督が30分を削る事になったのはファンが
知るトコロだが。

当初63館でスタートした上映も年明けには100館を超え、最終的には
累計190館が予定され、現時点で観客動員数は52万人を突破。
興行収入も累計7億円を超え、6週目の興行収入は初週の倍額以上と
なっているそうな。



これまでもプロデューサーの真木氏は「10億超えたら、30分足した
完全版をやりたい」とコメントしており、現実に「10億円」という数字も
視野に入ってきた。

真木プロデューサーは「すでに製作費のメドは立っている」とも
語っており、ツイートで拡大版製作の発言につながった模様。



今後の正式発表に期待したいが、「あの」凝った画面だったら30分と
いえど相当の手間が掛かるだろうし、ファンとしては簡単に喜んでは
いられない気もする。

淡い色使いだからテカテカとカラフルには見えないけど、下準備済み
とはいえ簡単に機械的な作業じゃ出来ないよねぇ。

片渕監督の「そこまで細かくやるんですか」と我々に思わせる感覚は、
もうアニメのみならず特撮の神・円谷英二監督に通じるモノさえ感じ
られるのですよ。

ファンに心配されながらも我が道を行く片渕監督、拡大版が決定しても
とにかく健康優先で活動していただきたいと切に祈りたいです。

「つま恋」、営業終了

2016年12月26日 | 邦楽
また寂しいニュースです。

「フォークソングの聖地」、静岡県掛川市のリゾート施設「ヤマハリゾートつま恋」が
12月25日、一般向け営業を終了。42年の歴史に幕を閉じた。

施設老朽化で維持・運営費がかさみ、利用客減少で赤字が続いていたという。
最終日は満室で、多くの宿泊客らが名残を惜しみ、スタッフと音楽談義に花を咲かせる
人も居たという。

1974年に開業した「つま恋」。
翌年には吉田拓郎らシンガーソングライターが野外コンサートで大観衆を集めた伝説の
コンサートを開き、以降も数々のコンサートやポプコンが行われた。


※画像は、CD「吉田拓郎ライブ コンサート・イン・つま恋'75」

私からすると…。
リアルタイムというより「お兄さん、お姉さん世代」が慣れ親しんだ場所な印象だなぁ…。
憧れの場所に近かったというか、リゾート地というのも知らなかったと言うか。

今更だけど、一度は行っときたかったなぁ…。



NHK総合では、12月23日(金)に吉田拓郎さんと同じステージを踏んだ、かぐや姫の
南こうせつ〝おいちゃん”が懐かしい地を訪れ、思いを語る番組を放送していた。

フォークやニューミュージック、ポップスなど「日本の音楽の聖地」として知られる
「つま恋」。こうせつ〝おいちゃん”は1975年、伝説のオールナイトライブを
吉田拓郎さんとともに開催。

6万人以上もの若者を集めたこのコンサートは、いわゆる国内「フェス」の先駆け。
前乗りしてきた若者たちの意気込みに応えようと熱唱する拓郎、ハイライトとなった
「人間なんて」では、ステージの袖で、スタッフ、こうせつも全員が一緒に汗だくで
歌ったという。

※前日、「もう寝るね」と横になったこうせつの横で興奮収まらない拓郎がギターを
 かき鳴らし、ボブ・ディランの曲をガナりまくったエピソードには笑ったよ。



なお、予約済みの団体客と結婚披露宴のみ来年3月まで対応するという「つま恋」。

親会社のヤマハは、譲渡交渉を進めており、ホテル運営会社「ホテルマネージメント
インターナショナル」が有力候補に挙がっているとの事。

「つま恋」の名前を残す方向で進めているそうで、それだけは譲らないで欲しいものだ。