「ボクシング・ダブル世界戦」
◆WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ジェスレル・コラレス 判定12R 内山高志
◆WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
田口良一 引分 カルロス・カニサレス
・前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山
高志が、王座返り咲きに失敗。
危険な序盤を用心深く戦った内山は、2Rで既に相手の
左に反応。研究の成果を見せた。
コラレスも奇襲ではなく、中間距離でのボックスを選択。
私の予想は、もっと重心を後ろに持って行き、バック・
ギアに入れながら、ここという時に打ってくる…という
モノだったが。
重心自体は前回と大差なく、ボディワークの柔軟性で
被弾を避けた印象。
内山は警戒するあまり手数が出ず、序盤はコラレスが
リード。
第5Rに内山が奪ったダウンはラッキーだと思ったが、
(相手は押されたように倒れてたし)6Rから挑戦者が
調子を上げていった。
有効打も増え、右のボディ・ストレートで相手の腰を
折り曲げる、チャンスのシーンも。
しかし、コラレスはクリンチやボディワーク、サイド・
ステップでエスケープ。
いきなりの左からの連打で内山を追うなど反撃姿勢も
見せた。ただし、初戦序盤の迫力こそ無かったから
内山の攻勢に期待が持てたが、結局は詰め切れず。
試合は判定に持ち込まれ、2-1でコラレス勝利となった。
靴紐を締めなおす時間稼ぎは「いかにも」だったが、
それでも、内山には手数が欲しかった(特に11Rと12R)。
前回KOされた精神的ダメージがあったのだろうな…。
同じ相手に2度の敗戦は厳しい。KOダイナマイトの
去就に注目が集まるだろう。
・ライトフライ級の田口は、強打者の前評高かった相手と
対戦したが、序盤で調子に乗せさせる事なく攻勢に転じ
勝ちに等しい引き分けで王座防衛。
カニサレスは1,2Rこそ「なんかミゲル・コットに似てる
なぁ」と思わせる攻撃もあったが、田口を圧倒するには
至らず、王者もしっかり打ち返してみせた。
3Rからカニサレスはフットワークを使い始め、田口が
追う展開に。
終盤は「最強挑戦者」と呼ばれた男のクリンチの多さに
会場はブーイングの嵐。
試合は判定に持ち込まれたが、カニサレスのアウト・
ボクシングもジャブが有効といえる程の巧妙さに欠け、
王者がポイントで突き放したかと思ったが。
公式採点は割れ、 116―112(王者)・116―
112(挑戦者)・114―114で引き分け。
ワタナベジムにとっては辛い年明けになってしまったが、
田口が前評高い挑戦者から王座を守った事は大きい。
防衛回数が伸びる可能性が高まってきた。
◆WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ジェスレル・コラレス 判定12R 内山高志
◆WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
田口良一 引分 カルロス・カニサレス
・前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山
高志が、王座返り咲きに失敗。
危険な序盤を用心深く戦った内山は、2Rで既に相手の
左に反応。研究の成果を見せた。
コラレスも奇襲ではなく、中間距離でのボックスを選択。
私の予想は、もっと重心を後ろに持って行き、バック・
ギアに入れながら、ここという時に打ってくる…という
モノだったが。
重心自体は前回と大差なく、ボディワークの柔軟性で
被弾を避けた印象。
内山は警戒するあまり手数が出ず、序盤はコラレスが
リード。
第5Rに内山が奪ったダウンはラッキーだと思ったが、
(相手は押されたように倒れてたし)6Rから挑戦者が
調子を上げていった。
有効打も増え、右のボディ・ストレートで相手の腰を
折り曲げる、チャンスのシーンも。
しかし、コラレスはクリンチやボディワーク、サイド・
ステップでエスケープ。
いきなりの左からの連打で内山を追うなど反撃姿勢も
見せた。ただし、初戦序盤の迫力こそ無かったから
内山の攻勢に期待が持てたが、結局は詰め切れず。
試合は判定に持ち込まれ、2-1でコラレス勝利となった。
靴紐を締めなおす時間稼ぎは「いかにも」だったが、
それでも、内山には手数が欲しかった(特に11Rと12R)。
前回KOされた精神的ダメージがあったのだろうな…。
同じ相手に2度の敗戦は厳しい。KOダイナマイトの
去就に注目が集まるだろう。
・ライトフライ級の田口は、強打者の前評高かった相手と
対戦したが、序盤で調子に乗せさせる事なく攻勢に転じ
勝ちに等しい引き分けで王座防衛。
カニサレスは1,2Rこそ「なんかミゲル・コットに似てる
なぁ」と思わせる攻撃もあったが、田口を圧倒するには
至らず、王者もしっかり打ち返してみせた。
3Rからカニサレスはフットワークを使い始め、田口が
追う展開に。
終盤は「最強挑戦者」と呼ばれた男のクリンチの多さに
会場はブーイングの嵐。
試合は判定に持ち込まれたが、カニサレスのアウト・
ボクシングもジャブが有効といえる程の巧妙さに欠け、
王者がポイントで突き放したかと思ったが。
公式採点は割れ、 116―112(王者)・116―
112(挑戦者)・114―114で引き分け。
ワタナベジムにとっては辛い年明けになってしまったが、
田口が前評高い挑戦者から王座を守った事は大きい。
防衛回数が伸びる可能性が高まってきた。