あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ドラマ「赤めだか」本日放送

2015年12月28日 | 芸能
立川談春の同名ベストセラーを原作とした単発ドラマ『赤めだか』が
本日21時に放送される。

同ドラマは、2011年11月21日にこの世を去った落語家・立川談志の
人となりを、弟子である談春の目線で描いた師弟愛物語。
※若手落語家の青春群像劇でもある。



配役は
立川談志役をビートたけし
立川談春役を嵐の二宮和也が演じるそうで。

当事者たちにも色々思うトコロはあるだろうが
「談志ひとり会」を見て、若いころの談春さんも見ている私にも
それなりの思い入れがある。

録画設定はしてるから、見てのお楽しみ・・・ですかな?

談志・暖春以外の配役は
立川志らく 濱田 岳
立川関西 宮川大輔
女将の娘 清野菜名
立川談かん 柄本時生
立川ダンボール 新井浩文
 
寿司屋の大将 さだまさし
魚問屋の店主 柳家喬太郎
   
スペシャルゲスト (出演順)
春風亭昇太 春風亭昇太(本人)
春風亭小朝 春風亭小朝(本人)
中村勘九郎 中村勘九郎(先代を演じる)
三遊亭円楽 三遊亭円楽(先代を演じる)
魚河岸の女将 坂井真紀
志らくの祖母 正司歌江
談春の父 寺島 進
談春の母 岸本加世子
 
高田文夫 ラサール石井
立川談々 北村有起哉
立川志の輔 香川照之
林 修一 リリー・フランキー
     
ナレーション 薬師丸ひろ子
ナビゲーター 笑福亭鶴瓶



~濱田岳さんは「アオイホノオ」「杉原千畝」出演の
イイ役者さんなので、彼が演じる「志らく」さんが楽しみ。
本放送前ハイライトで見た高座姿はそっくりでした。

春風亭昇太さんは本人役。
余裕で若い頃の自分をやってるんだろうな。
※トシ取らないもんな~、コノ人

JxJxTVパーティーに行く(3)

2015年12月27日 | サブカル
店内では番組Tシャツの販売もあったが
我が家のTシャツ在庫の多さを考えて断念。

JxJxさんと言えば、マイペースでオトモダチと談笑中。
取り巻きが居ない風なのがコレまた自然。


番組ファンや関係者が集まってる筈なのに、変に
ベタベタしてないのが良い感じだ。

※それが顕著だと私みたいな人間は「アウェイ感」を
 覚えてビビッちゃうんですよ。

居心地いい空間。
レジの人も優しい。



オーダーしたドリンクも客席まで持ってきてくれた。
抹茶ラテには可愛いウサギさんが描いてあり、我が子は
大喜びだ。

店内には、番組ゆかりの展示物も。



つ~か、
××ポロウェアの数々じゃないっすか!

しかも下には解説まで。



どこまで好事家なんですか!



色彩感覚がラルフローレンと掛け離れた、
「ポロマックス」のTシャツ!



「Sir Y.O.K.O.Polo God氏 所有」と
なっておりますが、
言うまでもなく全部そうです。



馬の形が微妙だったり
馬の頭数が変わってきたり
タグやロゴの違いが実に楽しい。



こういう物を面白がる感覚が一緒なのが
我が家が安泰な理由なのよね。

それぞれ好きなジャンルのイベントに出掛けても
一緒に「JxJxTV」を見て笑っていれば幸せ。

ありがとう「JxJxTV」。
ありがとう、ジェイジェイさん。
ありがとう、Sir Y.O.K.O.Polo God氏



直に話しかけたりはしなかったけど、心の中で
ジェイジェイさんに感謝してきました。

ご本人はウチらから少し離れた場所にて、
凄く良く通る声で談笑しておいででしたが。

同じ空間で同じ空気を吸ってるだけでも
楽しかったですよ。

今回のJxJxTV『ポロ・パラレルワールド』は
まだリピート放送あり。
※1/9(土)25:00〜、1/25(月)25:00〜

見てない好事家の人にオススメしときますね!

JxJxTVパーティーに行く(2)

2015年12月27日 | サブカル
そのJxJxTVのパーティ。
テーマは『何もしない』なんだそうな。

入場料・チャージは無料だが、カフェ系の店舗だから
当然ドリンクをオーダー。



お店の奥を覗くと
JxJxTVのアーカイヴがプロジェクターで
流されてる。
でも皆あまり見ていない。

「もれなく貰える」という番組ステッカーをGET。



「パーティー」と言いつつ、みな思い思いに
飲んでる感じ。

変に騒いでないし。
ホント「何もしてない」(笑)。
普通に飲み食いしてらっしゃる。

あれ?奥に見慣れた帽子とTシャツの男性が。
ああ、ファンがJxJxさんの格好をしてるのか。

・・・そう思ったら
ご本人だった。

(続く)

JxJxTVパーティーに行く(1)

2015年12月27日 | サブカル
スペースシャワーTVのVJ歴10年を誇る、サイトウ
"JxJx" ジュン(Your Song Is Good)初の冠番組。
それが「JxJxTV」(ジェイジェイTV)。



スペシャ公式サイトの紹介は
音楽・映画・漫画・食など様々なジャンルの
“埋もれてしまった、ヤバいもの”を掘り下げるという、
エキセントリックなカルチャー番組!

我が家では
ユアソン・ファンの連れ合いが楽しみにしている「JxJxTV」。
(私も御相伴に与っております)

12/24に放送された特集
『ポロ・パラレルワールド』が最高に面白くて。

××ポロマニアのSir Y.O.K.O.氏が登場し、
ラルフローレンじゃない方のポロ特集。

世界中に「あらゆるポロ」ブランドがあるとして
実物を出しながら紹介。

JxJxさんが「これってニセモ・・・」
Sir Y.O.K.O.「やめてください」(真顔)

・・・ってくだりで腹抱えて笑ってしまいました。


そんな「JxJxTV」の年末PARTYが
12/27 SUN 17:00 - 24:00に代々木上原の終日oneという
お店で行われるってんで。

家族で出掛けてみたのでした。

(続く)

Oi-SKALL MATESが来年メキシコでライヴ!

2015年12月27日 | 芸能
スカは私の守備範囲外なのですが。
連れ合いがスカ・ファンで、オイスカに
関しても色々と話は聞いてるんですよね。

音楽に国境なし・・・とは良く言うが

海外にもファンを持つオイスカのSMSには
一生懸命覚えた日本語で「メキシコでぜひ
ライブやってくさだい」なんていう書き込みが
あったそうで。

すごいなぁ、言葉は通じなくても日本のスカ
グループを愛してくれるファンがいるんだ
・・・と、感激してたんですが。

とうとうメキシコでのスカフェス参加が
決まったという話です。

いやぁ、素晴らしい!

そういや、金属恵比須も海外で知名度上げたのは
メキシコのプログレ・フェスだったというし。

キュアメタルの高梨康治さんが参加した和ロック
グループも中南米で熱狂的に迎えられたというし

どんだけ懐深いんじゃい!

※まぁ、ダモ鈴木さんを受け入れた独シーンや
 日本カルチャーをクールと見做してくれてる仏の
 ようなトコロもありますけどね。

各国のファンには「日本のグループを愛してくれて
ありがとう」と感謝したいし。

打って出るミュージシャンの健闘を祈りたいですね。
※そして頑張ってこられた先人には敬意と感謝を。

レコード盤あれこれ

2015年12月27日 | 生活
なんででしょうねぇ。
小さな女の子向けのアニメなのに
「アイカツ」には、たびたびレコード盤が登場するんですよ。

最新の映画パンフもレコードジャケットを模した
物だったし。



第一シリーズのED曲「カレンダーガール」の映像も
「ピクチャーCDで主人公たちの日常を描く」ような
演出がなされていた。
※しかも
 ターンテーブル、スイッチ、カートリッジとアームなど
 レコード・プレイヤーのパーツも描き込まれておりました。



「音楽を再生する」というイメージで、視覚的に最も
マッチするって事なんですね。 
※他は、ただスイッチ押すだけだし。

「幻の名盤、CDで復刻!」なんて企画だと、かならずCD表面が
レコード盤みたいにプリントされてるもんです。



少し前なんですが
うちの子が劇場版アイカツのパンフを取出し、レコードを
模した部分を眺めながら
「なんで左上の方とか色が薄いの?」なんて聞い来た事が
ありましてな。

「いや、そりゃレコード盤の溝が明かりに反射した事を
 表現してるんだよ」と説明したのだが
やっぱり実物を見た事ないからキョトンとしてるんですよ。

「じゃあ」と
レコードを引っ張り出して本物を見せてやる。



「へぇ~」と目を丸くして見ているので、
「この溝に音が記録してあって、それを針が拾ってだな」と
説明するも、まだピンと来ない様子。

「アイカツのエンディングで、そういうのあったでしょ?」と
言っても「ええ~!そうだったんだ」と驚かれてしまいました。

・・・・オマエは何を見ていたんじゃい。

そう突っ込んでも
「だって実物が使われてるの見た事ないもん」と言い訳。



まぁ・・・な。
うちに残ってるレコード盤も記念で保存してるだけだもんな。
再生しようにも、レコード・プレイヤーが無いもんな。

上京する時に田舎から持ってきたTRIO(KENWOOD)のプレイヤーを
手放して十数年。
※家族が増えると自分のスペースが狭まっていくのよね・・・

レコード人気が再燃してタワレコなどで手軽にプレイヤーが
入手できるらしいから、買いなおしたい気もするが。

やっぱり置く場所が無いなぁ・・・。

最近の収穫「Romanesco! ロマネスコの世界」CD(2)

2015年12月27日 | CD紹介(邦楽)
帯にあるのは
Amazonでのアーティスト紹介文。
~というか、帯の文をAmazonさんが使ったのか。



金属恵比須にキーボーディストとして加入したマルチプレイヤー、
宮嶋健一(vo, b, key)と、シンガソングライター・櫻井ススム
(vo, g)を中心として2013年に結成されたユニット・・・という事で。

期待しながら再生してみたら、ガツンとした音が来ましたよ。
金属恵比須とは別の音圧。

金属恵比須は絵の具を塗り重ねたような重厚さだが、ロマネスコは
もっとシンプルで個々の楽器が主張している印象。

ドラムやベース、Eギターも強力に盛り込まれており、まさに
70年代ロック!



金属恵比須の「ハリガネムシ」では強烈に弾きまくられてた、
メロトロンも、ロマネスコでは登場する場所を選んだアレンジが
施されている。
ハモンドオルガンも同様で、常に鳴り響いてるワケじゃないのね。

やはり、サウンドにはレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、
イエスなど、1960~1970年代のブリティッシュロックの影響あり。


※上の画像は私が所有するZEPⅢの塩ビ盤で御座います

そこに日本語の歌唱を組み合わせるという独自のスタイルは、
なかなかユニークで、おもしろい。
※歌も「パワフル」というより、
 やはりシンガーソングライター的な歌い方だ。

「レコーディングではメロトロンM400S、ハモンドオルガンと共に
1960年代のギター、アンプ、エフェクターを当時の技法で使用」
~という解説どおり、往年のロック・サウンドがヴィヴィッドに再現
されており、音色の面白さに浸るもの一興だ。
※曲調からはツェッペリンの影響が最も感じられるかな?


※上の画像は私が所有するZEPⅢの塩ビ盤で御座います

私自身、80年代や90年代の「なにがなんでもデジタルサウンド」と
いう風潮が苦手だったし、現実にそういう音楽も合わなかった。
今でもそうですねどね・・・。
※そういう音楽が好きな人、スイマセン。

 ただ、ユーリズミックスやスパンダー・バレエ、ヒューマン・
 リーグなどエレクトロ・ポップ・グル-プのミディアム曲は好き
 でした。シンセ・ベースの音色がLIVE版「タルカス」みたいだった
 からね。

そんなんだから
21世紀、こういうアナログなサウンド・プロダクションの盤が
発売されてるだけでも嬉しいんですよね。



現在普通に活動してるリアルタイムのバンドでも、
フジファブリックやユア・ソング・イズ・グッドなど、素晴らしい
ハモンド・サウンドを聴かせてくれる鍵盤メンバーいるし。

もう楽器の進化=音楽の進化の時代じゃないんだよね。
最新のサウンド・プロダクションを使いこなし、それをスタジオの
最新技術で仕上げる・・・とかいう話じゃないというか。
※「音楽はスタジオで作るもの」という概念ですら崩れてる。

ただ、その中で「アナログ楽器で盤を作ろう」という若者もいる。
手段の選択肢は逆に広がったんだろうな。

ロバート・フリップさんが表明した、2014キング・クリムゾン
7箇条の4番目。
「すべての音楽は新曲だ。それがいつ書かれたとしても」

ある意味、いつの時代の機材を使っても新い曲は新しい。
ロマネスコの最新盤に乾杯。
現在録音されているという金属恵比須の新曲に乾杯。

最近の収穫「Romanesco! ロマネスコの世界」CD

2015年12月26日 | CD紹介(邦楽)
amazonで「金属恵比須 ハリガネムシ」を購入した時
「この商品を買った人がこの後に買っているのは?」
・・・という項に表示されてきたのが
「Romanesco! ロマネスコの世界」。



ジャケ画像を見て
「なんだ?ヨーロピアン・プログレか?」なんて
思いつつ、気になったので商品情報を確認してみたら、
アーティストについて興味深い記述あり。

「2013年にプログレッシヴ・ロックバンド金属恵比須に
 キーボーディストとして加入したマルチプレイヤー、
 宮嶋健一(vo, b, key)と、シンガソングライター・
 櫻井ススム(vo, g)を中心として2013年に結成。
 レッド・ツェッペリン、ビートルズ、ピンク・フロイド、
 イエス、ディープ・パープルなど、1960~1970年代の
 英国アートロックに強く影響された曲想にモダンな
 日本語の歌唱を組み合わせるという独自のスタイルで
 活動を開始。レコーディングでは、実物のメロトロン
 M400S、ハモンドオルガン、1960年代のギター、アンプ、
 エフェクターを当時の技法で駆使し、往年のロック・
 サウンドの再現を心がけている」



内容は、
「架空の1969年にアトランティックからリリースされた
 ファーストアルバム」というコンセプトで2013年に
 レコーディング開始。当時の機材を使用した音への
 拘りもあり、リリースまで『幻のファースト・アルバム』
 と称されていた作品!」と紹介されていた。



「アトランティック」ってのは、
やっぱりレーベル名だよな。英国は「アイランド原盤」で、
米国や日本への配給は「アトランティック盤」って設定?
※上の画像は私が所有するZEPⅢの塩ビ盤で御座います

・・・なんて思いつつ、注文。
数日後に届いたパッケージの封を解き、CDケースを開けたら



実に素晴らしいインナースリーヴがお目見えしました。
やっぱり「アトランティック・レーベル」設定で御座いました。

※しかもA面B面表記です。
 69年発表当時の音源CD化の体です。当時のレコードのインナー
 スリーヴをそのまま使い回した感じが最高です。
 そういうCD、実際にありますからねぇ。



CDを取り出すと「海洋地形学」を思い起こすグラフィック。
ああ、ニヤニヤが止まらない。

「アイランド原盤」→米配給「アトランティック」は
クリムゾンやELPのパターンだが
「ロマネスコ」は、YESやZEPの系譜か。



英国のロック・バンドとして老舗R&Bレーベルの米国アトランティック・
レーベルと直に契約を交わしたパターン。
※上の画像は私が所有するZEPⅢの塩ビ盤で御座います

定価1800円の「ロマネスコの世界」
ああ、もう既に相当モトを取った気がする。

プレイヤーに盤を入れる前にここまで楽しませてくれるとは。
恐るべし、ロマネスコ。

(続く)

色んなクリスマス・ソング

2015年12月25日 | 生活
「夢見るクリスマス」グレッグ・レイク(ELP)。
実はロマンチックで良いです。
キース・エマーソンの伴奏が美しいのです。



大槻ケンヂと絶望少女達(風浦可符香・日塔奈美)の
「無神論者が聖夜に」も、しみじみ良いです。
作詞:大槻ケンヂ、作曲:Narasakiのコンビで作った
絶望先生アルバムは、いずれも最高でありました・・・。



なんか、クリスマスの日に世界が滅亡するような
そんな雰囲気も感じるんだよね。

最近聞いてる「金属恵比須」のアルバム「ハリガネムシ」
収録の「光の雪」も、地球滅亡系クリスマスソングとして
メンバー自身がオススメされております。

私も同意です。素晴らしい絶望ソングです。

クリスマス

2015年12月25日 | 生活
ぼっち生活の長かった私は、アンチ・クリスマスの人間だったが。
さすがに最近は家族もいるし、我が子はサンタさんを心待ちにして
いるし、今年は連れ合いがチーズケーキを焼いてくれたし・・・で



信じられないほどにリア充なイブを過ごしたのでした。
まぁ、クリスマス当日は夜も仕事だけど。
そこは贅沢言いますまい。

街に流れるクリスマス・ソング。
なんか、今年はポール・マッカートニーさんの曲を良く聴くな。

そして定番の達郎ソング。
でも「このヘヴィなドラムを叩いていた青山さんは、もうこの世に
いないんだよな・・・」と思うと、やはり少し感傷的になってしまう。



そういえば西友は店内BGMでザ・ポーグス&カースティ・マッコールの
「Fairytale of New York」を流していたな。

渋い。渋すぎる。

ここ1年位、西友さんの店内BGMが気になって仕方ないのよ。
トッド・ラングレンの曲が良く掛かったり(しかも「ハロー・イッミー」
じゃなくて「アイソー・ザ・ライト」の方!)
ヴァン・モリソンの「ムーンダンス」が流れたり・・・。

以前、タモさんの番組で特集してた「スーパーロック」じゃないのよ。
本格的にオリジナルが掛かってるのよ。(スーパーで掛かるロック=
「スーパーロック」は聴き手の気を引き過ぎない為に歌メロをシンセや
クリアなトーンのギターで録音したりして。そのチープさを面白がって
紹介してたのが確か「みうらじゅん」氏だったな)



そして、クリスマスが近づいたら「ニューヨークの夢」ですよ。
やってくれますよ西友さん。

生活圏だけでなく、出先でフラリと入った西友店内でもBGMは同系統だった。
完全に全店統一の勢いだもんな。

誰が音頭を取っているのでしょう。
ワタシャその人を褒め称えたいですよ。

ただ、曲が気になって買い物が進まなくなる時もあって、
それにはホント困っちゃうんですよねぇ(笑)。

ザッパ生誕75周年記念イベントに行った(4)

2015年12月25日 | 洋楽
第2部
大山甲日氏が登場し『ロキシー・ザ・ムーヴィー』ビデオ、
『フランク・ザッパを聴く/アルバム・ディスク大全』を
解説するという事だったが

「ロキシー」に関しては「主にPCで再生していたから、
大画面・大音響で体験できて、やっぱり凄いと思った」と
感想を述べられた。

著作本に関しても、フランク・ザッパ公式アルバム100作の
徹底解説本を語るという事だったが

フランク・ザッパ亡き後ザッパの音源を守ってきた妻の
ゲール・ザッパが今年10月7日に亡くなった事もあってか
しんみりした雰囲気も漂うトークであった。



そもそも大山氏は「ビートルズ第一世代」だそうで、
レノンとザッパの共演アルバムでザッパに興味を持ったという
直球な方で御座いました。

※私みたいなヤツは、洋楽に興味持った時点でビートルズは
 既に神格化されてたから変な反発心を持っちゃったんですよねぇ・・・。

しかし大山氏、魅せられてからは凄かったと。
海外のザッパ本で学び、八木康夫氏が「私以外のザッパ愛好家の
文もライナーに載せたい」と公言すると早速応募されたそうで
「他にもっと詳しい人がいるのに載ってしまった」と控え目に
語っておいででした。

大山氏の他に同書籍のデザインに関わったという人もゲストで
登場し、両者でザッパ・ファミリーに関する話が始まった。

本の中身に関しては
基本は2001年から発売された紙ジャケについていた解説を
まとめた物で。
没後発売された作品集など、後半部分が書き下ろしなのだそうな。

ザッパに関しては「会いに行った話」が印象深く。
ザッパ氏の癌が公表された後、欧州でザッパ曲の演奏会があると
いうので子供連れで会いに行ったが、ザッパの体調によって叶わぬ
日々が続き、とうとう会えるとなった日には、ザッパの家族と
大山氏の家族で対面。

ザッパさんは大山氏のお子さんの頭をナデナデしてくれたそうな。
「子供が好きな、優しい人だった」というのが、大山氏から見た
ザッパ氏の印象。



ただ、病の影響も深刻でオーラが失われていたそうな。
この時ゲールさんとも会った関係で、ゲールさんの死にも増々
感傷的になってしまった・・・と。

※そのせいか『フランク・ザッパを聴く/アルバム・ディスク大全』の
 表紙はフランクとゲールのザッパ夫妻フォトを使用。
 セカンドアルバムで既に嫁をジャケでお披露目していたザッパさん。
 その写真と同じ時に撮られたモノが今回の表紙にしたんだとか・・・。
 ザッパさん関連で良く出てくる「パンプキン」という固有名詞も
 実はゲールさんの愛称だったんだそうな。

作品100作目が出て、秘蔵映像も出て、アルバム・ディスク本が出て
・・・といったタイミングなんて、「なんか総て片付いたと安心した
かのようで・・・」と複雑そうな表情。

ただ、ザッパさんの音源は不滅だし、それを解説する書籍にも特別な
力が宿るのだろう。

洋楽本の中で『フランク・ザッパを聴く/アルバム・ディスク大全』は
堂々の一位獲得となったそうな。

すでにアルバムのライナーノーツで色々と発表している大山氏だが
これからもザッパ論を展開し続けて欲しいものです。

ザッパ生誕75周年記念イベントに行った(3)

2015年12月24日 | 洋楽
曲は「ZAPPA」なフレーズ満載なモノばかり。
不協和音入ってるのに耳馴染みが良い。

そして「LIVE感」溢れている。
ザッパさんのオリジナル・ライブ・アルバムって、結構音が
イジくられてたりするのだが、今回のは生々しいぞ。

これは、かなり嬉しい!



「アンクル・ミート」
「インカ・ローズ」
「チープネス」
「ビッグ・スウィフティー」
そして
「アイム・ザ・スライム」

リズムセクションのサウンドが明瞭!迫力あり!
「ロキシー・ザ・ムーヴィー」サイコー!
爆音上映会サイコー!

メンバーの多い構成だが
各楽器が他の音色で掻き消されるような事もなく、
音がダマになったり、どれかがオフ気味になったりする事も無い。

ホント、最高級のライヴ・サウンドだ。

曲は大詰めの「ビーバップ・タンゴ」
観客を指名しステージに上げ始めるザッパ氏。

これまで、楽器の心得が殆どない観客をステージに上げて
演奏させたり、歌わせたり・・・といった「伝説」を持つ
ザッパさん。

それもステージの一貫とばかりの演出だ。
つ~か、ザッパさんが一番(冷静に)面白がってる風。

「カップルがイイかなぁ~」とか言い出したんで、
あの「喘ぎ声コンテスト」とか始めるのかと思ったら、
「歌に合わせて踊ってみて」「身体を動かせば何でもイイ」ときた。



結構な無茶振り。
しかも「歌」ったって、強烈なスキャットで
「シャバラバラシュビラバラ♪」とか高速シャウトするんだから
リズムの取りようも無い。
演奏もそれに合わせ、壊れた台所みたいにシッチャカメッチャカ。
※でもバッチリ合っている

ステージに上げられたファンは、身体をバタつかせるしかない。
フリークのように。

途中で度胸の据わった女性や、ザッパ側で雇ったストリッパーが
登場し絵にはなったが。
それでもスモーク演出も手伝って「何だかワカラナイ」状態へ。

ライブ映像はエンディングを迎え、一旦はスタジオ映像などが流れ、
最後はやっぱり爆音で終わった。

爆音最高。

(続く)

ザッパ生誕75周年記念イベントに行った(2)

2015年12月23日 | 洋楽
「ロキシー・ザ・ムーヴィー」爆音上映会の感想をもう少し・・・。

1973年12月、米ロサンゼルスにて、4公演に渡り4台の16ミリ・カメラに
よって撮影されたライヴ・フィルム。

「撮影あり」を事前に公言しつつ、ライブ直前で「カメラにトラブル」とか
「実はカメラにフィルムは入っていない。いつも通りに楽しんでくれ」とか
言い出すザッパ師匠は、やっぱ情け容赦ない人やでぇ。

まずはウォーミングアップ代わりの「コズミック・デブリス」。
ブルース・ロック調だが、ジワジワと調子が出てくる各メンバー。
ザッパさんの声も通りが良くなっていく。

ソロを弾く頃になると絶好調。
各楽器の音色、ドラムの打撃音、ベースの音塊・・・と、実にクリアだ。



メンバーは
フランク・ザッパ(ギター/ヴォーカル)
ジョージ・デューク(キーボード/ヴォーカル)
ナポレオン・マーフィー・ブロック(サックス/ヴォーカル)
ルース・アンダーウッド(パーカッション)
トム・ファウラー(ベース)
ブルース・ファウラー(トロンボーン)
チェスター・トンプソン(ドラムス)
ラルフ・ハンフリー(ドラムス)

ツインドラムの迫力が凄い。
チェスター・トンプソンは、ファンキーなオカズを叩きまくって
おります。ラルフ・ハンフリーも同様。
同時に叩いてリンクするんだから恐れ入る。

ルース・アンダーウッドは「パーカッション」となっているが、
私はどっちかっていうと電気マリンバ演奏の方に目が行った。
あと大きく開いたVネック。たわわな「おヒップ」さま。
まさに紅一点。でも曲はセクハラ。
ザッパさんも「次の見せ場でルースが面白い事をしてくれます」と
無茶ぶり。

そこで少し困ったような笑顔を見せつつ、音楽的な技巧で応える
ルースさん。エライです。
銅鑼も激しく叩いておいでです。

ティンパニもパワフルに叩き、スネア系のパーカッションも
自在に叩くルースさん。
ただ、驚いたのはザッパさんも相当叩けること。

おもむろにパーカッション前に移動したザッパさんがスティックを
手にする。おお、左はレギュラーグリップだ!

チェスター・トンプソン、ラルフ・ハンフリーのツインドラムスと
一緒に叩きまくるザッパ。
凄い!あのテクニシャンと音がユニゾンしまくっている!
上手い!何でも出来るのかコノ人はっ!?

※元々はドラマーだったザッパさんだが、マーザズではリード
 ギター&時々メインボーカルを担当する事になったし。

 そのうえ曲自体が技巧的に進化してるから、さすがに
 テクニシャン2名と競演したらどうなんだろう・・・なんて
 思ったら、とんでもない!
 とんだマルチプレイヤーでしたよ!



今年観たポール・マッカートニーLIVEの感激を思い出した。
ポールさんのギターソロも滅茶苦茶カッコ良かったもんな!

ギタリストであり、バンドの指揮者でもあるZAPPAさん。
オーケストラの指揮者が団員に「こうやるのだ!」と実際に
演奏してみせる事もあるって話だが。

やっぱ自分も出来ないと皆を統制出来ないって事か!

ザッパさんの動きで曲展開が変わっていく様も驚異的。
噂以上だ、これは。

宙をウネる様なザッパのワウ・ギター、ナポレオン・マーフィー・
ブロックと、ジョージ・デュークのヴォーカル。
ジョージ・デュークのキーボード・プレイも好調。
ブルース・ファウラーのトロンボーン演奏もロマンチックだったり
猥雑だったり・・・。

変拍子を変幻自在に操るザッパ&ザ・マザーズ。
曲目も当時としては最高な選択だ。
「ペングゥイン・イン・ボンティッジ」のMCはエロを連想させ、
「オーイェー、オーイェー♪」の掛け声も猥雑な事この上なし。

超絶技巧曲なのに頭でっかちじゃなく、強力な肉体エネルギーを
盛り込んで弾きこなしてしまう。

一曲毎に「スゲェ・・・」と溜め息。
ワタシャまたしても圧倒されっ放しになったのでした。

【DVD/ブルーレイ収録曲】
01.コズミック・デブリス
02.ペンギン・イン・ボンディッジ
03.ティマーシ・ドゥウィーン
04.ドッグ・ブレス・ヴァリエーションズ
05.アンクル・ミート
06.リダンズル
07.インカ・ローズ
08.エキドナズ・アーフ
09.ドント・ユー・エヴァー・ウォッシュ・ザット・シング
10.チープネス ― パーカッション
11.チープネス
12.アイム・ザ・スライム
13.ビッグ・スウィフティー
14.ビーバップ・タンゴ
15.ドント・イート・ザ・イエロー・スノー
―ボーナス・トラック―
16.ピグミー・トワイライト
17.ジ・イディオット・バスタード・サン
18.ディッキーズ・サッチ・アン・アスホール

ザッパ生誕75周年記念イベントに行った(1)

2015年12月22日 | 洋楽
『ロキシー・ザ・ムーヴィー』爆音上映&
「アルバム・ガイド大全」トークショー。

フランク・ザッパの未発表映像として伝説に
なっていた『ロキシー・ザ・ムーヴィー』。

そのデラックス・エディションが12月23日の
リリースされ、
さらにザッパ愛好家・大山甲日氏による
『フランク・ザッパ/アルバム・ディスク大全』が、
12月21日に出版。

映像作品と書籍の発売を記念して、作品紹介を
兼ねたイベント「爆音上映&トークショー」が
渋谷クアトロで開催されたのだ。



久しぶりのクアトロ。
しかし、毎回ストレートに辿りつけないのはナゼだ。

会場入りして少し驚いた。
親御さんに連れられた幼いお子様が数名・・・。
※凄い英才教育ですね

客席には既にザッパ・コンサートの物音音声が流れている。
ロキシーのじゃないかも知れないけど雰囲気が良い。

ZAPPAさんの喋り声が場内に聞こえる。
まるで本当にこれからLIVEが始まるかのようだ。

そして第1部『ロキシー・ザ・ムーヴィー』(1973年)の
爆音上映会(約1時間35分)が始まった。

製作者のザッパ・ファミリー・トラストにより
たった一度だけ承認された上映。

本当に結構な音量だった。
リズムセクションの音が明瞭に聴こえるのは嬉しい。

その時々のメイン楽器も音量が充分。
カメラもちゃんとそこを向いている。
他のメンバーがソロを弾いてる時にZAPPAを映していたら
「あっちあっち」と指差してカメラマンに指示するリーダー。

あっという間の上映だった。

第2部
大山甲日氏が登場し『ロキシー・ザ・ムーヴィー』、
『フランク・ザッパを聴く/アルバム・ディスク大全―』を
解説。大山さんは美術関係の人だったのね。
関西訛りで、やや淡々と話される人でした。

もっとアクの強い人かと思ってたので、ちょっと拍子抜け。

(続く)

12/21 King Crimson名古屋センチュリーホールのセットリスト

2015年12月22日 | 英国ロック
King Crimson Setlist at Century Hall, Nagoya
The Elements of King Crimson Tour In Japan

最終日、名古屋公演のセットリストをネットでチェック
しました。
これで全公演終了。感無量で御座います・・・。



01.Larks' Tongues in Aspic, Part One
02.Pictures of a City
03.Peace - An End
04.Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) I
05.Meltdown
06.Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) II
07.Level Five
08.Epitaph
09.Hell Hounds of Krim
10.The ConstruKction of Light
11.A Scarcity of Miracles (Jakszyk, Fripp and Collins cover)
12.Banshee Legs Bell Hassle
13.Easy Money
14.The Letters
15.Sailor's Tale
16.Red
17.Starless
Encore:
18.The Court of the Crimson King
19.21st Century Schizoid Man



「太陽と戦慄」はパート1のみ演奏。
※曲として「3」もあった気がするが、この際もうイイ。

「冷たい街の風景」「平和-終章」「レッド」「船乗りの歌」
「エピタフ」「宮殿」「21世紀の精神異常者」・・・。

この公演こそベストかも。
※私が観に行った12/8には「再び赤い悪夢」を演ってくれましたが

頭の中で、ずっとメロトロン・サウンドとクリムゾン・シャッフルが
鳴り続けた日々でありました。
※時々、子門真人の歌声を乗せたファンキー・ミュージックも
 鳴ってましたが・・・。

さてさて
クリムゾン旋風が去った日本に何が残る?
紅白の「妖怪ウォッチ」か?

あ、そうだ。
私は「ZAPPAコンサート上映会」のチケットをGETしたんだった。
今度は、そっちを予習しつつ会場入りだな!

※演奏曲に関して御指摘をいただきましたので、一部訂正しました。