1993 Europe日記
1993.3.9(Tue) Zermatt
08:00 起床。朝食。
09:00 出発。今日も天気がよいようだ。駅のそばのレンタルスキー屋でスキー板やグローブを借りる。38sFr。S君はウェアを日本から持参していたが、私やK氏は持参しなかったので、コートやジャンパーにジーンズで滑ってしまうことにする。
電気自動車だけが走るツェルマット市内 Photo 1993.3.10
09:50 登山電車で43分かけて3,200mの高所へ登る。全エリア共通券で58sFr。
ツェルマット市内から朝のマッターホルン
10:40 Gornagraht着。やはり高所は寒い。セーター2枚重ねに、ジャンパー。靴下2枚履き。ジーンズの下に寝巻のズボンという格好。快晴だったので動けばとりあえず大丈夫という感じ。
昨日から同行のH君とK氏と3人で滑る。とにかくコースが非常に長い。比較的緩い斜面が長く続くので、初心者の私でも十分楽しめる。
11:00 リフトではなく、綱に腰を引っかけて滑りながら登るT-Bar Lift。慣れないのでコースアウトしてしまい、こける。圧雪部を外れると雪が意外に深い。また高所なので焦ってちょっと走るだけですぐに息が切れる。
12:00 昼食。街で買ってきたサンドイッチを食べる。先ほどの失敗で思いのほか体力を使ってしまい疲れてしまった。ここから、クラインマッターホルン(Kleine Matter Horn)の方へ向かって滑り降りる。
Fulliという所からロープウェイを2つ乗り継いで3,800mの頂上へ。富士山より高いところまでロープウェイで一気に登ってしまう。
14:00 街へ向かって滑り始める。雪はさらさらで非常に滑りやすい。スキーってこんなものなのかと改めて思う。平日だったこともあり、スキー場は空いている。日本で滑りたくなくなってしまうのも分かる気がする。ファミリーが多い。日本より老若男女さまざまだ。また、みんな結構上手。
16:00 長々と滑り降りて下山。街が1,700m程度なので、全部滑ったら2,000m以上降下することになるが、それをやると相当疲れてしまいそうだったので、途中からはK氏と共にキャビンリフトで降りた。
下山途中の蛇行する坂は混雑もしていてきつかった。みんなが列をなして通る場所のためアイスバーン状になっていて、エッジを効かせるのが難しい。しかし疲れて脚力が落ちていたので、かなりしんどかった。
坂の途中からはZermattの街が遙か下に小さく見えて、感動的だった。スキーで転倒してカメラが壊れるのを恐れたため、この日はカメラを持たずに滑っていたが、持ってこなかったのが非常に悔やまれた。
17:00 街の中を15分ほど歩いて、スキー類を返却。K氏は明日もスキーをやるつもりでいたが、彼も風邪気味でやめることに。
18:00 食料を買ってホテルに戻る。海外旅行で自炊をすることになるとは思わなかった。S君が残してくれたスパゲティを茹でてたらふく食べる。
19:00~21:00 明日の予定を立てる。S君はスキーを満喫するため、16日まで別行動となる。K氏はローザンヌ、ジュネーブへ行き、私はベルンに向かうことにする。
22:30 同室の日本人学生らと話をする。しかしみな行動予定はバラバラで、一緒に旅をすることにはやはりならない。やはり今日は疲れた。昨晩、同室の日本人以外の2人のドイツ人が窓を開け放って寝ていたため、私も少し風邪を引いてしまったようだ。夜、喉が痛くなり、薬を呑んで寝る。
ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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