4月2日のNHK首都圏ネットワーク:文化流行「東京再発見!」の内容について、ちょっとだけ補足。
当日扱われたのは、胸突坂(p.62)、関口の階段、鼠坂(p.138)、庚申坂(p.60)だった。この内、二番目の関口の階段は本には掲載していない。
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関口の階段
所在地:文京区関口2-4と7の間
段数:28段、幅:3.2m、踏み面:28cm、蹴上:18cm、傾斜:32°
目白通りから南へ上る。
Photo 2008.3.29
上り下りする楽しみとして、急階段を一つ採り上げたかったのだが、関口・音羽・小日向あたりでロケに適した急階段に行けなかったため、写真の階段で妥協した次第。急でスゴイ感のある階段としては、この近辺だと高田の急階段(p.84)、茗荷谷駅そばの急階段(p.88)、天神町の急階段(p.80)、それから音羽に二つほど未掲載の細い急階段があるのだが、それらはロケのスケジュール上、無理だったので不採用となった。
傾斜が30°以上あるので、そこそこ急ではあるし、見方によっては急階段に映るのだが、滑り止めはあるし段々もさほど劣化していない。手摺もあって形もきちんとしている。階段慣れしてしまった私的には、意外性やスリル感がそれほど感じられなかったので、本には採り上げなかった。
さて現場では、カメラマンさんの腕で「演出」していただいたのだが、ナレーションの「都内でも有数の急な階段」の一言はちょっと強調しすぎなんじゃないの?とも思った。まぁ間違っているわけじゃないので、細かいことなんだけど・・・。
#階段・坂 文京区 #マスメディア
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