都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

小江戸、佐原で船に乗る

2009-10-16 | 千葉県  

 かなり前のことになってしまったが、せっかくだから蔵出しで。
Photo 2009.7.28

小野川遊覧船

 佐原は利根川南岸の町。江戸期以来、舟運で栄えたといい、昔はこの地方の中心都市だったそうだ。舟による物資の輸送は衰退してしまったが、今でも町なかにはいくつかの運河・堀割があり、近年は遊覧船が運行している。

 定員は船頭のおばちゃんも入れて13名。3艘に分乗して川を下る。

遊覧船から小野川の眺め

 水面近くから街並みを眺めるのも新鮮な体験。川沿いの道の拡幅により、以前より川幅が狭くなっている場所もあるそうだが、江戸期の石垣や船着き場もところどころ残っており、往時の風景をしのばせる。

小野川水門

 天候などの状況が許せば、舟は水門をくぐって利根川まで出て行く。

小野川排水機場

 利根川と小野川の間には水位差が生ずる場合もある。雨が降った時、利根川に水が出て行かないと洪水になってしまうので、ポンプで小野川側の水を揚げ、利根川に強制的に放流させるべく、水門のわきには排水機場がある。

利根川

 利根川にちょっとだけ出て、水面をぐるっと回って、またもとの小野川に戻る。遠くにぼんやり見えるトラス橋は鹿島線の鉄橋。天気が良ければ鹿島臨海工業地帯を望むことができる。

 やっぱり利根川は大きいなぁ。このあたりでは川幅が500m以上あって水もたっぷり。風が強いと波が立って、小舟では危険だそうで、利根川に出られる機会はそうそう多くないのだそうだ。なかなか運が良かったんでないの? 貴重な体験でありました。

#街並み 千葉県  #海・川・池  #船  #橋
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする