新型電車はなんだか愛嬌のある顔立ち。
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西武新宿駅にて 30000系
Photo 2009.4.5
電車っていろんな顔をしている。ちょっと怖い顔、すました顔、とぼけた顔。最近はおすまし系が多い気がしていたけれど、この電車はちょっとおとぼけ系。だけどなんかいいです。この30000系はスマイルトレインっていう愛称らしい。
乗ってしまえば別に顔なんて気にならないし、分かってないことも多い。機能さえ満たせばどんなでも構わないことは確かだ。でも、電車という機械に親近感を感じさせる上では、顔立ちはやはり重要な要素じゃないかと思う。
ヨーロッパなどで電車に乗ると、外観も車内もなんだかとても格好がよいことがある。清潔さは日本の方が上なのだが、デザインの格好良さは、90年代はまだあちらの方が上だった。最近は日本の電車も列車も格段に格好が良くなりおしゃれになってきたが、意外に一般の人はそれらに目を向けていないように感じる。そんなことどうでもいいという感じ。
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西武新宿駅にて 左:20000系、右:新2000系
Photo 2009.3.31
でも小さな子供には、そういうことの方が大事だったりする。子供は言語的な評価軸をまだ持ち合わせていないのか、外観などの直感的要素に反応する。他の評価軸をまだ理解できないのは分かっているから、大人も子供には、先頭車両を見せようとする。大人が喜々として電車を見ていると、子供っぽいと思われてしまうが、子供はもちろんそれが許される。世のお父さん方は子供をだしにして自分が電車を見ていたりすることも意外にあるけれど。
交通機関は機能性や利便性、安全性などが重要視される。それらはもちろん非常に大切なことだが、最低限であって全てではない。車内の快適性も、冷暖房の性能や静かさ、椅子の広さといった数値化できる類はもちろんだが、それだけではなく見た目の美しさや格好の良さにも目を向けたい。
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西武鉄道30000系車内
Photo 2009.4.5
内部の車輌連結部は大きなガラスドアを使っていて開放的で明るい印象。強化ガラスだとは思うけど、満員で圧迫されても大丈夫なんだろうか。同じようなドアの電車が副都心線にも走っていたけど同じ製造元なんだなぁ。
Wikipedia > 西武鉄道、西武30000系電車
西武20000系電車、西武2000系電車
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