
鈴木邸
所在地:大田区 田園調布3−3
建築年:昭和初期
構造/階数:木/2F
解体年:2015春
備考 :国登録有形文化財(解体により抹消)
Photo 2012.2.26
田園調布の住宅地は西側の中心部は半円型で放射状の道が入っている。鈴木邸は有名なその放射状分譲地の一角にあり、分譲当初に建てられ、多少の増改築はあったもののほぼそのまま残されていた数少ない住宅。
可愛らしい門の向こうに、木立の中に赤い屋根の洋館が見え隠れする姿はとても印象的で、残っていって欲しい建物だった。国の登録有形文化財にもなっており、所有者も大切にしているのだろうなと思っていたのだが、相続税を納めるために売却され解体されることになってしまったのだった。

下記のリンク先の記事にもあるように、解体直前には見学会も行われたが、私は行けなかったので内部の写真は無い。敷地の中に入ることもなかったので、この写真も門の外からちょっと覗いて取らせて貰ったもの。若干反った屋根、暖炉の煙突、カーブした張り出し部分など、特徴的な意匠が印象的。
北東側から
敷地が大きく庭も大きいので、外周には多くの木があり、邸内はあまり見えなかったが、冬場は枯れ木越しに建物が見えたりしていた。日本の建物には見えない可愛らしい家。
西側から
築90年余り の洋館取り壊しから考える、家を大切にすると言うこと - SUUMOジャーナル
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Tokyo Lost Architecture
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