都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

般若苑

2018-12-20 | 港区   
般若苑
所在地:港区 白金台2−20
備考 :般若苑 - Wikipedia
Photo 2003.9.7

 料亭などには全く縁がないので、ここがどんな場所だったのか、内部の様子などは全く知らず。撮影した時にはそれが料亭であることすらも知らなかった。後で場所を確認して般若苑という施設だったことを知ったが、それでも新興宗教かなにかかと思っていたぐらい。般若苑が実は結構有名な料亭だったということは、それが無くなってしばらくして知ったので、正面側などを撮影することはできず、写真もこの一枚しかない。

 Wikipediaによると、主な建物は1939(昭和14)に建てられたようで、戦後に売却され、1948(昭和23)に料亭になり、多くの政財界の人が利用したそうだ。

 般若苑が一般に有名になったのは、三島由紀夫の小説の舞台になり、更にそれに関連する裁判が起こったことにもよるらしい。ただその頃、私はまだ生まれていなかったので、そのあたりのことは全く知らなかった。今も詳細は理解していないし、だいいちあまり関心がない。従って詳細は他のサイトを当たって頂きたい。

 料亭としては2005(平成17)に閉店し、その後、解体されたという。写真は最後の頃に近い時期に撮ったものということになる。黒板塀の向こうにいくつも和風家屋が繋がって建っており、土蔵などもあって、白金台にはやはり立派な家があるものだなどと勘違いして思っていた。殺風景な駐車場の向こうの壁に小さなランプがあるあたり、恐らくここは勝手口の側だったのだろう。

 なお、跡地には2013(平成25)にテラス白金というソフトバンクグループの施設が竣工している。

Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 港区  #商業系 
コメント
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