
東山堂
所在地:新宿区高田馬場4-38-11
構造・階数:木造・2F
解体年:2010〜12
Photo 2006.2.3
右側の建物は、比較的きれいな銅板張り看板建築だった。上部には営業内容を示す文字が貼ってあった痕があり、縦に二文字ずつ五列書かれていて、一番左の行は一式とあったようだが、他の列は読みとれないままだった。1階の軒上には「丸??商店」の文字もあるが、店名部分が脱落してこれも読めなかった。
中央は襖張り屋さんでこちらはモルタル塗り壁面。入口のガラス扉に「天井・壁クロス張り、床張り、襖・障子張り替え」と書かれていた。左側は中央と構造は一体だったようだが、前面の一部壁面をブロック造の壁のように仕立てていた。ただ痛んで崩落の恐れがあったのかネットが掛けられていた。
一連の建物はこの写真の後もしばらくは残っており、2009年12月のGoogle Street Viewにはまだ写っている。しかし2013年には跡地に「Gemstone 高田馬場」というマンションが完成しているので、2010〜12年までに取り壊されたのではないかと考えられる。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区 #看板建築 #銅板張り看板建築
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