
顔系ファサードの建物(トップ)
所在地:中央区銀座1-20-4
構造・階数:木・3F
解体年:2014〜15(平成26〜27)
Photo 2013.10.13
身の回りのいろいろな物が顔のように見えてしまうのを「シミュラクラ現象」というそうだ。この建物は装飾もなく、建築的には取り立ててどうという建物ではなかった。ただ、3階に小さな窓がシンメトリーに並んでいたため、そこがロボットかなにかの目のように思えてしまい、いきおい2階の窓も口のように見えてしまうのがおもしろかった。
1997年の住宅地図では「トップ」という名が記されているが、業種は不明。2000年代の住宅地図では空白。
2009年12月のGoogle Street Viewでは、一階の扉が開かれていて中や外に段ボールが山積みになっている様子が写っている。サッシには「町会広報」という紙が貼ってあるが、建物用途との関連は不明。その後のStreet Viewではいつも閉まっていてカーテンが引かれていた。なんらかの倉庫のように使われていたのかもしれない。
2014年4月のGoogle Street Viewには写っているが、2015年6月では既に消失して更地になっていた。その後、2019年5月に至るまでコインパーキングで、現在もそのままのようだ。