中野屋米店
所在地:中野区本町4-48
構造・階数:木・2F
解体年:2016〜17(平成28〜29)
Photo 2013.8.27
中野通りと青梅街道が交差する杉山公園交差点のそばにあった米店。
奥に見えるモルタル看板建築の方は、デザインはあっさりしているが比較的間口が大きかった。中央の出桁造りは一階の階高が比較的高く、一方、二階は階高がやや低く奥まっていた。いつ頃の建物だったのだろうか?
屋根もメンテナンスされていて、看板も立派で残って欲しい建物だったが、4年ほど前に残念ながら解体されてしまった。
写真中、一番手前の2棟(クリーニング店とその右側)は、2019年5月のGoogle Street Viewにはまだ写っている。しかしその時点で既に無人化していて解体の告知が掲出されているので、この建物も同年中に解体されたのではないかと思う。
交差点周辺で道路拡幅事業が行われていたこともあって、現在、この周辺は高層マンションが建ち並ぶ街並みになっている。
2022.12.30追記
1933(昭和8)年発行の火災保険特殊地図には「米ヤ」と表記されている。写真の建物が既に建っていたかどうかは不明だが、昭和初期の時点で中野屋米店はあったようだ。また、1958(昭和33)年発行の「東京都全住宅案内図帳」には「中野屋米店」と記されている。
Tokyo Lost Architecture
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