軽食喫茶おかもと・岡本和菓子店
所在地:台東区 東上野3-37
建築年:1927(昭和2)
構造・階数:木・2F
解体年:2018.11〜19.5
Photo 2018.11.20
浅草通り沿いの上野駅にほど近い角地にあった看板建築。中高層化が進む浅草通り沿いでは既に珍しく、かつ角地にあったので印象的だった。
通り沿いの壁面は、モルタル洗い出しで異なる色が交互に並ぶちょっとおもしろいデザイン。1階の窓から下の腰壁は黄緑色のタイル張りで、通りに面していない側面はトタン張り。
Photo 2015.9.23
下記、「ぼくの近代建築コレクション」では、1枚目の写真奥に写っていて、角地の建物は岡本和菓子店と軽食喫茶おかもとと記されているが、2015年に訪れたときには、シャッターが閉まっていて店は既に廃業していたようだった。当時、角の部分に「軽食喫茶おかもと」と書かれた緑色の庇が付いてはいたが、2018年に通りかかった時には既にそれもなく、その後半年ほどのうちに解体されてしまった。
2020.10.11追記
1953(昭和28)発行の『火災保険特殊地図』には、「多加岡菓子」と喫茶店を表すマーク(○にキ)が記されており、岡本某の名も記されている。店名は異なるが、当時も似たような業態だったようだ。
玉川電気、宝運道具製作所/東上野3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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