ハウスオブロータス
所在地:港区 元麻布2-11
階数 :2
設計 :白鳳社建築工務所
建設年:1939(昭和14)以前
解体年:2013〜14(平成25〜26)
Photo 2005.5.14
スペイン瓦屋根のスパニッシュスタイルの洋館。1977年の住宅地図では、U.B.House ABBOTTと記載されており、もともとは外国の方が居住していたようだ。
1990年代からは、写真家の上田義彦氏と妻の桐島かれん氏一家が居住していたそうだ。1997年の住宅地図ではウエダと記されている。一家は後に別の場所に引っ越したが、2000年代にはハウスオブロータスという名で、アジア民芸などを時折販売する店を桐島かれん氏が開いていた。
Photo 2005.5.14
日本近代建築総覧では、竣工時期が1939(昭和14)年以前とだけ記されている。ただ下記リンク先の桐島氏による記述では、「当時で築80年は経っていたでしょうか。昭和初期に建てられた美しい洋館・・」とあるので、昭和初期の建物だったのかもしれない。
Photo 2011.3.29
最終的になんらかの事情で建物・敷地は売却され、残念ながら建物は解体された。ただ、2020年時点でも新しい建物は建てられておらず、跡地はコインパーキングとなっている。
港区 - 東日本 近代建築万華鏡
信濃町~麻布十番: 雅万歩
物がたりのはじまり | 桐島かれん Web Magazine “Love of Life”
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区 #戸建て住宅 #洋館・洋風住宅 #近代建築 タグ一覧
2021.10.19 追記
本記事掲載後、この建物は戦後の占領期にGHQに接収されていた住宅(House#134)だった、との情報を頂きました。