旧 金山平三邸(T邸)
所在地:新宿区 中井2-13-19
構造 :木
階数 :平屋、一部中2階
建設年:1924(大正13)
解体年:2012(平成24).11
Photo 2006.2.19
洋画家、金山平三(1883−1964(明治16−昭和39))の自宅兼アトリエとして建てられた住宅。
絵画アトリエのある住宅では間接光でアトリエ内を明るくするため、しばしば北側に大きな窓が設けられているが、この住宅もそうで、磨りガラスの大きな開口部が北側にあり、恐らくそこは天井が高くなっていたようだ。
2階建てかそれ以上の高さのある建物だったが、資料によると、基本的に平屋で一部に中2階がある家屋だったという。南側には別の住居があるので、庭の側の様子は分からないままだった。
北側の小窓の下部には煉瓦が積まれていた。全体は洋風だが壁の大半は押縁下見板張り。窓の下にだけ煉瓦積みが見えているのはちょっと面白いスタイル。当初からのものではなく、なんらかの改修をしたときにできたものだったのだろうか。
金山平三が亡くなった翌年の1965(昭和40)年に、妻の金山らくは夫の故郷である神戸市に転居したという。また夫妻には子がなかったそうなので、その後、住んでいたのは、敷地と建物を買い取った方だったようだ。
金山平三 - Wikipedia
旧金山平三邸 新宿区中井 - 東京ノスタルジア
美珍麗・探訪 | 緊急告知・金山平三アトリエが解体!〔東京・中井〕
Tokyo Lost Architecture
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