京品ホテル
所在地:港区 高輪4-10-20
構造・階数:RC・4
建設年:1930(昭和5)
解体年:2010(平成22)
備考 :1973(昭和48)頃に大幅に改築?
ホテルは2008(平成20)に廃業
Photo 2006.11.5
品川駅前にあったホテル。下記Wikipediaにもあるように、名前の「京品」は東京と品川から一字ずつをとったものとのこと。近くに京浜急行があるが、京急グループとは関係がなかったという。
建物は戦前の1930(昭和5)年に建てられたものだったそうだ。ただ昔の写真とはだいぶ様子が異なっており、1973(昭和48)年頃に外観も含めて大幅に改装されていたようだ。この頃の住宅地図では(建)となっていて、地図の調査時には建て替えのように思われたのかもしれない。
ところで、下記、港区の写真サイトには、「廃止前の京品ホテル」と題して1967(昭和42)年撮影の写真が掲載されているが、ここで言っている「廃止」は、品川駅前の都電の廃止のことで、ホテルの廃止ではない。また、写真中、奥のトンガリ屋根は京浜電鉄の高輪駅ビル(1925年築、RC造、3階)で、これは後に建て替えられてウィング高輪になっている。
下記オークションサイトには、建物の昔の様子を写した絵はがきが出品されている(落札されてページが消える可能性あり)。
京品ホテル - Wikipedia
港区ホームページ/No.250 廃止前の京品ホテル
WinterGarten・二十面相の館
rx-29300【戦前絵葉書】 京品ホテル全景(東京品川駅前) /// 検)高輪建築街並宿泊観光京浜急行の落札情報詳細 - ヤフオク落札価格検索 オークフリー
Tokyo Lost Architecture
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コメントありがとうございます。
阿部定の件、捕まったのが品川だったというのは存じ上げませんで、ノーチェックでした。
品川館、どこにあったのでしょう。気になります。機会があったら昔の地図などで探してみたいと思います。
戦前期の地図を見たところ、品川館は高輪3-26、品川駅の高輪口のすぐ北側、第一京浜と鉄道の間の一角にあったようです。
最近まで京急第10ビルがあって1階にパチンコ屋がありましたが、その場所にかつては店舗や旅館がいくつかあり、そのうちのひとつが品川館だったようです。