路地の呑み屋街・城東閣
所在地:弘前市 鍛治町11・新鍛冶町30
構造・階数:木・1〜2
建設年:1959(昭和34)
解体年:2018〜19(平成30〜令和元)
Photo 1998.8.25
弘前市内の繁華街にあった呑み屋街。
弘前市中心部は城下町時代の町割が残り、通りの両側が同じ町名で、街区の中に町界があることが多い。このためこの路地も鍛冶町から新鍛冶町へと抜けている。
下記、城東閣のサイトによれば、もともとここには天然氷を扱う藤田商店(藤田製氷所)があったという。そして戦後、1959(昭和34)年にその敷地に小路を作り飲食店街としたのが「城東閣」だという。店が替わったりして改装を重ねた姿だったのだろうが、路地のスケール感や雰囲気は古くからのものだったのかもしれない。
20年以上前のことなので記憶が曖昧だが、かつての路地は少し折れ曲がっていて、途中からは建物の下を通り抜ける形だった。変則的な路地だったこともあり、なんとなく通り抜けるのがためらわれる感じで、昼間でもやや怪しい雰囲気の場所だった。
同サイトによれば、写真の建物は全て取り壊され、2018(令和元)年に新しい城東閣が完成したという。現在も通り抜け小路の形態で、平屋の店舗が両側に建ち並び、途中にはイベントスペースがある形になっているようだ。Googleストリートビューでは、路地の両端に「城東閣」の文字を掲げたゲートが見える。
城東閣
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