吉原マシン工業/旧東武タクシー
所在地:川越市 久保町12
構造・階数:木・2
建設年代:大正末〜昭和初期
解体年 :2015〜17(平成27〜29)
Photo 2004.12.3
かつて東武タクシーの事務所だったらしいモルタル看板建築。社名が2階上部に右から画かれている。下記、『川越の建物 近代建築編』によれば、昭和初期頃までタクシー会社として使用された後、吉原マシン工業となったという。建設年代が大正末〜昭和初期だそうなので、東武タクシーだったのはわずかな期間だったようだ。
人造石洗い出し仕上げで、ざらざらした壁面に「東武タクシー」の文字や半円が連なる模様がわずかに立体的に画かれていた。窓が凸型だったのも特徴的。
現在、東武タクシー(株)は東京都墨田区の向島にあり、川越市内には支所などもないようだ。かつて川越にあった写真の東武タクシーと、現在の東武タクシー(株)が同じ会社なのかも不明。
Google ストリートビューでは、2015年5月時点では存在していたが、2017年3月時点では既に更地になっている。
参考『川越の建物 近代建築編』『川越の建物』編集委員会 編、仙波書房、2021
吉原マシン工業/川越市久保町 - ぼくの近代建築コレクション
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