都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

山栄ビル

2020-01-12 | 新宿区  
山栄ビル
所在地:新宿区高田馬場4-38-16
構造・階数:RC?・3F
解体年:2018.4〜2019.7
Photo 2006.2.3

 早稲田通り沿いに建っていたやや古そうなビル。左右で壁面の色やデザインが異なるが構造的には一つのビルのようだった。装飾などが特に無いので、愛着がわくとかいう感じではなかったが、早稲田通り沿いから古いビルや看板建築が無くなっていき、10階建て程度のマンションやオフィスが多く建ち並ぶようになった中では、昔の街並み風景を思い起こさせる建物になっていた。

 Google Street Viewで見ると、このビルは2018年4月には写っているが、2019年7月の画像では更地で既に消失している。従って比較的最近、この一年ぐらいの間に解体されたようだ。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区  #商業系 
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東山堂ほか

2020-01-10 | 新宿区  
東山堂
所在地:新宿区高田馬場4-38-11
構造・階数:木造・2F
解体年:2010〜12
Photo 2006.2.3

 右側の建物は、比較的きれいな銅板張り看板建築だった。上部には営業内容を示す文字が貼ってあった痕があり、縦に二文字ずつ五列書かれていて、一番左の行は一式とあったようだが、他の列は読みとれないままだった。1階の軒上には「丸??商店」の文字もあるが、店名部分が脱落してこれも読めなかった。

 中央は襖張り屋さんでこちらはモルタル塗り壁面。入口のガラス扉に「天井・壁クロス張り、床張り、襖・障子張り替え」と書かれていた。左側は中央と構造は一体だったようだが、前面の一部壁面をブロック造の壁のように仕立てていた。ただ痛んで崩落の恐れがあったのかネットが掛けられていた。

 一連の建物はこの写真の後もしばらくは残っており、2009年12月のGoogle Street Viewにはまだ写っている。しかし2013年には跡地に「Gemstone 高田馬場」というマンションが完成しているので、2010〜12年までに取り壊されたのではないかと考えられる。

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富永肉店ほか

2020-01-08 | 新宿区  
富永肉店ほか
所在地:新宿区高田馬場4-29-22
構造・階数:木造・平屋
解体年:2010〜13
Photo 2006.2.3

 荒木商店・一英堂の西隣にあった平屋の店舗。精肉店は看板が出ていてまだ営業しているようだったが、全体に老朽化が激しく半ば廃墟のような状態だった。

 2009年12月のGoogle Street Viewでは、全体が別の素材で覆われていて倉庫のようになっていた。2013年6月時点で既にコインパーキングになっているので、2010〜13年に解体されたようだ。2015年に東隣の三軒の銅板張り看板建築が解体された後、その敷地も合わせて13階建てマンション(ヴェルデュール高田馬場)が建設された。

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荒木商店・一英堂

2020-01-06 | 新宿区  
荒木商店・一英堂
所在地:新宿区高田馬場4-29-22
構造・階数:木造・2F
解体年:2015(平成27)年6〜7月
Photo 2006.2.3

 三軒の銅板張り看板建築。銅板部分はきれいだったが、1階の軒先看板は錆び付いていた。開いているのは中央の「鶏卵・青果 荒木商店」だけで、左は自動販売機のみが稼働している状態。右も「一英堂」の看板は付いていたが営業していないようだった。

 中央の荒木商店が2013〜14頃まで営業を続けていたらしく、この三軒は残されていたが、2015年に解体された。跡地にはヴェルデュール高田馬場という13階建てマンションが2017年に竣工している。

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高田馬場・花福

2020-01-04 | 新宿区  
旧 花福
所在地:新宿区高田馬場4-13-9
構造・階数:木造・2F
備考 :ファサードは変えられたが、建物は2019.7時点で存続
Photo 2006.2.3

 JR高田馬場駅から早稲田通りを西へ向かうと、以前は看板建築が小滝橋交差点までの間に点々と残っていた。繁華な表通りなので、さすがに現在はほとんど残っていない。

 この店舗はモルタル洗い出し壁面を持つ看板建築だった。上部に「花福」の文字が読める。花屋だったのだろうか。かつての店の種類は不明。撮影時は1階が自販機でほぼ埋まったタバコ屋だった。

 また、左隅にはスナック「鶴」の入口が見える。2階か1階奥がこのスナックだったのだろう。昼間だったからか、廃業済だったのか分からないが、この時点ではシャッターが下りていた。

 Google Street Viewで見ると、2009年時点で既にファサードは新しくされている。撮影後、2、3年の内に変更されたのだろう。建物の規模は変わっておらず、左側に別店舗の入口があるので、現在もベースとなる建物は変わっていないようだ。

 ただ、2014年頃まで1階は飲食店だったが、その後はシャッターが閉まっていることが多い。左隅の入口のシャッターもずっと閉じたままのようで、どうも仕舞屋化しているらしい。

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旧海老原医院/旧三洋パッキン

2020-01-02 | 台東区  
旧海老原医院/旧三洋パッキン
所在地:台東区東上野3-37-14
構造・階数:木造・2F
解体年:2008〜09(平成20〜21)
備考 :1953(昭和28)当時は医院
Photo 2006.08.26

 もともとは三洋パッキンという会社だった洋風木造モルタル建築。撮影時には倉庫として使われていたようだった。

 下記「ぼくの近代建築コレクション」には、1980年代後半に撮影された写真が載っている。この頃はまだ「三洋パッキン株式会社」と「麻雀 巽」の袖看板が付いていたが、私が訪れた頃には既に看板は外され、店も開いていなかった。

 コーナー部分2階に付け柱があり、メダイヨン風の装飾もあるなど、なかなか凝った角地建物だった。

 北側から。裏側から見ると洋風なのは道路に面した部分だけで、ベースは木造瓦屋根の2階建てだったことが分かる。

 現在、同所はコインパーキング。いつ頃消失したのかの詳細は不明だが、Google S.V.で2008年2月時点では存在し、2010年1月では既に駐車場になっているので、その間に解体されたようだ。住宅ではなく事務所や店舗だった建物は失われやすいかもしれない。


2022.10.10追記
 1953(昭和28)年発行の『火災保険特殊地図』には「海老原医院」と記されている。三洋パッキンの更に前は医院だったようだ。

三洋パッキン/東上野3丁目 - ぼくの近代建築コレクション

下谷神社周辺 - 都市徘徊blog

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