ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

規格外じゃがいも出荷

2023-01-18 | じゃがいも(デジマ)
JAによる秋作規格外ジャガイモの受入日でした。

美味しさに拘って栽培を続けているデジマだが、
規格外イモが多いのが難点。

まずは奇形イモ。





この辺りはまだ可愛いほうで
ひょうたんにも似た形をしていて
「オマケ付きイモ」と自分なりに名付けていますが、
生産者仲間では「人形」と言われています。

専門的には二次成長と言うらしく、
一度肥大が止まったイモが再び肥大するため、
こぶがついたような状態になるとか。

おそらく突発的に水分、養分が吸収され、
全体に均等に行き渡らず蔓に近い部分が膨れたのではないか。





次に多いのが自然割れ。





これは持論ですが・・・

長く雨が降らず突発的な大雨などで、
水分や養分が突然に吸収されたことで
それに表皮の成長が間に合わず亀裂が生じるのでは。

完全に分離してしまうわけではなく
ほんの表面部分だけで深部には影響ないのだ。





これらは店頭に並ぶことはなく、
コロッケ等の加工品へ回されることになる。

こういう収穫ロスが「デジマ」には多いので
当然生産者は離れがち。

「デジマ」の品種の特性ならば
その美味しさに拘る以上は
上手く付き合っていかなければと思っている。

「包丁入れたら中身は同じだもんね」

Farmers'market などでは、
馴染みのオバちゃんたちには好評なのだ。


ところで、来月開催の博多Farmers'market

事務局の要望もあり3年ぶりの出店を予定していましたが、
コロナ第八波が高止まりするなかで県外からの出店ということもあり、
対面販売は自粛させていただきます。

博多の皆さん、
楽しみにされていたと思いますが申し訳ありません。

3月も如何なるか分かりませんが
エントリーだけはさせてもらっています。

規格外イモ
少しは残していますのでご安心を・・



「長崎の変」とは?長崎の新たな変化やチャレンジを応援し、
その魅力を発信するプロジェクトです。
コメント
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