広場の中心にある白い教会のような旧市庁舎、
建物の様子から「白鳥」とも呼ばれるようです。
市庁舎の建設は1542年に始められ、その建築様式は
主にゴシック、バロック、初期古典様式の3つから成り、
塔の高さは58m、現在は結婚登記所であり、
ミュージアムでもある存在感のある建物です。
カウナスの見どころは、ヨーロッパでよく見かけるように
市庁舎前広場の近くに点在しています。
「ペルクーナスの家(雷神の家)」
リトアニアの貿易の拠点であったと考えられている
ペルクーナの家は、オリジナルのゴシックの
モニュメントで15世紀後半に建てられたそうです。
「ペルクーナス」という名前はリトアニアの
多神教の伝統を敬うためにつけられたといわれます。
聖ペトラスと聖パウリュスの大聖堂は、
カウナス市で最初の石造りの建物の一つで、
1413年頃にヴィタウタス大公の命により
設けられた大聖堂です。
残念ながら修復中ですが、ゴシック及び
ルネサンス様式の建築です。
1946年3月24日にこの町を襲った洪水の水位表です。
大きな被害を被ったことが想像できます。
アリとキリギリスのオブジェが気になり目を止めました。
機器や道具などを展示した通信に関する博物館とか。
カウナス市は美術館や博物館も多い街です。
目に留まるアートギャラリーもあったり、
豊かな歴史と若さに満ちた街を感じました。
学園都市カウナスの雰囲気が漂うようでしょう?
リトアニアでショッピングといえば、琥珀が有名です。
「リトアニアの金」とも呼ばれているようです。
かつてリトアニア人は琥珀を魔除けとして身に着けていました。
今では琥珀のセラピーも人気が高まりつつあるとか。
第一次世界大戦時、カウナスは9つの砦に囲まれていたとか。
逃げ隠れできない道でちょっと怖いところに出てしまいました。
1503年完成のゴシック様式の教会は、聖ゲオルギ教会。
17世紀の戦時中は3度の火災に遭い、
ナポレオンは倉庫にし、ソ連占領時代は薬品庫と
数奇な運命を辿るものの現在は本来の教会として活躍しています。
リトアニア・カウナス
2016.9.22