まるみのあっちこっち巡り

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バルト三国 夜明けの門(ヴィルニュス)

2017-05-06 07:37:49 | 2016 バルト三国


3つの十字架の丘からヴィルニュスの街を一望し、
夜明けの門へとやってきました。

1503年から1522年にかけて建造された
リトアニア大公国の城壁の一部です。







「夜明けの門」と呼ばれるようになったのは20世紀。
街に9つあった城門のうち現存しているのはこの門だけです。
他の門はすべて18世紀末に当局の指示によって壊されました。







16世紀、攻撃から街を守り旅行者を祝福することを目的に、
宗教的なモニュメントが門の内部に作られることとなり、
門の中のチャペルには聖マリアの肖像があります。







奇跡を起こすと言われていたマリア像。
数世紀にわたってこの肖像は街のシンボルの1つ、
カトリック教徒と正教徒の双方から崇敬されてきました。

人々が治癒や幸福を願って捧げた銀細工が、
壁一面に並んでいるようです。







17世紀には、外敵から街を守り、旅人を守護するため
カルメン会の修道士が城門の上に礼拝堂を建立しました。








夜明けの門の旧市街外側のファサードには、
リトアニアの紋章である白い騎馬像を中央に、
ギリシャ神話に登場するグリフィンをモチーフとした
ルネサンス様式の装飾が施されていますが、
こちらも夜明けの門の見どころとなっています。

城門らしく防衛に使われた丸い銃眼も残っています。

リトアニア・ヴィルニュス

2016.9.21
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