ガイドさんと別れたあとに訪れたのが、大船渡市立博物館。
海に生まれ、数億年の時をかけ形作られた大船渡の大地。
やがて動物たちがあらわれ、人間が登場し、
海に幸を見出して暮らしていくようになったのです。
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人間に海の幸を与えてくれた海ですが、
時に豹変し、すべてを
飲み込まれることにもなり、
多くの犠牲を生んだりもしました。
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この写真展は、新聞やテレビなどでも
目にしたように思いますが、
あらためて恐怖を感じました。
レンズが捉えた真実を感じられるように思います。
そこにいるのが自分であったかもしれない、
決して他人事ではないのです。
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気候が温暖なため「つばきの里」とよばれる大船渡市は、
太平洋沿岸のヤブツバキの実取りの北限の町。
椿は大船渡市の花に指定され、街のシンボルであり、
キャラクターのおおふなトンも頭に椿を被っています。
椿を展示する屋内施設としては、国内最大規模の
「世界の椿館・碁石」では、日本の椿だけではなく、
世界13カ国550種700本の椿を
一堂に見学することができます。
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季節の移ろいを楽しむ花々に
春を感じる旅でした。
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復興に向けて日々前進している大船渡市ですが、
未だプレハブの建物も見られます。
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「おおふなと夢商店街」「大船渡屋台村」
「復興おおふなとプレハブ横丁」など市内各地に
復興商店街が建設されています。
今年も大船渡市にふるさと納税をしましたが、
食べて買って応援していきたいです。
岩手県大船渡市
2017.5.5