'06/12/20の朝刊記事から
米軍再編の経費72億円
防衛費と「別枠」
防衛庁は19日、5月に日米両政府が合意した米軍再編の最終報告に基づく2007年度の米軍再編関係経費は約72億円になるとの見通しを示した。
一般的な防衛費の「別枠」扱いとなる方向だ。
内訳は、来年の通常国会に提出が予定されている米軍再編推進法案に関連し、沖縄・嘉手納基地のF15戦闘機訓練を受け入れる千歳市や苫小牧市など関係自治体に配分される交付金が約50億円、沖縄・普天間飛行場の移設に関する調査費が約10億円など。
米軍再編経費は実際の事業が始まると膨らむのは確実で、別枠扱いを08年度以降も維持できるか不透明だ。
千歳市や苫小牧市などへの交付金額が判明するのは、推進法成立後の来年春になると見られる。