高校野球の決勝戦をテレビ観戦した。中京大中京が10対9の接戦を制し43年ぶりに
優勝旗を持ち帰った。試合は最終回、相手校の日本文理(新潟)の猛反撃にあい手
に汗を握る好試合、これぞ、ドラマのある高校野球。その面白さを堪能させてくれた。
中京大中京は戦前、全国中等野球大会当時、中京商業の名前で第17大会(昭和6年)
から19大会まで三連覇している。この連覇の時も球史に残るドラマがあり語りつがれ
ている。19回大会の準決勝、明石中学との試合である。延長35回、4時間55分という
熱戦を中京商の吉田正男投手が336球を一人で投げぬき勝利をもたらした。
この試合を含め甲子園で23勝している吉田投手の記録は今でも破れず、のちに吉田
さんは野球殿堂入りしている。たまたま戦後まもない頃、僕はアルバイト先の藤倉ゴム
で吉田さんをお見かけしたが、身長165cmぐらいの小柄の方で、とても球史に残る大投
手とはお見受けできなかった。
真夏の野球といえば、昭和30年代頃までは、高校野球と同じくらい都市対抗野球の人
気があったが、今は昔ほどではなくなった。今年は80回の節目の年だが、主催の新聞
社以外マスコミの話題に上らない。先日大リーグのレッドソックスで勝利投手となった田
沢純一は昨年の都市対抗の優勝投手だそうだが、あまり知られていない。やはり野球
は勝負だけではない、ドラマがあってこそ面白いのかも。
優勝旗を持ち帰った。試合は最終回、相手校の日本文理(新潟)の猛反撃にあい手
に汗を握る好試合、これぞ、ドラマのある高校野球。その面白さを堪能させてくれた。
中京大中京は戦前、全国中等野球大会当時、中京商業の名前で第17大会(昭和6年)
から19大会まで三連覇している。この連覇の時も球史に残るドラマがあり語りつがれ
ている。19回大会の準決勝、明石中学との試合である。延長35回、4時間55分という
熱戦を中京商の吉田正男投手が336球を一人で投げぬき勝利をもたらした。
この試合を含め甲子園で23勝している吉田投手の記録は今でも破れず、のちに吉田
さんは野球殿堂入りしている。たまたま戦後まもない頃、僕はアルバイト先の藤倉ゴム
で吉田さんをお見かけしたが、身長165cmぐらいの小柄の方で、とても球史に残る大投
手とはお見受けできなかった。
真夏の野球といえば、昭和30年代頃までは、高校野球と同じくらい都市対抗野球の人
気があったが、今は昔ほどではなくなった。今年は80回の節目の年だが、主催の新聞
社以外マスコミの話題に上らない。先日大リーグのレッドソックスで勝利投手となった田
沢純一は昨年の都市対抗の優勝投手だそうだが、あまり知られていない。やはり野球
は勝負だけではない、ドラマがあってこそ面白いのかも。