「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

男性も1万人を超えた百歳超高齢社会

2021-09-15 08:06:09 | 2012・1・1
「敬老の日」を前に厚労省から通例の百歳以上の超高齢者が発表になった。今年は86510人で連続過去51年記録更新である。記録をとり始めた昭和32年にはわずか152人だったというから驚くべき伸び方だ。もう一つ同性として嬉しいのは男性が初めて 1万人を超えたことだ。それでも女性に比べて21.6%にすぎないのだがー。

今年百歳入りした方々は大正10年生まれで、先の戦争で最も苦労した世代である。特に男性は大東亜戦争が勃発した昭和16年前後に徴兵検査を受け戦地へ出かけている。戦死した方が多いが、戦後も日本の復興の中心力として苦労された。残念ながら、筆者の周囲ではこの世代は賀状を交換しているのは一人となった。

コロナ禍でお見舞いに行けないが戦前、インドネシア人の王族と結婚された女性Uさんも東京の老人ホームで生活されている。大正3年生まれであるから106歳である。かくいう筆者も90歳、町内から卒寿の記念品が届いた。あと10年頑張ろう.。