ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

横柄なかつての「有名歌手」

2009年02月15日 | オペラ
多分今日のは再放送だと思うのですが、かつて名の知れたクラシックのバス歌手のO氏が母校の小学校へ行って、ドイツリートの演奏を聴かせるという番組がありました。
最初は歌っていたのですが、今歌っていたシューベルト「冬の旅」から<菩提樹>の楽譜と自分の演奏の録音を渡して、翌日までにみんなの前で歌えるようにしてきなさい、と厳しい口調で言いました。

小学校といっても国立の付属校、子どもたちは真摯に受け止めていたようです。
そして実際にドイツ語で、声は小さかったけれどさすがですね!歌ってきました。

小学校6年でたいしたもんだなあ、と思っていましたが、「君たちは深いものを知らねばならない」とか「なんでも答えが出るものではない」と芸術の<深さ>を熱心に話していました。

あーあ、いやだなあ、O氏の態度!シューベルトってそんなにインテリジェンスを要求されるものなの?原語のドイツ語で「自分で努力して歌えるようになる」ことって、何がわかるの?って。

「菩提樹の下で恋人たちが語らっていたけれど、女性は他の男のもとに走る。捨てられた男は冬に旅に出る。僕はこの歌を歌っていて涙が浮かぶんだ。君たちもこうした深いものをわかろうとしなければならない」ってなことを言っていたけれど、私は御免だね。
こんなにえらそうに言われて歌えるか!
それにドイツ語でいきなり丸暗記で歌わせるより、詩の朗読をたとえ一行でもいいからさせて、一段でいいからそのドイツ語で歌ってもいい、でもどうして「冬の旅」なの?
もっと歌いやすい「のばら」とか、たくさんあるではありませんか。

ドイツリートは詩の心をメロディーにのせて歌うもの、O氏の声は揺れに揺れ、もはや野球でいえば「ボール」ばかりのもの。「ストライク」なんてないんだからね。
その「ボール」が深いの?

だったらF・ディスカウやもっと甘いシュライヤーのテノールで聴かせたほうがいいですよ。それにどうしてO氏は横柄で傲慢に話しているように思わせるのでしょうか。
さっぱりわからない番組内容でした。

音楽の美しさは自然に感じさせてよ!
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願いがかなうスープ

2009年02月15日 | 生活・介護
楽しい料理番組を見ました。それは今評判の新進作家である小川糸女史の小説「食堂かたつむり」に出てくる<願いのかなうスープ・・・ジュテームスープ>を作家自らが作っていました。
小説のなかで食堂を営んでいる倫子が作るスープで、これで幸せになる客が出てくるという内容らしい・・・私はまだ読んでいませんが。

ジュテームスープ、なんてロマンティックな名前でしょう、と思って見ますと、季節の野菜を煮込んだ普通のスープ。

でも、こんな素敵な名のスープなんて、作っていて楽しい・・・ちょっとしたことで心が弾みます。
「今日のジュテームスープ」だなんて、冷蔵庫にあるありあわせの野菜も喜ぶことでしょう。
さっそく私も作ってみます。ちょっと疲れていても気分爽快になります。
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何もしたくない時は単純作業で。

2009年02月15日 | 生活・介護
何もしたくない、生活が不規則で(介護疲れというか、認知症の父が夜中に玄関をあけに行ったり)疲れがたまってしなければならないことすら忘れる・・・
そして「ちびまる子」みたいにごろごろしたあげく、あれもこれもしたかったと後悔ばかり・・・。

気晴らしに、近所にできて間もないデパートでお惣菜を買ってくる・・・でもそれに味をしめて。また買ってくる・・・。

これではいけない、とテレビの料理番組を見ると、初心者のための『きょうの料理ビギナース』で「つくっチャイナ」という簡単な中華料理を見て、やる気がでてきました。

万能だれやゴマソースでカニ玉をはじめ、簡単中華が楽しめる・・・朝食は「中華おかゆ」を作ろうかと思うと楽しくてゾクゾクしてきました。

昔、香港で食べた「中華おかゆ」の美味しかったこと!
母を誘って3泊4日の香港ツアーに行った時、お粥専門のレストランで食べた朝食の味は今も忘れられない。
「お粥なんて!」と母は不満そうだったけれど、その美味しさに何年も「おいしかったねえ」と思いだしていました。
それはダシや具が最高だったこともありますが・・・。

鶏肉と野菜があればできる!
心身ともに疲れた時は「中華」だ!と思いました。
切ないほどの母との大切な思い出に、胸キュンですが・・・。

時々、仕事をしていたころの夢を見たり(予定をこなせないとんでもない夢だったり)元気なころの母やしっかりしていたころの快活な父との会話だったりします。
親の世話の半生ですが、これも喜んでやっている時のほうが多いです。
かわいくてたまらない、ペットみたいに(散髪屋さんのおかみさんに叱られましたが・・・)かわいいのです。
でもこのクタクタは、これも半端じゃないのです。

気分転換に読んでいる「駅弁ひとり旅」(マンガですが)、とても楽しいので全6巻買いました。
友人のフーレン様ご夫妻は、よく旅行を楽しまれて、旅行専門のブログに丹念にお書きになっていられますが、この本、読んだらおすすめしようかと思っています。
「駅弁の本なんかイヤだわ」と思われたらどうしょう・・・各地で銘酒・名産を楽しまれているだけにちょっと心配ですが。
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