多分今日のは再放送だと思うのですが、かつて名の知れたクラシックのバス歌手のO氏が母校の小学校へ行って、ドイツリートの演奏を聴かせるという番組がありました。
最初は歌っていたのですが、今歌っていたシューベルト「冬の旅」から<菩提樹>の楽譜と自分の演奏の録音を渡して、翌日までにみんなの前で歌えるようにしてきなさい、と厳しい口調で言いました。
小学校といっても国立の付属校、子どもたちは真摯に受け止めていたようです。
そして実際にドイツ語で、声は小さかったけれどさすがですね!歌ってきました。
小学校6年でたいしたもんだなあ、と思っていましたが、「君たちは深いものを知らねばならない」とか「なんでも答えが出るものではない」と芸術の<深さ>を熱心に話していました。
あーあ、いやだなあ、O氏の態度!シューベルトってそんなにインテリジェンスを要求されるものなの?原語のドイツ語で「自分で努力して歌えるようになる」ことって、何がわかるの?って。
「菩提樹の下で恋人たちが語らっていたけれど、女性は他の男のもとに走る。捨てられた男は冬に旅に出る。僕はこの歌を歌っていて涙が浮かぶんだ。君たちもこうした深いものをわかろうとしなければならない」ってなことを言っていたけれど、私は御免だね。
こんなにえらそうに言われて歌えるか!
それにドイツ語でいきなり丸暗記で歌わせるより、詩の朗読をたとえ一行でもいいからさせて、一段でいいからそのドイツ語で歌ってもいい、でもどうして「冬の旅」なの?
もっと歌いやすい「のばら」とか、たくさんあるではありませんか。
ドイツリートは詩の心をメロディーにのせて歌うもの、O氏の声は揺れに揺れ、もはや野球でいえば「ボール」ばかりのもの。「ストライク」なんてないんだからね。
その「ボール」が深いの?
だったらF・ディスカウやもっと甘いシュライヤーのテノールで聴かせたほうがいいですよ。それにどうしてO氏は横柄で傲慢に話しているように思わせるのでしょうか。
さっぱりわからない番組内容でした。
音楽の美しさは自然に感じさせてよ!
最初は歌っていたのですが、今歌っていたシューベルト「冬の旅」から<菩提樹>の楽譜と自分の演奏の録音を渡して、翌日までにみんなの前で歌えるようにしてきなさい、と厳しい口調で言いました。
小学校といっても国立の付属校、子どもたちは真摯に受け止めていたようです。
そして実際にドイツ語で、声は小さかったけれどさすがですね!歌ってきました。
小学校6年でたいしたもんだなあ、と思っていましたが、「君たちは深いものを知らねばならない」とか「なんでも答えが出るものではない」と芸術の<深さ>を熱心に話していました。
あーあ、いやだなあ、O氏の態度!シューベルトってそんなにインテリジェンスを要求されるものなの?原語のドイツ語で「自分で努力して歌えるようになる」ことって、何がわかるの?って。
「菩提樹の下で恋人たちが語らっていたけれど、女性は他の男のもとに走る。捨てられた男は冬に旅に出る。僕はこの歌を歌っていて涙が浮かぶんだ。君たちもこうした深いものをわかろうとしなければならない」ってなことを言っていたけれど、私は御免だね。
こんなにえらそうに言われて歌えるか!
それにドイツ語でいきなり丸暗記で歌わせるより、詩の朗読をたとえ一行でもいいからさせて、一段でいいからそのドイツ語で歌ってもいい、でもどうして「冬の旅」なの?
もっと歌いやすい「のばら」とか、たくさんあるではありませんか。
ドイツリートは詩の心をメロディーにのせて歌うもの、O氏の声は揺れに揺れ、もはや野球でいえば「ボール」ばかりのもの。「ストライク」なんてないんだからね。
その「ボール」が深いの?
だったらF・ディスカウやもっと甘いシュライヤーのテノールで聴かせたほうがいいですよ。それにどうしてO氏は横柄で傲慢に話しているように思わせるのでしょうか。
さっぱりわからない番組内容でした。
音楽の美しさは自然に感じさせてよ!