ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

アントニエッタ・ステッラの名演DVD

2009年09月21日 | オペラ
昨夜、1967年のイタリアオペラ来日ライブのヴェルディ「仮面舞踏会」のDVDを鑑賞しました。
このDVDはよく観ていたのですが、何度観ても当時の歌手の充実に心が躍ります。中でも名花アントニエッタ・ステッラの歌う本格的なヒロインを聴いたり観たりできるのですから。

調子は良くなかった、と本人が気にしていたといいますが、今の歌手にはとてもとても・・・登場したときからその声の威力はメッゾと十分に張り合い、しかも低音の底力はソプラノながらメッゾの声といってもいいほど、高音はただ高い声を聴かせるだけでなく、その音色に悲劇性がこもっています。
ひとつひとつのフレーズも説得力があり、卓越した名演技が演劇と音楽がみごとに一致し、ただならぬ雰囲気をつくっています。

そして至宝の名テノール、ベルゴンツイとの二重唱、これは絶妙な表現です。
アンサンブルでも彼女のスタイリッシュな表現は、場面に深みを感じさせます。
カラスの劇的な声とテバルディの説得力とを兼ね備え、さらに気品が漂って、憂いのあるハーフトーンの見事さ、ヴェルディを歌うことがいかに声や体力を消耗するか、よく知っている今は、なにげなく歌っているように見えるステッラの実力に感動してしまいます。

NHKには「アイーダ」「トロヴァトーレ」「西部の娘」「慈善演奏会」などフィルムがあるはずです。
DVDでこのような大型ソプラノを堪能したいですし、ぜひ発売してほしいものです。
コメント (2)
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父の気分転換を考える

2009年09月21日 | 生活・介護
  
このごろイライラしている父のことで、パンダ夫人は「積極的に外へ出したらどうかなあ」と言います。
今まで暑さと新型インフルへの恐れ、そして父がバランスをとれないで歩行中に支えきれないで、ボンベを道に放り出してナントカ帰宅させたこと、などがあり、通院以外は(通院はタクシー)家で過ごしていました。

朝夕は涼しくなってきたし、私の腰痛もよくなってきて、そろそろ散歩させよう、と思います。
いつもパンダ夫人はいいことを言います。

昨夜も家事が済んでからブログを書こうとして、速度の遅さに(20分以上かかる)とてもできませんでした。ひとつの画面に20分なので、夜は混むのでしょうね、アメリカもパソコン使う時間ですし、これから昼間に書くようにします。

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