<エジプト>軍介入の公算大 「最後通告」を政権拒否
毎日新聞 7月2日(火)22時1分配信
エジプト情勢が緊迫している。就任1年を迎えたモルシ大統領の退陣を求めるデモが大規模化し、国軍は1日、事態収拾のため48時間以内に「国民の要求」に応えるよう大統領や野党勢力に求めた。だが大統領は軍の「最後通告」を拒否。反政権派も政権との対話には否定的だ。一方、2日までに5閣僚が辞任し、政権も混乱。軍は3日にも政治介入に踏み切る公算が大きいが「クーデターの意思はない」とも強調しており、対立の解消につながるかは不透明だ。【カイロ秋山信一】
「誰もが国民の声を聞いた。彼らの要求に応えなければならない」。1日、国営テレビを通じて約4分間の声明を発表したシシ国防相は、反政権デモへの連帯を強調した。カイロだけでも数十万人規模になった6月30日のデモを「世界が注視する中、前例のない平和的なデモだった」と称賛。与野党の政治勢力に対して、48時間以内に「国民の要求」に応じなければ政治介入すると警告した。
軍による介入宣言の背景には、政権支持派と反政権派の衝突への懸念が大きい。30日夜、大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の本部が暴徒化した反政権派に襲われ、8人が死亡。同胞団は反発を強め、カイロ近郊の集会場ではヘルメットや金属製のこん棒を装備したメンバーが気勢を上げた。
☆ エジプト情勢について、吉村作治氏がツイッターで伝えています。
グリーンの字は日本国内のことです。
吉村作治 @SakujiYoshimura 15時間
エジプトでの発掘作業はしばらく休止することにしました。政情不安と夏場のラマダン月での民心の消耗に対応するためです。隊員は続々と帰国してもらっています。一昨年のエジプト革命の時より規律はとれていますが半数の国民がカイロを離れはじめていることを見ますと、大混乱が起きるかもしれません。
吉村作治 吉村作治 @SakujiYoshimura 15時間
つい最近エジプトから帰国しましたが、私が出国前は軍が大統領か反政府側のどちらにつくか決めかねていたのですが、今日の最新情報では反政府側についたようで、もし大統領が辞任しなければクーデターまたは軍管理の臨時内閣を作って政治の立て直しをするようです。結局行き着くところは軍なんですね。
吉村作治 吉村作治 @SakujiYoshimura 6月30日
中国と韓国が日本包囲網を作っているそうですが、包囲されていません。北太平洋にひとつ国を作れば別ですが。そんなことをしているうちに、日本はアセアン、南西アジア、ロシアと組めば東の米国をプラスして、中韓を包囲できるのです。安倍首相もそのつもりでしょう。
吉村作治 吉村作治 @SakujiYoshimura 6月30日
尖閣の話をマスコミを使ってしゃべるのをやめてください。凍結とか棚上げとか公の場で言っても意味はなく、中国を喜ばせるだけです。外交ではしっかりと交渉してもらうとして、我々は知らんぷりすべきです。水掛け論をしている場合じゃないんです。愚かな国有化ですから、いつかはこうなるんです。
吉村作治 吉村作治 @SakujiYoshimura 6月30日
政治家の失言は、位が上がって嬉しくなってついっていうのがほとんどだと思いますが、何ですか、鳩山元首相のひどさは。ああいう人をひとときでも首相にしていた日本人であることを恥じます。氏は民主党の創立者、やっぱり民主党はだめですね。根っこが腐ってる。
吉村作治 吉村作治 @SakujiYoshimura 6月30日
エジプト情勢が緊迫しています。27日にエジプトを出国しましたが、ものすごく張りつめたような空気を感じました。
大方の予想は最後は軍が出て治まるだろうとのこと。
しかし、軍の上層部はムスリム同胞団ですが、下は庶民。
今回は庶民が怒っています。