日本が誇る国士学者、石井望長崎純心大学准教授が歴史的な史料を英国の著名紙「ガーディアン」の1885年の記事から発見。石井先生は本当に何度も日本の国際的立場を救ってくださっている。
八重山日報の記事をご紹介します。(記事の文を転載しました)
明治18年(西暦1885年)、上海「申報」に、台湾の東北側の島に日章旗が立てられていることを問題視する記事が出ました。現チャイナはこれを尖閣だと主張しています。
上海で早くも問題視されたのだから、日本による編入は不当だ、という理屈です。しかも明治政府は上海の報道を懸念して尖閣編入を延期したのです。
私も初めは騙されたのですが、実際に記事中に尖閣だとは書いてありません。この記事は上海のイギリス人による英字紙「上海マーキュリー」から転載されたもので、原記事は失われています。
しかし近年、尖閣研究の第一人者國吉まこも先生が、朝日新聞の同年九月二十二日に同記事を詳しく転載してあることを発見しました。
そこには問題の島が宮古八重山諸島だと明記されていて、現チャイナの主張は消えました。
明治政府はこの五年前に八重山を清国に割譲する怖ろしい交渉をしたので(本連載第十四回)、英字紙の報道により八重山問題が再燃することを懸念したのです。尖閣そのものを懸念したのではありません。
「上海マーキュリー」の記事は失われましたが、英国の新聞に転載されているはずだと思い、データベースを繰り返し検索しましたが見つかりませんでした。
今、私は政治外郭団体の尖閣研究補助によりロンドンに来ています。この機会に現地の新聞から見つけたいと思い、新たに検索してみると、著名紙「ガーディアン」の中に見つかりました。
日本が朝鮮巨文島の情勢を懸念して宮古八重山の防衛を堅めたことを記述しています。朝日及び申報と合致しているので、情報が十月末までにロンドンに伝わったのだと分かります。やはり尖閣ではなかったのです。十一月四日の地方紙「ダービー・マーキュリー」第八面にも転載されています。ガーディアン原紙は今すぐ大英図書館で見ることができますが、保存の見地からデータベースの図像を利用しましょう。
ガーディアン、1885年10月31日第七面。
Loochooは琉球です。
八重山日報、内容は上記の通りです。今回は新情報をお知らせしましたが、ここに至るまでの経過は石井先生のサイトに書かれています。http://senkaku.blog.jp/archives/46097100.html
ブログのティールーム
Schumann Piano Concerto - Argerich, Ozawa, New Japan Phil (Live, 1981)
Martha Argerich, Seiji Ozawa, New Japan Philharmonic
Tokyo Bunka Kaikan, 4 Apr. 1981
Schumann: Piano Concerto in A minor
石井先生のサイトに名ピアニストのマルタ・アルゲリッチの演奏のことが書かれていました。
http://senkaku.blog.jp/2018030175137750.html
尖閣精神盡在此中。它決不是現代領土爭端。
Martha Argerich, Seiji Ozawa, New Japan Philharmonic Tokyo Bunka Kaikan, 4 Apr. 1981 Schumann: Piano Concerto
神矣。FM東京、記憶猶在。
參考:
http://www.est.hi-ho.ne.jp/soundlodgeibuki/conproB.html
http://blog.goo.ne.jp/hirochan1990/e/c759952aa4f7a26a8b6fedc9806a3ef7
本日はアルゲリッチの名演奏、小澤征爾の指揮でシューマンのピアノ協奏曲をどうぞお聴きください。