★ この事件は安倍総理に近いといわれるジャーナリストの山口氏が中心人物であっただけに異常な反響だった。
実は私は「山口氏に問題多い」とFBに書き込みをしたら、多くの女性から猛反発をされたことがある。
そのほとんどがカチコチの安倍信者たちで女性もかなりいた。
反論どころか「批判は許さない」という攻撃的でその誰もが同じような文句を繰り返していた。
気味が悪くなってその場をスルーせざるを得なくなった。話ができない状態だったからである。
そして18日の裁判では伊藤さんが勝利した。当然であろう。
なぜかこの件が「政治的な争いの場」となっていて、事件そのものから大きく離れているような気がしたのだった。
そして裁判では伊藤さんが勝った。
山口氏は控訴するそうだが、勝ち目はないだろう。新しくそのホテルのドアマンの証言が加わったので下記に転載した。
“総理ベッタリ記者”こと山口敬之元TBSワシントン支局長、そして彼に「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんとの間で係争中の損害賠償訴訟の判決が言い渡された。山口記者の主張を全面的に退け、詩織さんに330万円の支払いを命じる勝訴。闘いは控訴審に持ち込まれた。そこでカギになる、葬られていた「ドアマンの供述調書」とは――。
山口記者は、今年2月、詩織さんを相手取り、「名誉を毀損し、プライバシーを侵害した」として、1億3000万円の損害賠償を求めた。詩織さんは2017年9月、「支局長の立場に乗じ、就職斡旋をチラつかせ、レイプした」と、山口記者に1100万円の損害賠償を請求していたから、彼は「反訴」したことになる。 今回の結果を受け、山口記者側の控訴は必至。控訴審での帰趨を決するのが、ある陳述書の存在だ。陳述書の作成者は、事件のあった東京・白金のシェラトン都ホテルに勤務し、事件当夜の15年4月3日、ドアマンとしてエントランスに立っていた人物である。 ドアマンは、陳述書を提出した理由について、 〈裁判所から何の連絡もないまま、もうすぐ結審するというニュースを知り、このままでは私の見たことや私の調書の存在は表に出ることなく葬り去られてしまうと考え、9月末に伊藤詩織さんを支える会に連絡をし、ようやく伊藤さんの代理人に連絡が取れ〉たからだと綴っている。 もっとも、裁判は10月7日に結審してしまっていたため、弁論再開の手続きを求めたが、認められず。つまり、今回の裁判官の判断に、ドアマンの陳述書は1フレーズも考慮されていない。 ここで、事件当日から係争に至る経緯を駆け足で振り返っておこう。 15年4月3日、TBSのワシントン支局長だった山口記者が一時帰国した折、TBSに働き口を求めていた詩織さんと会食。山口記者のホームグラウンドである東京・恵比寿で2軒目までハシゴしたところから意識を失った彼女は、その後タクシーに乗せられた。タクシーはシェラトン都ホテルへ。山口記者の部屋へ連れ込まれ、翌日未明、性行為の最中に目が覚めた。 4月30日に警視庁高輪署が詩織さんからの刑事告訴状を受理。捜査を進めた結果、裁判所から準強姦容疑で逮捕状が発布。6月8日、アメリカから日本に帰国するタイミングで山口記者を逮捕すべく署員らは成田空港でスタンバイ。しかし、その直前に逮捕は中止。捜査員は目の前を行く山口記者をただ見つめることしかできなかった。中止の命令は、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3・官房長の中村格氏によるもので、彼自身、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と週刊新潮の取材で認めている通りである。中村氏は菅義偉官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得てきた。総理ベッタリ記者逮捕の中止命令をする一方、安倍首相元秘書の子息が仕出かした単なるケンカに捜査一課を投入するという離れ業もやってのけている。 官邸絡みのトラブルシューター、守護神・番犬たる部長。その命を受け、捜査の仕切り直しを担った警視庁本部からの書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後の16年7月に不起訴を判断。詩織さんは17年5月、検察審査会に審査申し立てを行なったものの、9月に「不起訴相当」の議決が出ている。 高輪署からドアマンに、「本件で話を聞きたい」とアプローチがあったのは、事件から少し経った頃だった。まだ逮捕状は出ていない。やってきたのは高輪署の強行犯係の刑事ら二人だ。 ドアマンの頭に当日の光景が生々しく蘇ってきた。聞かれもしないのに山口記者の風采を話し出した彼に捜査員は虚を衝かれたことだろう。 「記憶力があまり良い方とは言えない」――。ドアマンは自身を分析し、捜査員にこう打ち明けている。そんな彼がどうして「15年4月3日のこと」を詳細に覚えているのか。それは、「ドアマン生活の中でも忘れられない出来事だったから」
女性が不本意に連れ込まれていると…
二人が乗ったタクシーがホテルの玄関前に滑り込んできた時、ドアマンは後部座席の左側のドアの方へ出向いた。陳述書にはこうある。
〈その時に手前に座っていた男性と目が合い、怖い印象を受けました。そして、奥に座った女性に腕を引っ張るようにして降りるように促していた〉詩織さんは運転手に「近くの駅まで」と言ったが、山口記者は「部屋を取ってある」と返し、タクシーは彼の指示に従ってここまでやってきたのだ。〈女性の方は(中略)「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様なことを言っていました。当初、何となく幼児の片言みたいに聞こえ、「何があったのかな」と思っていたら、車内の運転席の後ろの床に吐しゃ物がありました〉
山口記者は詩織さんの腕を引っ張って、無理やり車外へ連れ出そうという動きを取る。
〈女性は左側のドアから降ろされる時、降りるのを拒むような素振りをしました。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」とまだ言っていたので、座席にとどまって車内を掃除しようとしていたのか、あるいはそれを口実に逃げようとしているのか、と思いました。それを、男性が腕をつかんで「いいから」と言いました〉
〈足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」という様な言葉を言っていましたが、そのままホテル入口へ引っ張られ、「うわーん」と泣き声のような声を上げたのを覚えています〉
〈客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました〉
山口記者が主張する“合意の上だった”とは真っ向から対立する証言だ。
詩織さんは裁判後の会見でこう語った。
「ひとつのピリオドをつけられたと思います。しかし、勝訴したからといって私が受けた傷はなかったことにはなりません」
12月19日発売の週刊新潮では、控訴審でカギを握る陳述調書のより詳しい内容を報じる。
「週刊新潮」2019年12月26日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191218-00598915-shincho-soci&p=1
★★ 転載しながら私も気分が悪くなった。その場の様子をドアマンがしっかり見ていて「ドアマン生活の中でも忘れられない事件」と言っているのだ。
私は伊藤さんを擁護しているのではない。山口氏のあまりにも下劣な行動に、そしてそれを正当化する安倍信者をはじめ、「保守」と名乗る多くの人や安倍に近い評論家たちにあきれているのだ。
私がFBのあるサイトに思ったことを書くと一斉に抗議に来た。
そして私を納得させようとしたのか伊藤さんを口汚く罵った。それもものすごい剣幕の女性が多かった。
その人たちには「話ができない」狂乱状態を感じた。また例のme tooの人たちの被害者意識を強調した意見も嫌で、これもゴメンだった。
ごく普通に意見を書き込むこともできない状態だったこと、しかし伊藤さんが裁判で勝つのは当然と思っていた。
山口氏のようなことをしていて、一般社会では受けいられないことも明白なのに、この人は保守のyoutubeやその他、執筆も続けていた。私は極度の被害者意識を武器にする女性団体(主に左派)、また厚顔無恥な理論を振り回す「安倍信者」「ホシュ」にはどちらも嫌悪を持っていた。また山口氏がFBに書いた弁明の文に安倍昭恵氏が「いいね!」をクリックしたことも恐れ入る。(安倍昭恵氏は立花氏がN国党ではじめて参議院に当選した時も祝辞を送っていた。立花氏が動画であきらかにしたのでわかった。この女性を賢婦人などという人はいないだろう。)
そしてFBの「ホシュ(安倍)側」(安倍は決して保守ではないが)、が裁判を批判している書き込み記事に、H氏が真っ当なコメントを書いているのを見て、ホッとした。私が書いたコメントがこれである。
この件について「政治的背景」その他が騒々しいですが、私個人はH氏のご意見に同感です。特にここです。・・・安倍信者の特徴って、論理とかを完全に離れて、ただ単純に味方と敵に分けて、あとは味方についてはレイプしようが何をしようがほめたたえて、敵は何をしても叩く。ただそれだけしか判断基準がなくなっているように見える。
これは政治全般にも言えることだ。安倍批判をすると「あなたは安倍首相を降ろすつもりか」「今、安倍首相を降ろして誰がいる?」ということをハンで押したようにいう。
ここまで甘やかし、安倍が批判されたら「全否定」されたように過剰反応する、決して安倍に善処を望まない。
批判した者に対して「批判」するのみである。
安倍さんは「習近平を国賓に」という国民が全く望まないことを「全国民が待っている」と大嘘をつき、「桜を見る会」の大混乱のうちに左派と結託したかのように「日米貿易協定」を決めてしまう。そういえば「モリカケ」の大騒ぎの時にも、「移民法」その他悪法を通した。いつまでも「モリカケ」「桜を見る会」で被害者ぶりながら「もっと大事なことがあるのに」と言いながらちゃっかり悪法を通してしまう、国民に一切説明していない、などやりたい放題で私は嫌悪感でいっぱいである。
河野太郎防衛相、ドーハで演説「侵略者は代償を支払う」中国の軍事活動に警告
2019年12月18日 12時15分
日本の河野太郎防衛大臣はカタールで演説し、「中国は自らの秩序に合っていないとの見方から、南シナ海の現状を一方的にかつ高圧的に変えようとしている」とし、自国の境界以上に勢力を拡大する「侵略者は代償を支払う」と強く警告した。河野大臣はまた、「法治は、中国を含む国際社会の共通の価値であり、世界の安定と安全に欠かせない」が、「中国は不透明かつ急速に戦力強化を進めている」として、不快感を表した。
日本の河野太郎防衛大臣は12月中旬、カタールのドーハで開かれた「第19回ドーハ・フォーラム」で演説し、中国の南シナ海における活動に対して憂慮すると述べた。また、自国の境界以上に勢力を拡大する「侵略者は代償を払わなければならない」と強く警告を発した。
河野防衛相は18日に中国を訪問し、魏鳳和・国防相と会談する予定。日本のNHK国際放送は14日、河野防衛相はドーハで、中国の南シナ海での活動に言及したと報じた。防衛相は、「中国は自らの秩序に合っていないとの見方から、南シナ海の現状を一方的にかつ高圧的に変えようとしている」と述べた。
また、「中国は透明性を欠いたまま、急速に軍事力の強化を進めている」とし、核能力とミサイルの開発を注視しているとした。「法治は、中国を含む国際社会の共通の価値であり、世界の安定と安全に欠かせない」と述べた。
河野太郎防衛相は「侵略者は代償を払う必要がある」と述べ、自国の境界以外に勢力を拡大しようとする一部の国の動きに警告を発した。中国を念頭にしているとみられる。
国際法上、南シナ海の大部分はベトナムの主権下にある。しかし、中国政府はこれに反対し、フィリピン、マレーシア、台湾の海岸に至る水路はすべて中国のものだと主張している。この主張は2016年、国際仲裁裁判所で退けられた。
南シナ海は世界で最も交通量の多い航路の一つ。年間の輸出入を合わせた貿易額は20兆ドルにおよぶとされる。
サウスチャイナ・モーニング・ポストは、河野太郎氏は安倍首相に継ぐポスト首相と報じている。魏鳳和・中国国防相との会談が予想される前、今回のドーハにおける談話を発表した。中国の習近平国家主席が来春に訪日する予定で、安倍首相は日中関係について「正常な軌道に戻った」と表現している。
このたびの日本の防衛大臣による強硬発言について、米シンクタンク・スティムソンセンターの東アジアおよび中国担当主任の孫韻氏は、「中国と南シナ海の問題に関する立場および日本政府の一貫した立場は、変化しないだろう」とボイス・オブ・アメリカの取材に答えた。
孫氏は、さまざまな安全保障フォーラムで、日本の防衛省と日本政府の態度は常に明確だとした。
令和元年の防衛白書および外交青書には、いずれも「中国による透明性を欠いた軍事力の拡大や東シナ海等における一方的な現状変更の試み、および軍事活動の拡大・活発化は、地域・国際社会共通の懸念事項」と記している。
テンプル大学ジャパンの国際関係学教授・村上裕美氏は、サウスチャイナ・モーニング・ポストの取材に対し、「中国はどこへいっても我が物顔のままでは許されない」という、中国に対する警告だと分析した。これは、多くの国際政治学者の認識だと付け加えた。
今回の河野防衛相のスピーチは、日本とインドの安全保障対話前に発せられた。村上氏は、中国が勢力を拡大するインド太平洋地域において、日本はインドとその他の国と連携することが必須だとした。
中国外交部、国防部および中国の官製紙は、今回の日本の河野防衛相によるドーハ談話について、公式コメントを出していない。
(翻訳編集・佐渡道世)
画は「愛国画報」のブロガー、yohkan画伯の作成
河野大臣、よく言った!!安倍は河野大臣を外務大臣から降ろそうとして、それを察知した多くのネット民が怒った。それで防衛大臣になったときく。もうわけのわからないバカな総理は不要、もちろん反日野党も不要!! しかし河野氏が首相になるには頭脳抜群の熟年軍師を付けよ!!例えば奥山篤信・稲村公望氏など。
(おふたりは受けないと思うけれどせめて「三顧の礼」をしてみればどうか?)