ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

金王朝は崩壊間近か「4つの敵」とは?/韓国大統領支持率が伸び、誤差範囲内に

2025年01月13日 | 政治

「金王朝は崩壊間近か」金正恩の“神格化”に着手した北朝鮮を苦しめる「4つの敵」

第1の敵は、四半世紀前と変わらない日米韓など自由主義諸国だが、それほど難敵とは言えないだろう。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によれば、北朝鮮は2024年1月時点で約50発の核弾頭を保有する。韓国を狙う戦術核ミサイルの発射訓練も繰り返している。冷戦時代の再来という僥倖にも恵まれた。中国は米国に対抗するカードとして北朝鮮の崩壊を望まないし、ウクライナに侵攻したロシアは北朝鮮から大量の砲弾を購入している。外圧によって北朝鮮が崩壊することはない。

 それ以外の敵は厄介だ。第二の敵「金主(トンチユ)」と呼ばれる新興富裕層だ。
1990年代の「苦難の行軍」で、北朝鮮の配給制度が一部を除いて崩壊。金主たちは代わりに発達した市場で金を儲け、運輸や建設、漁業など様々な事業に進出している。

  この結果、山間部など流通網が弱い地域で餓死者を出したほか、北朝鮮の経済成長が鈍化する事態を招いた。

 第3の敵「地方」だ。平壌市民には特別の「公民証」が発給され、地方の市民は許可証がなければ、平壌に入ることを許されない。地方の農産品や鉱物、水産物などはすべて国が収奪する。

国に期待感もない代わりに忠誠心もない

 地方では、一生を生まれた場所で過ごす人も珍しくない。電気、水道、ガスなどが整備されておらず、文化的な生活は望めない。「自動ドア」「エスカレーター」「動く列車」を見たことがないという人も多い。地方では国に期待感もない代わりに忠誠心もない人が増えている。

 新たな産業工場が建設されても、原材料や工場を運転する電気や水、生産品を運ぶ交通網などの問題が解決されていない。被災者を一時的に救済しても、河川の整備や山林の緑地化など根本的な災害対策事業の見通しは立っていない

 そして、最も恐ろしい第4の敵「若者」だ。若い世代の人々は、密貿易でもたらされた韓国や米国の音楽、映画、ドラマなどに親しんで育った。若い人々に、北朝鮮当局による「北朝鮮は地上の楽園」という宣伝文句は通じない。

韓国に飲み込まれるという恐怖感

 米国や韓国などのドラマを視聴したり、広めたりする行為を処罰するほか、韓国の言葉や服装を真似ることも禁じた。

 また、韓国外交部は2023年12月、北朝鮮が在スペイン大使館など7つの在外公館を閉鎖した事実を明らかにした。外交官らが外国の情報や文化を北朝鮮に持ち帰る事態を憂慮した措置とみられる。

 そして2023年末、金正恩氏は韓国を「敵対的な二国家の関係」と位置づけ、平和統一政策を放棄した。韓国を敵と位置付けなければ、北朝鮮市民が韓国の影響を受け続け、いずれ韓国に飲み込まれるという恐怖感が背景にある。(ニュースから抜粋。全文は下線のタイトルをクリックでご覧になれます)

その他・・・
中国から戻った北朝鮮貿易代表部数百人、外貨獲得のためロシアに再派遣の動き

「ウクライナで暮らしたい」 北朝鮮兵捕虜の動画公開

韓国では・・・

韓国警察が大統領警護庁トップ代行の拘束令状を請求 一部世論調査で尹錫悦大統領の支持率40%に回復…弾劾反対派も増加傾向に

韓国政党支持率 与党40.8%・最大野党42.2%=4カ月ぶり誤差範囲内

ブログ主・・・何か変わったことを述べようと息まく評論家や活動家らのYouTubeなどを見ていると、何と一方的でセクト的な内容が多いことか。
「こうでなければならない」という決まり文句で押し付けてくる。
その中には世界的・歴史的な地点から何もない、ただ自分のいる組織の上から「こうであるべき」と、またそれを推し頂き、他の意見を攻撃的に押しつぶそうとしている。
柔軟な考えがどんどん消えていき、このままでは常に勇ましいことを羅列して、日本の国の実態などおかまいなしだ。ついでに国民の命も自衛隊の命も、モノとしか思っていないような偏向。
日本は戦える国ではない。また自衛隊員や若者の命も粗末にしてはならない。
あれほど熱狂していたウクライナも今や厭戦気分で逃亡する兵士も後をたたない。当然だ。
また汚職もかなりあるのは戦争を商売にしているのでは、避けられないことだ。破壊を生む戦争は避けるべきだ。
・・・これを書くのも私はかなり気をつかっている。立派なことを言うのは簡単だ。
しかし自分の意思には正直にありたい。

正直に書いているだけだ。これを書くのには付和雷同でなく、強い判断が必要なのだ。
中国と話ができる政治家は話をすべきで、トランプを批判する政治家は堂々とすべきだ。
ジャイアンと国は語れない。「今だけ」という発想で戦争を美化してはならない。
NO!!と言うべき時は(こんな私でも)そう言わねばならない。

ブログのティールーム


ヨナス・カウフマンはヴァーグナー歌手だが、なぜかイタリアンソングは上手い。
ベルカントではないが、好きなように歌っている。この「カルーゾ」という歌は、20世紀前半に世界最高のテノール歌手であるカルーゾが、病を得て故郷のナポリを思う内容である。
そしてこの曲の高音はナポレターナが得意なパヴァロッティもうまく歌えないのだ。
しかしこの怖いもの知らずなドラマティックテノールは声楽的欠陥はあるにしろ、この曲にかけては最高だ。イタリア語も上手い。

Jonas Kaufmann - Caruso

歌詞対訳

Qui dove il mare luccica,
E tira forte il vento
Su una vecchia terrazza
Davanti al golfo di Surriento
Un uomo abbraccia una ragazza,
Dopo che aveva pianto
Poi si schiarisce la voce,
E ricomincia il canto.

光輝く海に
一筋の風が吹きすさぶ
そんな場所で
ソレントの海にのぞむ古びたテラスに
少女を抱きしめる男がひとり
ひとしきり少女が泣きはらした後
男は声の調子を整え
またその唄を歌い始めた

Te voglio bene assaje,
Ma tanto tanto bene sai
è una catena ormai,
Che scioglie il sangue dint’ ‘e ‘vvene sai.

とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう

Vide le luci in mezzo al mare,
Pensò alle notti là in America
Ma erano solo le lampare
Nella bianca scia di un’elica
Sentì il dolore nella musica,
Si alzò dal pianoforte
Ma quando vide la luna uscire da una nuvola
Gli sembrò più dolce anche la morte
Guardò negli occhi la ragazza,
Quelli occhi verdi come il mare
Poi all’improvviso uscì una lacrima,
E lui credette di affogare

海に見えた光に彼は
かつてのアメリカの夜を思い浮かべてみた
だがそこには
漁船のともしびと
スクリューが残した白い波しかなかった

聞こえてくるピアノの調べにさえ
彼は痛みを覚えた
だが雲間に覗いた月に目を向けてみると
死ぬことも甘美に思えてくる

少女の瞳に
海の碧さを見て取った
一筋の涙がこぼれふと気づく
自分が泣いているのだと

Te voglio bene assaje,
Ma tanto tanto bene sai
è una catena ormai,
Che scioglie il sangue dint’ ‘e ‘vvene sai

とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう

Potenza della lirica,
Dove ogni dramma è un falso
Che con un po’ di trucco e con la mimica
Puoi diventare un altro
Ma due occhi che ti guardano
Così vicini e veri
Ti fan scordare le parole,
Confondono i pensieri
Così diventa tutto piccolo,
Anche le notti là in America
Ti volti e vedi la tua vita
Come la scia di un’elica
Ma sì, è la vita che finisce,
Ma lui non ci pensò poi tanto
Anzi si sentiva già felice,
E ricominciò il suo canto

偉大なるオペラの力よ!
舞台の上では何もかも作り物
ほんの少しの化粧と顔真似のおかげで
まるっきり別人になれるのだから
けれどもあなたを見つめるふたつの瞳が
近いほど、確かなほど
次に何を言おうかとセリフを忘れさせ
心を乱してゆく

いまや何もかもが意味を失った
あのアメリカの夜にいてもなお
あなたは振り返って見つめていた
船が残した白い波に
自分の人生を浮かべて

いまや人生が終わりを迎えつつある
しかし彼には心残りなどなく
むしろ幸福すら感じている
そしてまた唄が、彼の歌が始まった

Te voglio bene assaje,
Ma tanto tanto bene sai
è una catena ormai,
Che scioglie il sangue dint’ ‘e ‘vvene sai

とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう





コメント (2)
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