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2014年05月27日 | 政治

バングラデシュに最大6000億円支援の「大判振る舞い」
  ミャンマーやインドより多いけれど、なにか隠れた戦略でもあるのか?


 驚いた。
 対バングラデシュ経済支援は「最大6000億円」。インフラ整備などに当てられる。バングラデシュはミャンマー、インドに次いで「日本企業専用工業団地」を造成する。
 それにしても、この巨額の援助、「向こう五年、最大で」という条件はつくものの、破格である。

 これまでにも有償援助では人材育成プロジェクト、水道整備、都市部総合開発支援、橋梁工事、北部総合開発などに当てられ、無償援助で最大は食料援助だった。

 安倍首相は隣国インドを二回訪問し、北東部のインフラ整備にも支援を表明したとき、プログラムの内容を聞いて驚いた関係者が多かった。理由は「北東部」はダージリン、アッサム地方のインフラ整備支援だが、じつはバングラデシュより北東部、つまり中国と国境紛争が係争中の地帯だからである。

 ミャンマーへの支援も破格だった。
過去の累積5000億円を「チャラ」として、新たに910億円。これでティワナ工業団地を造成し、日本企業が大挙進出する道筋が示された。
 ついでにいえばパキスタンに4500億円。某国へ○○億円
これらはすべて「戦略的」目的から派生したプログラムであり、当該国の民政と経済の安定支援である。

 5月26日、来日中のハシナ首相は天皇陛下に拝謁。陛下は「民政の安定」をおたずねになったという。
ハシナ首相は「経済も安定し、成長率は6%で、貧困率が低下した」と答えた。
 同日、午前中にも安倍首相、岸田外相らと会見、夕刻には首相主催の晩餐会歓迎行事が行われた。
 
 バングラデシュは日本の五分の二ていどの国土面積に一億六千万人が住むという世界一の人口密度が高い国で、しかも国土の三分の一は湿地、洪水と台風で水につかるのは日常茶飯。貧困から抜け出すのは容易ではなく、日本企業の進出は遅れている。

 バングラデシュへ最大の支援国は、かの中国。専用工業団地も造成し、おもに繊維産業への投資が目立つ。
中国のアパレル企業が雇用しているバングラデシュ女工はおよそ百万人と言われる。
 となればバングラデシュへの破格の経済支援の背景にある政治的動機は説明するまでもないだろう。

★ バングラディシュは外地で日本の自衛隊を警備していると読んだことがある。
  細かいことはわからないが、これも中国への牽制もあるのか。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (edwalker)
2014-05-27 11:40:20
おはようございます。BELLAさん。

意味は分からないけど、支那包囲網の一つでしょうね。何か鉱物資源でも見付たんでしょうか。

支那崩壊も年内予測が多くなってきましたね。いよいよ断末魔で暴れだすんでしょうか。とても心配です。

そういや、スキヤや和民がバイトを集められなくなったのはブラックもあるが、支那人の不法滞在摘発がテキメンとの見方もあります。

となると移民云々はこいつらの発案かも・・・もう退場して欲しい企業。
返信する
バングラディシュ (Edwalkerさまへ)
2014-05-27 19:17:43
バングラディシュは大変貧しい国とききますが、
確か南スーダンで自衛隊を護っています。
日本に対して好感を持っているようです。
宮崎正弘さんはお金の桁が大きいのでビックリ
されたのでしょう。
シナ包囲網と思いますが、他にも日本企業を誘致
したいのでしょうか。
はじめて知ったので載せました。
返信する

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