いつもテレビを見ない私がふとしたことで観た番組、教育テレビ午後10時からの放送で『日本人は何を考えてきたのか』、これは要点をブログにアップしようと思ったのですが、ずっとメモをとって観ることができない状態で、それを書いたサイトを読んだりしていました。
今日は第2回、「自由民権、東北で始まる」です。
先週は「福澤諭吉と中江兆民」で、みごたえありました。
福澤諭吉の脱亜論、調べて納得でした。ちょっとここへ転載しておきます。
第1回 日本はどこへゆくのか~福沢諭吉と中江兆民~
黒船来航によって開国させられた日本。文明世界を初めて見た日本人は何を考えたのか。明治日本を代表する二人の思想家・福澤諭吉と中江兆民の欧米での体験を探ろうとモデルの知花くららさんがアメリカ、フランスを訪ねる。
Good0詳細を見る 幕末、米欧を訪れた福澤はイギリス流の二大政党による議院内閣制に注目。一方、岩倉遣欧使節団でフランスに留学した中江はルソーに影響を受け、直接民主制を民主主義のモデルと考えた。しかし、政府は伊藤博文・井上毅らを中心にプロイセン等の憲法をもとに明治憲法を制定。天皇と政府に強い権限を与えた。こうした中で、中江は上から与えられた「恩賜的民権」を下からかちとった「恢復的民権」へ育てていくことを主著「三酔人経綸問答」で訴える。また、福澤は明治憲法のもと官民が調和した政治をめざしていく。
日本の民主主義の様々な可能性が論議されていた明治10年代、福澤と中江はどのような未来構想を思い描いていたのか。そして、欧米列強による植民地化が進むアジアで日本の行くべき道どのように示していたのか。アメリカ、フランス、韓国、海外の研究者の目から二人の思想家の構想を見つめ直す。
文明開化の諭吉(文明に優劣あり、欧米がモデル)、自由民権の兆民(文明に優劣なし、欧米が勝るのは技術・理論のみ、我に儒学あり)。諭吉→多事争論/二大政党制。兆民→社会契約論/直接民主制/個人的利害を離れた道徳的自由を有する個人が前提(儒教やなあ。仁義知信)。
米国で学んだ福沢諭吉は『ミッチェル地理書』のような欧米中心的な発展史観の影響を受け、文明へ至る発展段階的に観て世界の国々は優劣の差があり、日本は先行する欧米列強に追いつかなければならないという文明開化論を唱える。一方、フランスで学んだ中江兆民はルソーの平等主義から影響を受け、世界の国々は平等であり優劣の差があるとすればそれは道徳心にあり、日本は儒教をベースとした道徳を身に着けなければならないという非開化論を唱える。
甲申事変の失敗→諭吉の脱亜論(心に於いてアジア東方の悪友を謝絶するものなり)。
兆民の三酔人経綸問答(紳士君、豪傑君、南海先生)、国家と個人の道徳(道徳的自由)は一致すべし、恩賜の民権から恢復の民権へ。
3人の思想の異なる登場人物、洋学紳士(紳士君)、豪傑君、南海先生が酒席で議論する物語で、紳士君は人類史を3段階に区分し、明治10年代に日本へ紹介されていた社会進化論を用いて、進化を発展の原動力とした。フランス、ドイツなどヨーロッパ列強を批判し、完全民主制による武装放棄や非戦論などの理想論を展開。これに対して豪傑君が反論し、中国進出を主張。両者の論争を現実主義的立場に立った南海先生が調停する構成である。「三酔人経綸問答」ウィキより
☆ でも今日のはどうかな?地方分権って・・・。少し不安・・・。
先週は知花くららさんが、日本が朝鮮半島の発展につとめた戦前のことを「ちょっと違和感があった、上から下へのような感じがするのですが」と言っていた。くらら、自虐史観か???
それをビシッと「援助は侵略ではありませんよ!」と板野潤治(東大名誉教授)・・・この板野氏、自虐史観だったはず!NHKなのに、驚いた!! 知花くららは英語・フランス語など語学はできるが、質問など軽い。私は好きではない。
「三酔人経綸問答」岩波文庫で衝動買いした。福澤諭吉の本は持っている。
福澤諭吉は朝鮮の改革に慶応出身の人材を送って応援したのだが、甲申事変で驚き、脱亜論を発表するようになる。 私自身は福澤を支持する。(ベッラ)
あ~あ、疲れた・・・こんな勉強するなんて考えもしなかった、それにしても私は知らないことばっかり!
あ、今テレビニュースで言っています。
雪おろしは、複数で作業、必ず命綱をつけて下さいって。雪やんさまをはじめ、豪雪の地域にお住まいの方々に。
1月15日のアクセス数 閲覧数:4,890PV
1800年代は確かに欧州が先進国でした。
多くの国が隣接している欧州は、自国を守るために必死に知恵を絞る必要があったからでしょうね。
その欧州からの移民でできあがった米国も、また同じなのでしょう。
その欧米も国によって考え方は異なります。
米国から学んだ福沢諭吉、仏国から学んだ中江兆民。
この違いが日本、中国の国の違いを生み出したのでしょう。
私は地方分権にはいい部分もあると思っています。
大阪市長の橋下氏が言われるように、国が全ての権限を持っていることは、何も変えられない、変わっていかないという問題が生じます。
国が「子ども手当」とか「高速道路の価格を決める」とか、
そういう「国民の生活」に直接関わることにまで国が関わる必要はないと思うのです。
地方で決めるべきことは地方にまかせ、国は「日本の国の国体を作り、守る」ことに集中すべきではないか…と思います。
ただ、地方と言ってもいろいろで、力の弱い小さな地方もありますから、
完全に地方が主権を撮ってしまうことは危険ですよね。
住民投票が外国人でも行えるようになってきていますし、ヘタしたら外国人のいいように運営されてしまうかもしれません。
地方に権限を持たせることの危険性も考えなくてはいけないと思います。
どちらにしても、日本には「スパイ防止法」が必要ですね。
明治時代に「脱亜論」を書いた福沢諭吉の先見の目は素晴らしいと思います。
性善説でいく日本にとって、福沢氏のような考えが必要だし、スパイ防止法は絶対に必要な法律であると思います。
えいと@
福澤諭吉は「学問のススメ」をネットで読み、本も買って最近になって見直した、というレベルですが、彼の勉強量はもの凄いですね。
8歳で漢文を読み、勝手に広東語も習得し、春秋左氏伝をそらんじる。これって「三国志」の豪傑、関羽雲長の愛読書で涙して読んだという書物、内容は「史記」とも重なりますが。
そして蘭学、フランス人の友人と交流し、文学を読む、やがて英語、そして青年時代アメリカへ・・・また福澤は儒学にもくわしく、東西すべて勉強していたのですね。そこで「儒教は素晴らしいが政教一致はいけない」と説く。
まさにその通りです。
「脱亜論」に至るには、それまで朝鮮に支援していたけれど甲申事変で、キレたといえば言葉は悪いけれど絶望したようです。
これでは独立など難しい、日本が助けていたのに清が攻めてきたら、そちらへ寝返るのですから、福澤は激しく怒ったのでしょう。
中江兆民については「三酔人経綸問答」を岩波文庫で660円で買いました。
これから勉強します。
とにかく私は知らないことだらけですので虚心坦懐に勉強したいと思っております。
今まで私は何をしていたのでしょう。
介護をしながら勉強もしたいです。
地方主権は反対です。地方分権についてはムードではなくきちっと論議しなければなりません。対馬や過疎地などのことを考えると「中央集権」でいいのではと思うのですが。
なんたって防衛が一番大切です。
スパイ防止法は絶対に必要!
一身独立し、一国独立ですね。
このように心燃える勉強、楽しいです。
みなさまに教えていただくことがいっぱいですのでよろしくお願い申し上げます。
欧米諸国が日本より優れてるからじゃない。
サムライ魂の入れ物は、西洋ものの陶器じゃないと似合わないから、です。
わたしはもちろん神風連を尊敬しますが、しかしかれらサムライの刀を明治政府に託され、以来、サムライ魂の入れ物は「西洋ものの容器」なのです。
<それが日本の伝統、なのです>
着物は外国人のほうが似合うといったのは谷崎潤一郎ですが、ジーンズやTシャツはスリムな日本人のほうが似合う。
天皇制がアジアの宗教というよりは、自己を追い詰め犠牲となることを強いるキリスト教にはるかにはるかに近いことを考えても、日本の脱亜入欧はむしろ自然なことだった。
石壁の家に住み、スポーツカーに乗り、ステーキを食い、国際的な風雲児として全世界に武士道を輸出する。これが日本人の自然な姿です。わたしと同じ考えをもっていたと思う人は白州次郎でしょうか。
ちなみにわたしもテレビで久々に映画を観ました。
「二百三高地」、実に面白かったです。
仲代達也の乃木大将の演技はまるでヴェルディの悩めるバス役のようでした。
「ファルスタッフ」は今まで観た中で一番わかりやすい演出でしたが(今まで観た、DVDで2種類、タッデイは素晴らしかったけど)
「道化師」どうも私はあのホセ・クーラが好きではない、デル・モナコは卑しくなかったけどクーラはいろいろ気にくわない。「トロヴァトーレ」もクーラはゴメンナサイです。
「ドン・カルロ」ロドリーゴのバリトンに指導しているところなのか、オーケストラの指揮をしながらカルロのパートを生々しく歌うのも気に入らない、態度がデカイように、いいえ、器用なんでしょうね。
二百三高地、必ず観ようと思います。
仲代さんはいい役者ですね。
白州次郎は少しテレビで見ましたが。
ハッキリとものを言う人で、ものおじしない態度がすばらしいと評されているようですが、夫人の著書の芸術論、能についてですが気になっています。
白州バリトンといえばそういう気もします。
今、羽織袴を身につけ、闊歩する日本人はほとんどいません。相撲の行司は別ですが。
生活は西欧化、魂は武士、そしてヴェルディを歌う・・・自然ですね。
ロドリーゴやシモンを歌い、国士としての魂を伝える・・・洋の東西を問わず、この何たる共通点!!
カップッチッリは「僕はファルスタッフは歌わない、フォードの役だったら歌う」と言っていたのですが、それを思い出したりしていました。話が前後してしまって・・・。
西洋の陶器のことですが「Pの視点」でPさまが素晴らしくエントリーを書いていらっしゃいます。追加で出します。
これをご覧下さい。
Pさまは今、ブログを休止中ですが、思い出深いエントリーを左側の「カテゴリー」に入れています。
これは「マイセンの陶器」です。
私もオペラのことをコメントで書いています。
P@RAGZZOさまの「Pの視点」のコメントメンバーは、今、こにブログに声をかけて下さっています。
アプリさま、鶏さま、フローラはなさま、さらりんさま、ヴィットリアさま、です。
「円卓」メンバーです。
私にとって心から大切で、尊敬する方々です。
ご存知の方々でしょう?
「このくらいでうぬぼれんじゃねーよ」と言った。思いあがってはいけない。
古代、稲作金属土器漢字仏教儒教道教律令等、持ってきて国家立ち上げたのは大陸、半島から来た先祖なのだから。