ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

この状態、日本の行く末を案じる。

2016年08月13日 | 政治

★ チャイナだけの心配ではない。8月15日は何が起こるのだろう。

韓国議員団、15日に竹島上陸計画=「愛国心高揚」狙う
時事通信 8月13日(土)14時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160813-00000130-jij-kr

 【ソウル時事】韓国国会の超党派議員団が日本の植民地支配解放記念日(光復節)の15日、竹島(韓国名・独島)への上陸を計画している。

 聯合ニュースなどが伝えた。強行すれば、日本国内で反発が強まるのは必至だ。

 与党セヌリ党の女性議員、羅卿※(※王ヘンに爰)・前外交統一委員長を団長とし、同党のほか、野党「共に民主党」「国民の党」の議員も同行する見込み。現地に駐在している「独島警備隊」を激励し、市民団体が主催する行事に参加する。

 聯合によると、関係者は「日本が独島に対する領有権を主張し続ける中、光復節に合わせ、わが領土を守る意志を国民に示し、愛国心を高めようという趣旨だ」と説明した。



竹島上陸の中止求める=日本政府
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081300251&g=pol

 韓国の国会議員が島根県・竹島(韓国名・独島)への上陸を計画している問題で、日本政府は13日、外交ルートを通じて抗議するとともに、中止を強く求めた。


韓国議員団、15日に竹島上陸計画=「愛国心高揚」狙う

 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は同日、在京韓国大使館の李煕燮次席公使に対し、「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らし到底受け入れられず、極めて遺憾」と電話で伝達。ソウルでも鈴木秀生臨時代理大使が韓国外務省の鄭炳元東北アジア局長に抗議した。 (2016/08/13-14:59)

★そしてチャイナは8月15日に「尖閣」に? そして安保理は北朝鮮ミサイルに抗議することを認めず、それもチャイナ、ロシアが反対している。
この状況なのにテレビはオリンピック、続いて高校野球、夜はドラマやバラエティー。

月刊「VOICE」(9月号)は京都大学名誉教授の中西輝政氏が「中独」の連携を厳しく指摘、またメルケルとロシアの関係など興味深い内容の記事だった。日本は? 痛々しい、日韓合意の「10億円」を韓国に支払うなんて。

★ パソコン活用してから字は忘れるし走り書きで字も丁寧に書くことがなくなった。
そこで「ペン習字」の本を買って練習。「残暑お見舞い」のハガキを5枚だけ買って久しぶりに「残暑お見舞い」を書いた。
本一冊練習したのに、あまり変わっていない。・・・受け取った方、ごめんなさい。


ブログのティールーム



★ 本日は現役のテノーレ、ヨナス・カウフマン。(ドイツ出身)

カウフマンは往年の名歌手ハンス・ホッターやジェームス・キングに師事、ミュンヘン音楽院卒業。
今は50歳前で全盛期。

曲は「Parla più piano e nessuno sentirà,」
ニーノ・ロータ作曲「ゴッドファーザー」より~≪彼は静かに話す≫


Jonas Kaufmann ~ “Parla più piano”/Klassik-Gala Baden Baden(イタリア語)

・・・ニーノ・ロータはイタリアのオペラ作曲家だった。

イタリア語歌詞

Parla più piano e nessuno sentirà,
il nostro amore lo viviamo io e te,
nessuno sa la verità,
neppure il cielo che ci guarda da lassù.

Insieme a te io resterò,
amore mio, sempre così.

Parla più piano e vieni più vicino a me,
Voglio sentire gli occhi miei dentro di te,
nessuno sa la verità,
è un grande amore e mai più grande esisterà.

Insieme a te io resterò,
amore mio, sempre così.

Parla più piano e vieni più vicino a me,
Voglio sentire gli occhi miei dentro di te,
nessuno sa la verità,
è un grande amore e mai più grande esisterà



・・・http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/4cf875b81c208028b0c0778cd65b0b20
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尖閣沖の中国漁船沈没か 海保が6人救助、8人行方不明

2016年08月11日 | 政治

尖閣沖の中国漁船沈没か 海保が6人救助、8人行方不明
朝日新聞デジタル 8月11日(木)13時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000030-asahi-soci

 11日午前5時半ごろ、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の公海上で、中国漁船とギリシャ船籍の貨物船が衝突した。尖閣諸島の領海を警備中だった海上保安庁の巡視船が、魚釣島の北西約67キロ付近で、海に投げ出されていた中国漁船の6人を救助した。


 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、貨物船は「ANANGEL COURAGE」(10万6727トン)、中国漁船は「ミンシンリョウ05891」。貨物船から無線で遭難通信があり、海保の巡視船が受信した。

 中国漁船には14人が乗っていたとみられ、海保が巡視船と航空機で他の8人の行方不明者の捜索を続けている。

 貨物船の乗組員は「中国漁船とぶつかった後、漁船が見えなくなった」と話したという。

 外務省は一連の経過や捜索活動について在日中国大使館や北京の外交ルートで通報した。中国側からは感謝の言葉があったという。
.
朝日新聞社


★ この記事はイギリスのBBC。救助の詳しい写真2枚あります。

http://www.bbc.com/news/world-asia-37043018
・・・イギリスのBBC報道、(8月11日 日本時間午後5時配信)



海保の皆様、ご自身たちの身がチャイナによって危険にさらされていても、このように・・・・。
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【民間防衛】8.17中国の尖閣諸島侵略を許すな!緊急国民行動のお知らせ[桜H28/8/10]

2016年08月10日 | 政治

【民間防衛】8.17中国の尖閣諸島侵略を許すな!緊急国民行動のお知らせ[桜H28/8/10]

2016/08/10 に公開
リオデジャネイロオリンピックの影に隠れ、中国は海上民兵を大量動員して尖閣諸島への侵略を企てていますが、多くの日本国民はその深刻さを認識していません。日本の世論を喚起し、政府に実効的な侵略阻止行動を促すべく、8月17日に緊急国民行動を行う事としました。一人でも多くの皆様にご参加いただくよう、ここにお知らせいたします。



日本各地で抗議行動することが望ましい。
チャンネル桜、この訴えが真剣であると思うがBGM不要!!(水島氏の作詞であろうとも!水島さん、ここでは話が大切です。)

いよいよ危機が迫る!!

 昨日のこの記事もご覧ください。まだご覧になっていない方、必読。

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/6392595ca0b19d0ebf6d18a8d158bc86

追加
福島香織氏の新しい話によると、中国国内で習近平に対する批判が高まり、英・露・韓も中国に距離をおきはじめた。
そこで「日本に」ということらしい。


追加動画

中国崩壊 2016 中国尖閣侵犯の実態。恐怖の沖縄プロパガンダ。反日工作、真の敵は国内にあり!防衛白書に明記せよ!!



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尖閣、終戦の日に備えよ~記事のご紹介

2016年08月10日 | 政治


尖閣に迫る嵐、「終戦の日」の中国に備えよ
海警船の領海侵犯の次は「軍艦」か「上陸」か…試される日本
     福島香織


http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/080800059/?n_cid=nbpnbo_fbbn&rt=nocnt

尖閣沖に中国公船。日本政府が抗議

 日本の尖閣諸島海域に嵐が迫っている。台風のことではなく、8月5日午後、尖閣諸島領海に2隻の中国海警船と漁船が初めて侵犯してきた事件である。
このとき、尖閣諸島の接続水域の中国公船の付近には230隻あまりの中国漁船があった。日本外務省は、この事実を確認し、中国大使館公使に抗議した。これは6月9日の尖閣諸島接続水域に軍艦が侵入して以降、
中国が計画的戦略的に東シナ海・尖閣諸島に対してアクションを起こしているということであり、おそらく8月15日の終戦の日を一つのピークに、中国側は本格的に日本の出方を見定めていくつもりではないか。日本側に準備と覚悟はできているのか。

漁船を追う形で中国海警船が領海侵入

 今回の件を簡単に振り返る。

 日本の海上保安庁によると、5日午後12時15分ごろから、中国海警船2隻が相次いで尖閣諸島付近の領海内に侵入した。この2隻はともに機関砲を搭載する武装船である。まず、2隻のうち「海警33115」が12時15分ごろ領海に入り尖閣西北から西側を通り抜けた。
続いて午後1時半から再び領海に侵入し、このときは約3時間航行したのち、領海外側の接続水域に抜けていった。続いて「海警2307」が午後3時45分ごろから、領海内を15分航行し接続水域に抜けた。ともに漁船を追う形で侵入したという。

 これら海警船は7月30日ごろから尖閣諸島付近にいた。これは今年に入って21度目の中国海警船の集団来航である。6日午前の段階で、中国海警船6隻が釣魚島の接続海域にいることが確認された。
これら船のうち少なくとも3隻は外観から機関砲を搭載しているようだった。一般に中国海警船は3隻で行動することが多く、今回6隻の規模に拡大したのは、中国の挑発がそれだけエスカレートしたということだろう。
しかも、周辺海域では230隻以上の漁船が作業をしていた。これほどの漁船が尖閣諸島周辺海域に集結していることも異例の出来事である。今回、領海侵入した海警33115、海警2307と、もう一隻の海警2166は8月3日以来、繰り返し接続水域を航行しているという。

 日本外務省アジア・大洋州局長の金杉憲治は、領海侵犯があった段階ですぐ、中国大使館の公使・郭燕に電話で「このような行動は、現場の緊張をさらに高める一方的な行動であり、受け入れることは絶対にできない」と抗議し、
中国側は船を領海に入れないように、さらに接続水域から立ち去るように要請した。中国の日本大使館も中国外交部に対し抗議を表明した。

 日本政府としては、「中国海警船が漁船に囲まれて航行することは、日本の領海内で中国が法の執行行為をしているということになり、主権侵害に当たるとして、過去の接続水域侵入とレベルが違う」と判断。
5日夕の抗議は、外務次官の杉山晋輔が、中国大使の程永華を呼び出して、「厳正なる抗議」にレベルアップし、「この挙動は日本主権の侵害であり、断固許すことはできない」とした。


中国の変わらぬ態度と増え続ける海警船

 これに対し、中国外交部報道官による中国の公式の態度は「中国側の釣魚島(尖閣諸島)問題においての立場は明確で、一貫している。釣魚島とその付属島嶼は中国の固有の領土であり、中国はこれら島嶼とその海域の主権について争う余地はない。
同時に中国側はこの海域に関しては妥当な管理措置を取っているところである。我々は強烈に日本サイドが、双方の関係する原則の共通認識精神を守ることを希望し、冷静に事態を見つめ、
状況を緊張、複雑化させる可能性のあるいかなる行動もとらないように希望する。そしてともに関係海域の安定のために建設的な努力をしよう」といつも通りであった。


軍権掌握の難航と日本の「見送り」が招く挑発激化

 党内部の情報にそれなりに精通している中国人知識人ですら、習近平政権は不確定要素、不安定要素が多すぎて、何をするかわからない、と評する。
なぜ、今のタイミングかというのは、はっきりとはわからないが、南シナ海の情勢との兼ね合いのほか、習近平の軍権掌握が思いのほか難航しているということではないだろうか。

 軍権掌握は、習近平が基盤固めに絶対必要だとプライオリティ上位に置いているテーマであり、そのプロセスとして、南シナ海実効支配固めや、東シナ海で影響力拡大があると私はみていたが、
習近平自身が思っているほど軍権は掌握できていないのかもしれない。
習近平自身は軍権をきっちり掌握し、きわどい挑発をしながらも“寸止め”できると考えていても、実は習近平の方が軍に翻弄され、当初の思惑以上に急速なテンポで軍事挑発がエスカレートしているのかもしれない。

 振り返れば、これは6月9日に中国軍艦が初めて尖閣諸島接続水域に侵入したことからセットで考える問題だろう。このときは、ロシアの軍艦を追尾して侵入したような体を取って、日本側の出方を見た。
このとき、日本の外務次官は深夜2時に中国大使を呼び出し「領海に入れば海上警備行動を取る」と警告したという。このとき、中国軍艦は日本領海まであと数キロというところまで迫ったが、領海侵入せず接続水域を出た。

 だがその後15日に、今度は鹿児島県口永良部島の領海に中国の海軍情報収集艦がインド艦艇2隻を追尾するかっこうで侵入。
情報収集艦の目的はレーダーなどの情報集めであり、とても無害通航とは言えない状況であったが、日本側はこれを無害通航と判断して抗議を見送った。翌日の16日は同じ情報収集艦が沖縄県北大東島の接続水域に入ったが、これも抗議しなかった。
口永良部島のケースは、海上警備行動が発令されても不思議ではなかったが、日本はそれをしなかった。しなかった理由ははっきりしていない。
2015年9月、中国軍艦5隻がアラスカ沖の米国領海を侵犯したとき、米国は無害通航と判断したので、その例を見習ったのかもしれない。あるいは、戦闘状態を引き起こし得る海警行動を取れる自衛艦が近場になかったのかもしれない。

 いずれにしろ中国に対する結果的なメッセージとしては、中国海軍が領海を侵犯しても日本は海上警備行動を取らない、あるいは取れない、ということだろう。
口頭では「領海に軍艦が入れば海警行動を取る」と言いながら、実際はそれができる覚悟が日本にまだないのだ、と中国は思ったことだろう。

ドッグファイトの次は…終戦の日を警戒

 そして次に6月17日の尖閣諸島付近の上空で日中戦闘機の異常接近事件である。これは領空で起きた事件ではないということと、特定秘密という建前で、日本は完全に隠蔽しようとした。
だが実際に起きたのは、事実上の日中戦闘機による“ドッグファイト”であり、日本側パイロットはミサイル攻撃されるのではないかと恐怖を感じてフレア(赤外線ミサイルを外すためのデコイ)を発射し空域離脱を余儀なくされるという一側触発の事態であった。

 この事実は、航空自衛隊OBの元空将・織田邦男が6月28日になってウェブサイト記事上で公表し、産経新聞などが後追いで報じたが、官邸サイドは事実でないと否定。
一時、織田記事と産経新聞はねつ造、デマだとまで批判されたが、その後、中国国防部が中国の応対(攻撃)機動と自衛隊機のフレア発射離脱を事実として発表し、織田記事を裏付ける形となった。


この中国側の発表では日本側自衛隊機が先に攻撃機動(火器管制レーダー照射、ロックオン)を取ったので中国機が応戦機動を取ったということになっているが、
これは日本側にすれば、領空に近づく戦闘機があればロックオンして対象の所在やヘッドの向き、スピードを測定するのは当たり前のこと。
織田によれば海上の艦隊のロックオンと戦闘機のロックオンはかなり意味が違い、戦闘機のロックオンは相手を攻撃するためだけではなく、相手機を認識するためであり、攻撃を避けるためにも必要という。
日本側からみれば、自衛隊機はスクランブル任務としての通常の行動をとったが、中国機は機首を自衛隊機に向けて攻撃機動に入ったため、自衛隊機がフレアを使って空域を離脱した、という織田記事とほぼ同じ内容になる。

 参院選で忙しかったのかどうかは知らないが、日本が隠蔽を図ろうとした結果、中国はこの情報を中国に有利な形、つまり①自衛隊機が先に挑発した
②中国戦闘機が自衛隊機でドッグファイトに勝った、という形で発信し、国内の戦意高揚・世論誘導を利用しただけでなく、日本の世論にもマイナスの影響を与えている。情報戦でも、日本は中国に後れを取ることになった。
しかも、日本は中国の脅威を直視しなければならないこの状況で、自衛隊の情報漏えいの犯人探しの方を重視し、官邸と防衛の最前線との間にある不信感の払しょくにいまだ何ら、努力をしていない。


 中国側はというと、こうして、海と空から段階を踏んで、日本の応対を瀬踏みしつつ、今回、中国公船による尖閣諸島領海侵犯を決行した。だが、日本側は、相手に痛くも痒くもない抗議を繰り返すだけである。
このままであれば、中国にこのペースで行ける!とメッセージを与えてしまい、近い将来、中国は軍艦による尖閣領海侵犯まで起こすかもしれない。あるいは中国海上警察による尖閣上陸か。
あの海域に漁民や海警船が居残っているのであれば、8月15日という、日本にとって喪に服す日を狙って何か、アクションを起こす可能性もあるだろう。

 中国が尖閣奪取シナリオをどこまで考えているか、について一つヒントになることがある。
8月5日の香港フェニックステレビの国際情報番組で、今回の事件についてキャスターが「中国の戦略の方向性としてはどうしたらよいですかね」との質問に対して、復旦大学歴史学教授・馮偉がこう答えていた。


「恐れていること」を直視し、自ら備えよ

 「特に強調したいことはですね、2013年5月の日本産経新聞が報じたことです。つまり、中国が釣魚島の実行支配を奪取するならば、おそらく武装民兵と解放軍が漁民に成りすまして釣魚島12カイリ内に入ったあと、軍事行動を取るだろう、と。
日本が一番恐れていることは、漁民が本物の漁民でないことなんですね。この情報が鍵だと私は思います。中国の取るべき行動は、日本が最も恐れていることをすればいいんです…」

 このシナリオが実行されたとき、日本はどのように対応するか、準備はできているだろうか。

 日本ではタカ派女性議員の稲田朋美が防衛相になったことで賛否両論の声が出ている。問題視する側は、この人事が中国や韓国を刺激し、日本の安全保障を危うくすると危惧しているのだろう。
また、8月15日に現役防衛相として靖国神社に参拝するかどうか、そして参拝したことで、尖閣海域に集結する漁船や中国海警船のさらなる挑発行動を引き起こすのではないかと気にする人もいるだろう。
だが、中国の尖閣周辺におけるアクションは、別に稲田をターゲットにしたものでもないだろうし、日本の防衛相がタカ派であろうがハト派であろうが、そのシナリオが変更されるものではない。

 それよりも、必要なのは、この危機的状況に際して、防衛の最前線と官邸と国民が危機感を共有し、法律上に不備があれば素早くこれを是正し、情報の風通しと信頼を再構築して、
来る危機シナリオを想定して、実力を増強し、どう乗り越えるかを考えることだろう。多くの人は忘れがちだが、もともとの領海が3カイリだったのは大砲の射程距離が3カイリだったことに由来する。
主権は軍事力によって担保されるという基本を忘れて平和を語ることはできない。

福島 香織(ふくしま・かおり)
ジャーナリスト
大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。おもに中国の政治経済社会をテーマに取材。

(おわり)

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天皇陛下の「お気持ち」について

2016年08月09日 | 政治

【Front Japan 桜・特別番組】天皇陛下のお言葉を承って[桜H28/8/9]

・・・13分50秒から小堀先生のお話があります。(はじめのところを走り書きしました。)
7月の報道の時からいろんな人がいろんなことを言っていた・・・。
何もこの時に大騒ぎを?すでに答えがでていたからか。
老齢・病気・疲労を考えて率直に仰っている。
「摂政」を東宮にお立ち頂いて両陛下はゆっくりされてはいかがだったのか?
それしかないと思っていた。それを妨げるような典範は何もないはず。
皇室の伝統も護ることができるし、大正天皇に摂政を置かれた例もある。
摂政に代理代行をして頂こうということでよかったのでは?(以上、走り書き、途中までです。)



宮内庁は否定していたのに実際は違ったのか。
どうしてマスコミに先に伝わったのか? 気になる。

「参議院後に」という中西京大名誉教授の「歴史通」3月号を思い出す。

日本には尖閣周辺にチャイナの船が200隻以上、そして北朝鮮のミサイル、ところがもはや国民は慣れてしまった。

日本周辺の有事に不安がつのる。


ブログのティールーム



★ 本日はドナルド・キーン氏の音楽評論から、「神のごときフラグスタート」、そして「ディーヴァ(女神)マリア・カラス」の実演に接して。

1、ヴァーグナー作曲「《トリスタンとイゾルデ》におけるフラグスタートとメルヒオールの歌をどう表現したらいいのだろうか。---(略)---そのオペラの終りでフラグスタートが<愛の死>を歌ったとき、かの女はこの世界そのものを超越してしまっているかに見えた。最上階の桟敷の最後列の席にすわっていたわたしでさえ、かの女はこのわたしだけにむかって、何かこのうえなく偉大な美と悲しみについて語りかけているのだ、と感じたくらいだった。」(キーン氏)

Kirsten Flagstad - Liebestod, San Francisco 1949

・・・フラグスタートがアメリカで歌ったヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」~愛の死


2、ベッリーニ作曲「《ノルマ》の公演は、わたし(キーン)がこれまで接したどのオペラよりもスリリングだった。カラスが登場した瞬間から、電流のようなものが聴衆に伝わった。---(略)---わたしが観た日の《ノルマ》の公演から、海賊盤レコードが作られたのだが、その一番最後のところで、間違いなくわたしの叫び声が聴き取れる!」(キーン氏)

M. del Monaco,M. Callas & N. Zaccharia "Finale" Norma 1955

★・・・これがその海賊盤レコード、共演はローマの将軍ポッリオーネにマリオ・デル・モナコ、
ローマと戦うガリアの尼僧長ノルマにマリア・カラス、ノルマの父親で高僧を歌うのがバス歌手の二コラ・ザッカリア。
この名場面はその海賊盤を取り寄せて全身を耳にして聴き入った少女時代を思い出す。

カラスはとっくに「伝説の名歌手」になっていたが、10代の頃の私はこれでイタリア語を少し独学で勉強したような気がする。
この脚本の言葉をほとんど覚えてしまったのも名演奏なるがゆえにだった。
ただし、家族はあきれかえって私のオペラ病?を笑った。


古代ローマ時代の物語、ローマの将軍ポッリオーネはガリア地方を平定すべく戦ったが、ガリアを統率する「ドルイド教」の
最高位の尼僧ノルマを愛し、ノルマがそっと育てている子供がふたり。
(もちろん、神に仕える尼僧は恋愛や結婚は禁じられている。ドルイド教徒たちもノルマの事件は知らない。)

しかしポッリオーネはノルマより若く美しい尼僧に心が移っていた。嫉妬に苦しむノルマ。
ノルマはその若い尼僧を捕えて自分たちの子供も殺し自分も死ぬとポッリオーネを脅す。
懇願するポッリオーネ、「殺すなら私を」とノルマに訴えるがノルマは大勢のドルイド教徒を呼び、
「この中に敵国ローマの将軍ポッリオーネと通じた裏切り者の尼僧がいる」と言う。
あまりのことにみんなは怒って「それは誰ですか?」ときくとノルマは静かに「それは私です」と。
そして自分の老いた父親にどうか子供を殺さないで、と涙ながらに訴える。(2分35秒のところから)
ノルマの深い愛情に目が覚めたポッリオーネはノルマと共に処刑台に上るところで幕。

2分35秒のところの歌詞 (ベッラ訳)

Deh! Non volerli vittime  どうか(子供たちを)犠牲者にしないで願いをおききください。
Del mio fatale errore!   私の運命の罪で!
Deh! Non troncar sul fiore  お願いです、花を摘みとらないで!
Quell'innocente età!      罪のない清らかな年齢の子供です。
Pensa che son tuo sangue,  考えてもみてください、子供たちは父上の血を受け継いでいるのです。
Abbi di lor pietade!     どうかお憐れみを!
Ah! Padre, abbi di lor pietà!  ああ、お父様、お慈悲を!



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