「鈴木」の7,8巻「白い本」の5巻あたりのレヴェルである。
第7ポジションまで習熟し,3オクターヴの音階・アルペジオの練習も導入される。
また,そろそろ重音を本格的にとりあげる段階になる。筆者お勧めは,シェフチークSevcik作品1-1から,17,23,24,25,26の順で練習すること。
代表的レパートリーは,
・ヘンデル:ソナタ第1番,第6番
・バッハ:協奏曲第2番 ホ長調
・モーツァルト:協奏曲第3番 ト長調
・ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調
・クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
・ショスタコーヴィチ:ロマンス(組曲「馬あぶ」または「馬蝿」より)
<全音刊「演奏会用ヴァイオリン名曲集 第5巻」に掲載>
あくまで「代表的」であり,これら全てを弾かなければならないという意味ではない。
さらに,この辺でスピッカートの練習が必要になってくる。それについては,また別途記述する予定。
また,付点の練習(シェフチーク作品1-1の29番73.-114.)も導入したいところ。