その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ナショナルギャラリー ピカソ展

2009-06-01 00:37:14 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ナショナルギャラリーのピカソ展に行って来ました。春先からやっていたのですが、いよいよ来週一杯まで。いつでも行けると思うと、なかなか行かないものです。金曜日は夜の九時までやっているので、終業後に立ち寄りました。


 期間終了間際のためか、それとも金曜日の夜だからかわかりませんが、非常に混んでました。東京の展覧会ほどではないですが、こちらに来てからでは一番の混み方です。


 展示は「自画像」「女性モデルと女神」「人物像」などとテーマごとに部屋が区切ってあり見やすかったです。いくつか好きな絵をご紹介すると。

 有名な自画像です。昨年か1昨年に東京で「フィラデルフィア美術館展」で(学生時代にフィラデルフィア美術館で見て以来)約20年ぶりに再会した絵なのですが、またロンドンで再会するとは思いもしませんでした。こういう絵って、世界中をいつも駆け巡っているんですね。


 私的には、「青の時代」のピカソの絵は好きです。


 「バリエーション」をテーマとする部屋があって、そこではピカソが前時代の名画をどう乗り越えようとしたかを紹介するいくつかの絵が飾ってありました。これはマネの「草上の昼食」のバリエーションです。


 もとのマネの「草上の昼食」


 やはりピカソって凄いと感じさせるのは、終世画風が進歩し続けていることです。ほんと天才って感じでした。

 2008年5月29日
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プレミアリーグ フルハムVSアストン・ヴィラ

2009-05-10 07:18:30 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 前々週に引き続きフルハムのプレミアリーグの試合に出かけました。

 フルハムの本拠地Craven Cottageです。全く飾り気のないスタジアムですが、とにかく選手がすぐ近くにいるのが素晴らしいです。芝生の緑が眩しいくらいです。




 前回は初めてだったので、雰囲気にただただ圧倒されていましたが、今日は比較的落ち着いて観戦しました。やはり、Jリーグと大きく違うのは、

①シュートエリアがすごく広い。ペナルティエリアのはるか外からどんどんすごいシュートが打ち込まれます、

②ボールと人がめまぐるしく動きます。まるでバスケットボールを見ているよう。面白くないわけがありません。一人ひとりの運動量がすごい。日本の選手と1試合当たりの走行距離を測ったらどのくらい違うのだろうか?

③パスの正確さ。パスミスがほとんどありません。シューズとボールが磁石のようにひきつけ合います。見事です。

試合は今日は3-1の完勝です。今朝のTimes紙によると、今シーズンのフルハムの平均得点は1.89点。これは「1992年以来のプレミアリーグ史上ワースト3位に位置」しているとのことでした。これでも一応リーグ20チームの中で9位だから、よっぽどディフェンスのチームなのかもしれません。3点も入った今日は、とてもラッキーデー
でした。

今日も席はコーナーのすぐわきです。コーナーキックがすぐ近く。


後半直後、KAMURA選手が勝ち越しの2点目ゴールを入れたあと。


ペナルティキックの場面


実は、今日最高に盛り上げあげてくれたのは、私の斜め前に座っていたおじさん。凄い興奮ぶりで、野次の大きさと数の多さがすごい。手を振り上げ、首を立て横に激しく振って、4文字単語(F**k!など)を連発し、選手はもとより審判にも容赦がありません。廻りのイギリス人もそのヤジには笑いっぱなし。どこにでもいるんですね、こういう人。オレンジの裏地のフードのジャンパーを着た人です。こっそり、撮らしてもらいました。

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バース・ストーンヘンジ・ソールズベリー1日観光 (おまけ)

2009-05-07 07:15:45 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ソールズベリーの後はロンドンに帰ります。1日でロンドン近郊の名所3ヵ所を巡るこのツアーは、効率的に廻れる反面、一つ一つの時間が短くどうしても自分のペースで廻れないもどかしさがありました。一長一短でなかなかむずかしいですね。

 そんな中で、こうした団体旅行ならではの面白さがありました。同じバスに乗り合わせた日本からの旅行者の人たち(夫婦一組と一人旅のお姉さん。いずれも同世代の人)と意気投合し、ロンドン到着後、パブ、中華料理レストラン、パブと梯子しました。

 皆さん、ロンドンを気に行っているようで、私も縁あって当地に居る身としては、とても嬉しいかったです。ロンドンに着いたのが18:30、解散したのは23:00。思いがけないバス旅行のおまけでした。

 最初に入ったパブ。その日訪れた街と同じ「ソールズベリー」という名前です。



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ロンドンマラソン 観戦

2009-04-27 00:39:59 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ロンドンマラソンの観戦に行って来ました。昨年11月に申し込もうと思ったら既に締め切られており、来年の下見もかねています。どこで見ようか迷った挙句、20キロと35キロが近くで2度楽しめるタワーブリッジ近辺に決めました。

 女子の招待選手の中には日本の森本選手も出ると聞いたので、予想通過時刻の1時間半前の8時半過ぎから陣とりました。まだ人も少なく、早すぎた感じ。


 しかし、9時半を過ぎると続々と人が集まり始まります。9時40分ぐらいには、車椅子の部に参加している選手たちが凄い勢いで通過していきます。そして、いよいよ女子の招待選手の姿が見えてきました。先頭集団です。ドイツのイリナ・ミキテンコ、英国のマラ・ヤマウチ、中国のChunxiu選手の3名です。


少し遅れて、第2集団。中央のサングラスの選手が世界記録保持者キャサリン・ネデレバ(ケニア)です。写真には陰になって写っていませんが、この集団の最後方に森本選手がつけていました。ちょっとしんどそうな感じでした。


しばらく、時間をおいて男子先頭集団(女子の45分後スタートです)。先頭の3名の黒人ランナーはペースメーカーの人たち。北京オリンピック金メダリストのワンジルがいます(左端長身のペースメーカーの後ろの頭半分だけ写っている選手)。


第2集団に佐藤選手を見つけました(集団最後方)。「佐藤、がんばれ!」と声をかけましたが、届いただろうか?


しばらくすると、続々一般ランナーが続きます。


こんな感じで道路脇一杯に観衆が声をかけます。


少し移動して、35K近辺に戻ってくる日本の招待選手を待ち受けました。ややトップからは離れて、森本選手。


加納(?)選手が続きます。


有名選手の走りは堪能したので、あとは一般選手の応援です。思い思いのウエアを着た選手が次々に現れてきます。周囲もすごい声援。この大会の主役は招待選手ではなく、一般市民であることを実感。


面白いコスチュームの人を撮ろうと思っても、応援の最前列にはたどり着けず、なかなかスグにカメラがシャッターを切ってくれないので、外したものばかりですが・・・。まずは、スーパーマン。


修道女の恰好をしたおじさんです。


なんだか良く分からないけど、目立ちました。


巨大着ぐるみを身に装ったランナー。なにかと思いました。胸のあたりの空いた所から顔を出しています。重そう。


パブでビールを飲みながら声援を送る人たち。あそこに行きたいのだけど、とてもたどり着けません。


やはりマラソンは見るものではなくて、参加するもの。来年はぜひ!と誓って帰路に着きました。



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プレミアリーグ フルハムVSストーク・シティ

2009-04-26 04:08:34 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 念願のプレミアリーグの試合観戦に出かけました。ロンドンのチームでも強豪かつ超有名なアーセナルやチェルシーのチケットはなかなか取れないのですが、その次のランクのフルハムのチケットをやっとの思いで購入することができたのです。本拠地はロンドン西部郊外にあるクレイヴン・コテージ(駅はDisrictラインのPuttony Bridge)です。

 ゲームは地下鉄の中で既に始まっていました。ゲームを見に行く人で満員の地下鉄の中で、既にかなり酔っ払っているサポーターたちが応援歌(のはずです)を大声で歌っていました。スタジアムは駅から歩いて10分ぐらいなのですが、途中のパブでも既に応援歌の合唱が行われています。ちょっと酔っ払った阪神ファンを見るようで、怖い感じです。


 スタジアムは、住宅地の中に突然現れます。古くて小さいスタジアムが、かえってアットホームな雰囲気を盛り上げます。スポーツのゲーム前の雰囲気はどこも同じですね。「今日はどんな勝ち方をしてくれるだろうか」といった期待感が顔中に表れている人たちで一杯の楽しい雰囲気です。


 自分席はゴール裏とバックスタンドの丁度狭間で前から4列目。手が届くようなところに練習中の選手がいます。


 いよいよ、選手入場。


 試合が始まりました。「これがプレミアリーグか!」とショックともいえる驚きでした。試合のスピード感、個々の選手の身体能力、サポーターの応援、いずれも日本で相当数FC東京の試合を見てきた私には、見なれたサッカーとはまるで違うスポーツが展開されているのを目の当たりにして、久しぶりに興奮しました。90分は本当にあっという間でした。試合は1-0で完勝。この数時間であっという間にフルハムサポーターになった自分がいました。

【日本(FC東京 味の素スタジアム)との主な違い】
・とにかくスピード感が全く違います。目が離せないとはまさにこのことと実感。技術的にもパスの正確性・速さ、ドリブルの巧みさ、プレイヤーの俊敏性、これじゃあワールドカップで日本が勝てないのは当たり前だと納得。

・選手がでかい。まあこればかりはしょうがないけど、ピッチが本当に狭く感じられます。

・サポーターの応援は鳴り物なし。だれが音頭を取っているという感じでもなく、自然発生的に適宜、一斉応援コールがでてきます。この雰囲気が良いですね。ボールを蹴る音がしっかり聞こえます。

・サポーターは意外にチームグッズを持っている人は少なかったです。ユニホームを着たり、マフラーを巻いている人も、たまに見かける程度でした。

・サポーターの成人男性の割合の多さ(きっと9割以上)にびっくり。味スタにはかなり若い女性もいますが、こちらは居ることはいますが、非常に少ないです。フィットボール観戦は男性用娯楽なのだろうか?

・チケットは正直高いです。今日のチケットは34ポンド。いつも10ポンド台のオーケストラに通っている自分としては、ちょっと勇気がいる。サッカーは労働者階級のスポーツというのはもう過去の話のようです。

【いくつかの写真】
コーナーキック。本当、目の前でしょ。


相手サポーター(この写真の奥)は結構ユニホーム着用が多かったです。


バックスタンド。もちろん満員です。屋根があるので、応援の声が反射して、甲子園の銀傘の下にいるような響きです。


私的に一番目についたフルハムのフォワードのディマンシー・カラマ(セネガル)。


帰り際に5月のチケットがまだ売っていいたので、思わず買ってしまいました。

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ロンドン塔

2009-03-28 18:08:07 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 チョップ・ハウスでたんまり食べた後は、客人を近くのロンドン塔にご案内しました。ご案内と言っても、私も今回が初めてです。その姿はテムズ川のこちら側や向こう側から、何度も目にし、そのただならぬ外観に、興味津津だったのですがついに訪れる日がやってきました。

 感想は、一言「目茶、面白い」です。敷地自体はそれほど大きくないので、1時間もすれば一回りできるかと思っていたのですが、結局、最後は3時間弱かけてその7割ぐらいをカバーするに止まりました。

 まさにイギリスの歴史の大舞台であり、博物館であると同時に、テーマパークとして楽しめます。是非、£4払って、ガイダンステープを聴きながら、見学することをお勧めします。ロンドン塔のつくり、歴史、王族の暮らし、騎士たちの鎧、武器、王冠や宝石、そして投獄と処刑、などなど、どの展示や解説も興味深いものばかりです。

 私は、今年「ブーリン家の姉妹」を見たばかりなので、ここでアン・ブーリンが処刑されたのかと思うと、あたかもその処刑の場に立ち会っているような感覚に襲われました。

 イギリスの歴史について、もう一度おさらいしてみたくなりました。

入口から延びる外壁と内壁の間の通路です


屋敷内に当時の騎士団の騎馬と鎧が飾ってありました
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グリニッジ 旧王立天文台

2009-03-23 01:19:16 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 グリニッジに来たので、旧王立天文台に立ち寄りました。
 
 波止場近くのグリニッジパークの丘の上にあるのが、天文台です。


 写真を撮られている人の足元にある線が子午線です。東経西経0度の線。


この赤い線から右が東半球、左が西半球とのこと。勝手に決めんなよな~


 丁度、担当のお姉さんが、子午線の研究の歴史について説明してくれました。すごい熱弁です。「望遠鏡の精度が上がるたびに、子午線の位置がだんだん修正されてきた」とのこと。最初の子午線は今の位置よりも10mぐらいずれていた(写真のお姉さんが立っているところ)らしいです。


 天文台の中には、天文研究や時間研究の博物館になっており、なかなか見ごたえがあり、面白いです(撮影禁止)。海洋国家であるイギリスが、海の上で、いかに方角、位置、時間を把握するかについて知恵を絞ってきたかが良く分かります。この博物館も無料なのがまた嬉しいです。

 天文台の敷地から見るグリニッジ、ロンドンの景色はすばらしいです。


 公園内のCafeでコーヒーを飲んで帰りました。

 2009年3月21日
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ロンドン テムズ川水上バス

2009-03-22 03:58:09 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 今日は午前中出社したのですが、あまりにも天気良いのでお昼過ぎに切り上げ、テムズ川の水上バスに乗ってみました。ロンドン塔の水上バス乗り場からテムズ川を下り、グリニッジを目指します。

 船はそれほど大きなものではありません。今日はぽかぽか陽気なので観光客も多く、2階のデッキ席はすでに満席でした。


 10分あまり乗っていると、左手にロンドンの新しいビジネス街であるドッグランズエリアが見えてきます。


 ロンドン塔から30分余りで目的地のグリニッチが見えてきました。建物は旧英国海軍大学です。
 

 到着です。景色が頻繁に変わるし、普段と違った角度から見るロンドンも面白ろかったです。
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ウインザー・イートン

2009-03-17 06:56:37 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ウインザー城のあとに、ウインザー・イートンの市内をぶらぶら歩きをしました。

 ウインザーのダウンタウンは、整備された街並みに小洒落れたCafeやレストランが点在し、なかなか歩いて楽しいところです。日曜の午後ということもあって、それなりに人出はありますが、ロンドンに比べればずっと落ち着いており、ゆっくりと時間が流れている感じです。

 駅前のショッピングアーケード入口です↓


 市街地のすぐ横を流れるテムズ川(ロンドンのテムズ川の上流にあたります)はロンドンよりも水が綺麗で、川岸には公園が整備されていました。

 川を遊覧船が走っています↓


 テムズ川にかかる橋を渡り、10分ちょっと歩くと、英国の上流階級の子弟が集まる名門中の名門のパブリックスクールであるイートン校があります。歴史を感じさせる建物が並ぶ敷地内を、教会の帰りがけと思われるブレザーを着込んだ学生や、芝生に寝転がって新聞を読む学生を見かけました。彼らが今後のイギリスを担う卵たちかと思うと、なぜか賢く見えてくるので不思議です。

 後ろの建物は寮だと思われます。窓からCD(?)から流れるポップミュージックが聞こえてきました。芝で学生が本や新聞を読んでます。↓


 校舎の中庭には入れてもらえませんでしたので、ゲートの外から眺めるだけ↓


 駅まで戻って、帰路へ。14:30には家に着きました。丁度良い、半日の遠足でした。

 
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ウインザー城

2009-03-16 00:18:14 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ロンドン近郊のウインザー城まで足を運びました。パディントン駅から鉄道に乗り、途中スラウ駅で乗り換えます。朝8時半に家を出て、10時前に到着です。

 スラウ駅から乗った列車です↓

 
 ウインザー城は想像以上に素晴らしいものでした。
 雰囲気は全く異なりますが、小高い丘に城壁をめぐらし、その中に館を構える作りは、沖縄の首里城を思い起こさせます。今朝は天気も最高で、小鳥の鳴き声を聞きながら、敷地内を歩いていると、それだけでリラックスした気分になれます。

「おばさん。どいてください~」↓




 ただ、この城の圧巻は、迎賓や王室の居住の館として、現在も使われているステート・アパートメントでしょう。中は撮影厳禁なので、写真が撮れなかったのが残念ですが、壁中に武器類が飾ってある部屋、肖像画がいたるところに掛けられている部屋などなど、これが大英帝国の王室の間かと、溜息が出るような豪華絢爛な部屋ばかりです。フランスのベルサイユ宮殿かと見間違えるほどです。そして、それらが今もそのまま使われているということに驚がざるえません。オーディオガイド(入場料£15に込)を聴きながら、一つ一つの部屋をめぐっているとあっという間に1時間半ぐらいは過ぎてしまいます。

雰囲気だけでも(パンフより)↓


 今日は日曜日なので、ウインザー城のもう一つの見どころである聖ジョージ礼拝堂は見学禁止。少し残念ですが、敷地内の散歩とステートアパートメントで十分お腹いっぱいです。

左側の建物が、聖ジョージ礼拝堂↓


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ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ ”BYZANTIUM 330-1453”

2009-03-11 08:04:12 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
3月7日(土)

 今月21日で終わりになる"BYZANTIUM 330-1454"(ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ)に行って来ました。BYZANTIUMは日本語でなんと訳するのかわかりませんが、つまり330年から1453年まで1000年にかけて繁栄したビザンツ(東ローマ)帝国の文化を紹介する特別展です。

 このあたりの世界史の知識は忘却の彼方でしたが、その展示品はそれは見事なものでした。特に、教会建築で使われているモザイク画やイコン(Icon:聖画像?)の美術品の数々は、普段目にする西洋のものでも、東洋のものでもない独特の個性があります。非常に、緻密で精巧なつくりに、目を奪われます。一つのテーマに沿った展示を追うことによって、その時代の空気や風景そのものに身を置いているような感覚になるのが不思議です。

 館内は非常に混み合っておりましたが、どの人もその展示品の見事さに引き込めれているようでした。

この展覧会のHPはこちら

ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツです


 



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ロンドン セントポール大聖堂

2009-02-20 00:39:15 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 今日は昼前に家を出て職場に向かいましたが、途中、セントポール大聖堂を見学しました。

 おそらくロンドンでも最も大きいと思われるこの聖堂は、いまでもロンドン市民の祈りの場として使われています。

 その雄大な外観だけでも圧倒されるのですが、中に入ってみるとその大きさたるや想像以上のものでした。静謐で厳粛な中の空気に触れると、思わず背筋が伸びる感じがするとともに、精神的に非常に落ち着いた感じがするのも不思議です。日本の古寺を訪ねる時も同様な感覚を楽しんでいますが、やはりキリスト教と仏教では同じ「落ち着いた」感じでも私にはちょっと違いがあるようです。なかなか言葉にするのは難しいですが、やっぱり教会では、自分はお客さんという感じがするに対して、寺では自分の家で落ちつくような感覚があるような気がします。

 階段を400段近く上ると、ドームの上の方まで行け、外に出ることができます。外からはテムズ川やシティのビル群が間近に見ることができました。天気が曇りですので、遠くまで見渡すことはできなかったのは残念です。(2009年1月10日)

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ロンドン ロンドンアイ

2009-02-20 00:38:29 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ロンドンに訪ねてきてくれた家族と学校見学の帰りにロンドンアイに乗りました。

 「今さら観覧車かよ~」と思っていたのですが、職場の同僚から「高いですけど、楽しいですよ~」と言われたので、乗ってみました。

  確かに£15は高いけど、乗ってみて納得。まさに360度の展望はなかなか味わえない楽しさ。かなり高いところまで上ります。天気も快晴で、夕暮れ時のなかなかグッドタイミング。ビッグベンが逆光でしたけど、夕陽を正面から受ける国会議事堂はとても美しいものでした。

 お勧めです。(2009年1月6日)
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ロンドン ビートルズ マジカルミステリーツアー

2009-01-13 01:31:28 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
昨日の続きです。

*************

 今日(1/11)は家でゆっくりするつもりだったのですが、あまりにも天気が良く、暖かいのでちょっと外出。

 ロンドンの観光ツアーで有名ななものに、"LONDON WALKS"という徒歩のツアーがあります。全部で100近いツアーのメニューから、曜日毎に15~30がプログラムされ、指定の集合場所へ集まり、ガイドが2時間あまりWalkingTourを行うというものです。予約不要で、7ポンドです。

 そのLONDON WALKSのツアーの一つに「ビートルズ マジカルミステリーツアー」というのがあり、前々から気になっていたので、今日はそこに出撃しました。ロンドン内のビートルズゆかりの地を訪ねるというものです。

 集合は大英博物館近くの地下鉄Tottenham Court Road駅。そこへ11:00集合。集金して出発。ツアコンはビートルズマニアのリチャードさん。参加者は15名ぐらいでしょうか。外国人観光客が多いように見受けられました。

 案内してもらったのは・・・
 ・ポール・マッカートニーが所有し、事務所として今も使っているビル
 ・ジョンがTVに公衆便所案内係として出演した公衆便所
 ・ビートルズがWHITE ALBUMを制作したスタジオ
 ・ビートルズのメンバーたちが飲み歩いたSOHO街
  (写真はビートルズのアルバム「サージェントペッパーロンリーハーツバンドクラブ」の表紙をもじって描かれた通りの壁絵です)


 ・ビートルズにより英国史上「追っかけ」なるものが初めて発生した劇場
 ・ビートルズが有名な屋上公演を行ったアップル社社屋(ビートルズのレコード制作会社)


 ・ジョンとオノヨーコが初めて会った画廊(当時)

そして、地下鉄で聖地アビーロードへ向かいます。地下鉄のセント・ジョーンズ・ウッド駅には、アビーロード見学のお客を当て込んでか、ビートルズコーヒーショップなるコーヒーと土産物屋があります。気分が盛り上がります。




 ・ビートルズが何曲も録音をしたアビーロードスタジオとアルバム「アビーロード」のジャケットの写真にある横断歩道です




最後に今日の案内をしてくれたリチャードさん。ロンドンのビートルズ縁の地を紹介した自書もある相当のマニアです。ありがとうございました。楽しかったです。








 
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ロンドン 大英博物館

2009-01-04 02:52:56 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 こちらに来て初めて、大英博物館に行ってきました。噂通りの、すごい収集品の量と質ですね。今日は、エジプトのコーナーと日本のコーナーだけを廻ってきました。


 エジプトのコーナーは、有名なロゼッタストーンやファラオのラムネス2世の胸像など、必見アイテムを見学。3000年以上前の現物を前にして、過去と現在がつながる不思議な感覚に捕らわれます。

 日本のコーナーは思っていたよりはこじんまりしたものでした。縄文時代の埴輪や土器から江戸時代の浮世絵に至るまで、大きな時代区分ごとに、展示されています。当たり前ですが、エジプト文明の豪快さに比べ、日本の文化の繊細さや細やかさを見て、日本ならではの良さを再認識させられます。

 帰りに大英博物館のガイドブックを購入しました。また来ようと思います。





 
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