その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ナショナル・ギャラリー クリステン・コプケ展

2010-05-22 07:21:11 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
守屋さんのブログで紹介されていた(こちら→)のを読んで、ナショナルギャラリーへ出かけてきました(→ナショナル・ギャラリーHPでの紹介)。

 この画家のことは正直、名前すら知りませんでしたが、非常に素晴らしい特別展でした。

 非常に繊細で細かい描写をしている一方で、非常におおらかな雰囲気を絵全体から感じる不思議な絵です。

(グーグル画像検索からPick)










 この画家さんは、デンマークのコペンハーゲン出身です。展示ではコペンハーゲン周辺の風景画、人物画(家族や親類、友人の人物画がほとんどでした)、絵を学びに滞在したイタリアでの絵画を中心に展示されていましたが、いずれも見ごたえのあるものでした。

 私的には、コペンハーゲン周辺の風景画が一番気に入りました。細かい精緻な筆使いで写真を見るような正確性を感じる一方で、色彩の明るさ、おおらかさは写真では決して表わせないものでした。特に、夕刻時を描いた絵の、空の色などは、特に感動しました。何気ない普段の日常の一こま、一風景を切り取ったところや、人物画における対象人物を見つめ、描く際の暖かい雰囲気は、この人はきっと、とっても穏やかで素直な人なのではと勝手に想像したりしていました。

 夜の閉館時間ギリギリでの鑑賞でもあり、殆ど人もいなかったので、短い時間ながらもゆっくり廻ることができ、一瞬、展示室が自分の部屋になったような気にさえなるものでした。

 6月13日までなのでお見逃しなく!

2010.05.14
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「がんばれニッポン!! ファイト 尾崎!!」 ロンドンマラソン観戦

2010-04-26 02:03:40 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 早いもので、昨年のロンドン・マラソンからもう1年も経ちました(昨年の観戦記はこちらから→)。

 昨年は一人でのブラブラ観戦でしたが、今年は、仕事でお世話になっているD生命さんから尾崎好美選手が招待選手として出場するので、尾崎選手応援団に加えてもらいました。

 応援場所はスタートから22キロ、復路36キロの地点となる、タワーブリッジから東へ1キロ程行ったところです。セント・ジョージという教会の前です。


 通過予定時間は10時なので9時半頃に現地到着。もうすでに、何人も集まっています。ド派手な黄色のウインドブレーカーを借りて、応援バルーンや日英の小旗を頂いて、準備に入ります。15分ぐらい前になると、全体で応援練習。「頑張れニッポン、オザキ、オザキ、オザキ!」と50名位の人でやるもんですから、周りからは「一体、何の団体か?」と注目を浴び、大会の会場係のおじさんからも、「どんなグループ?何人応援するの?」「あの上りにはなんて書いてあるんだ?」などとおしゃべり。


 まずは、車椅子の部の選手がすごい勢いで駆け抜け、それから10分?程したころで、いよいよ女子のトップ・グループの登場です。往路は反対車線を走るので、正直、誰がどこを走っているのかは分かりませんが、尾崎選手は先頭グループ後部で、食らいついているという感じでした。まあ、マラソン応援のいつものことですが、「あっ、来た!」と思ったら、「何処に誰?」と探している間に、あっという間に走り去られます。それでも、皆で選手の背中が見えなくなるまで「オザキ」コールを続けました。




 その後、男子の招待選手が走り抜けます。女子も早いですが、男子のスピードの速さは格別です。すごい、迫力。どんなことをしたら、あんなペースで2時間も走り続けられるのだろうと、ただただ驚き。


 復路の方は、36キロということでまさに勝負どころ。ただ、より上位に近い赤羽有紀子選手や小崎まり選手などと比べると、尾崎選手は健闘むなしく、集団グループよりはちょっと水が空いてしまいました。男子は入船敏選手らの姿が見えました。その後、尾崎選手がゴールしたのを、ラジオ等で確認し、11時40分ごろ応援団は解散となりました。お疲れさまでした。やっぱり、こういうスポーツ観戦は、皆でごひいき選手を応援するのが一番楽しいです。








 ただ実は、ロンドンマラソンの主役は招待選手でなくて、一般市民ランナーです。その後、多くの市民ランナーが登場し始めると、コース脇の応援団のボルテージがグーッと上がってきます。数々のチャリティ団体が自チャリティランナーに声をかけ、職場や地域の友人グループと思わしき人たちが、選手に向かって声援をかけます。この雰囲気は素晴らしいです。これだけの人が応援し、盛り上がるロンドンはマラソンは、世界の有数市民のマラソンと言ってい良いでしょう。観ていて、ホント「どうせ観るなら、走らにゃ損、損」という思いで一杯になります。来年こそは、この声援に囲まれた中で走りたいです。




 タワーブリッジ近くまで歩きましたが、あまりの人で身動きとれず。東京の花火大会のような感じです。いろいろ、仮装ランナーも多いので、その人たちの写真をと思いましたが、写真ポイントに近づくことさえもままならず、断念。今一度、「来年こそは出る」と決意し、帰路につきました。


 最後に、ジャグリングおじさんランナー。ジャグリングしながら、一体何時間で42キロを走るのだろうか?(TV中継より) 

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ロンドン ナショナル・ギャラリー特別展 "Painting History"

2010-04-10 06:08:12 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 今月で終わる「ゴッホ展」に行こうと思ってRoyalAcademyに出かけたら、すごい行列で断念。行き先をナショナル・ギャラリーへ変更。今、開催中の企画展"Painting History: Delaroche and Lady Jane Grey"を見学。

 手頃な規模で見やすく、とても楽しめる企画展でした。ナショナル・ギャラリー名物のポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」を始め、ルーヴルから「ロンドン塔の若き王と王子」や「クロムウェルと棺の中のチャールズ1世」などの歴史をテーマにした大作が展示してあります。

 あわせて、習作や手紙等も展示してあり面白いです。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は普段はナショナル・ギャラリーの比較的明るい部屋に置いてあるのですが、この企画展は照明を落とした暗め部屋に展示しているので、余計に迫力が増します。後世から歴史的な一シーンを描いているので、どの絵も、ある意味相当、意識的に劇的に描かれていると思うのですが、観るものに強い印象を与えます。

 ジェーン・グレイの目隠しされた下にはどんな顔が隠れているのか、前から気になっていたのですが、エリアの一角にはジェーン・グレイのコーナーがあって、この絵をもとにした種々のイラストや他の人が描いたジェーンが展示してあって面白かった。ただ自分がイメージしていたジェーンの素顔とは相当違ったので、眺めた後は、自分は自分のジェーンを大切にしたいと思いました。

 隣接する映像室でこの絵にまつわるヴィデオを上映していますがが、歴史的にはジェーンはもっとエルーシブな女性であったらしいことが解説されていたりして、ヴィデオも面白かったです。

(印象に残った作品群・・・イメージはグーグルイメージ検索から拝借)

「レディ・ジェーン・グレイの処刑」→いつ観ても、気分が悪くなるのですが、観ないではおれない一枚。


「クロムウェルと棺の中のチャールズ1世」→静寂の中に歴史の転換を感じさせる一枚です


「ロンドン塔の若き王と王子」→少年の怯え、恐怖が伝わってくる


『若き殉教の娘』→歴史画ではないのかもしれませんが、息をのむ美しい絵でした


あと、印象的だった絵に、死刑台に連れて行かれるマリーアントワネットを描いた作品がありました(ネットでイメージが見つかりませんでした)。白髪頭に疲れきった表情のアントワネットが敵意むき出しの民衆のなかにさらされています。廻りは濃い茶色をベースに描いているので目を凝らさないと良く見えないのだが、アントワネットは明るい色で描かれているので浮かび上がって見えます。

 2010年4月2日
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London Walk "Political London"

2010-02-14 17:05:28 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 土曜日午前中の定例業務である掃除・洗濯を前夜に済ましてしまったお陰で、朝からフリー。LonodnのWalking Tourに参加しました。テーマはPolitical London。Westminster付近のイギリスの政治中枢エリアを歩いて廻るツアーです。

 セント・ジェームス・パーク駅出口に10:45に集合し、早速、スタート。20名ちょっとの人が参加していました。

 廻ったのは、司法省、内務省、防衛省、婦人参政権運動の記念碑、Caxton Hall(歴代の有名政治家が演説したり、政治集会が行われたホール)、EUイギリス本部、旧労働党本部、Fabian Society(有名な政策シンクタンク)、第1回国連総会開催地などなど。そして締めはもちろん国会議事堂(Big Ben)。Big Benを除いては、いずれも説明を受けなければそのまま通り過ぎてしまうような場所ばかりで、興味深いものでした。

<Caxton Hall>


<Fabian Society>


<「アラビアのロレンス」が住んでいた家>


<国会議事堂>


<イラン問題に関するデモをやっていました>


 面白かったのはひとえに、ガイドさんの説明のお陰です。今年5月には総選挙が予定されているイギリスですが、各々の場所で、イギリスの政治制度、その場所にまつわる現代の政治課題等をとっても分かりやすく解説してくれました。

・アフガン派兵問題。そして、バッキンガム宮殿の衛兵もアフガンに派兵されている同じ陸軍の兵士であり、近い将来は派兵の可能性が高いこと
・英国婦人参政権獲得の歩み (婦人参政権獲得は1918年というのは自分のイメージより遅かった)
・イギリス総選挙の仕組み
・政治とお金の問題
・EUの役割(かなりネガティブコメントでしたが・・・)
・女王陛下の政治的役割 (具体的に首相に対して諮問機能を持つなど、日本の天皇よりもかなり踏み込んだ役割を担っていることを知りました)

 とっても、勉強になりました。2時間ちょっとのツアーで7ポンドですから、授業料としてはとってもリーズナブルだと思います。

 今日の唯一のマイナスポイントは、異様に寒かったこと。時折、小雪が舞うような気候で、更にユニクロ ヒートテックの着用を忘れ、正直、凍える思いでした。

2010年2月13日
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ウォレス・コレクション

2010-01-05 06:26:06 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
※今日は仕事始め。日本の職場では、仕事初めはまだお屠蘇気分が多少残ったまったりした日ですが、こちらではあまりそういったことはなく、せいぜい"Happy New Year! How was your holiday?"ぐらいで、週末の連休が終わったぐらいの雰囲気です。形式的とはいえ、日本のように社内外のいろんな人に年始のあいさつをして回るのも、気分が変わるし、そういえば、前の職場では神田大明神に商売繁盛の祈願に皆ででかけていたのになあ~。私なんかは少し寂しい気分。

 さて、連休最後の昨日の3日はウォレス・コレクションへ出かけました。ウォレス・コレクションは、貴族の館がそのまま美術館になっており、もともとはその貴族の所蔵品であったものが、国に寄贈され展示してあります。オックスフォードストリートのセルフリッジ・デパートの裏にありますが、閑静な住宅街にある大邸宅は昔の貴族の暮らしぶりを思い起こさせるものです。


 中に入ると、外見以上にきらびやかなつくりや部屋・部屋にまずびっくり。そして、部屋の中には、絵画のほかにも、皿、時計、宝石と言った美術品が一杯に展示してあります。これが代々で集めた来たとはいえ、個人の収集品というのだから、その富の桁違いさに驚くほかありません。


 絵はロココ調のフランス絵画が中心で、私の趣味とは少し異なりますが有名なブーシュの「ポンパドゥール夫人」やフランツ・ハルスの「笑う騎士」とかも置いてあり、見所満載です。

 日曜日の午前中ということもあってか、館内はまだ人もまばらでゆっくりと鑑賞することができます。マイペースで、こうした贅をつくした部屋をぶらついていると、自分自身が非常に贅沢な気分に浸ることができます。

 あと、併設のCafe&レストランがお薦めです。フランス料理のCafeとレストランが中庭にあり、Cafeのほうは手頃な値段で、フランス料理の小品を頼むことができます。天窓がついた非常に明るく開放的で贅沢な時間が流れる空間で、これがセールで沸き立つオックスフォードストリートの裏にあるとはとても信じられない思いです。


 それにしてもこの年始は美術館、博物館に良く通いました。企画展を除いては皆、入場料が全て無料というのは、本当に素晴らしいです。まあ、誰かがどこかでコストを負担しているわけですが、このインフラとしての美術館・博物館の充実度、アクセスのしやすさは、イギリスが世界に誇るべきものだと思います。
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大英博物館 モンテスマ アステカの支配者展 "Moctezuma: Aztec Ruler"

2010-01-04 03:39:25 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 新年の連休で久しぶりにゆっくりする時間を過ごしています。半日、街に出かけて、半日家でくつろぐというペース。こんな日々がずーっと続けば、何と楽な日々だろう。

 2日の昨日は、大英博物館へ以前から気になっていた"Moctezuma: Aztec Ruler"展へ出かけました。アステカ帝国最後の支配者モンテスマの時代(1502-1520)を振り返り、その祭事的、軍事的、政治的な役割がアステカ帝国の文明に及ぼした影響を検証するという企画です。昨年の9月末からやっていたのですが、なかなか足を運べず、今月24日で終了するため、駆け込みでの見学です。

 非常に良くできた特別展でした。全体をアステカ帝国の地理的説明、モクテスマの政治的役割、宗教的役割、軍事的役割、そしてスペインによる征服と5つの大きなテーマに分け、当時の遺品を展示しています。会場自体も当時のアステカの雰囲気を再現させるような工夫(大パノラマスクリーン、効果音など)が施されており、あまり当時のこのエリアの歴史には詳しくない私でも、とっても興味深く見ることができました。

 1500年という年代を考えると遺品の中には決して洗練されたものには見えないものもありますが、現在のメキシコシティに巨大な宮殿を持つ都市が栄えていたというのは驚きであり、想像力を掻き立てられます。

 大英博物館では常設展の見学は無料なのに対し、この特別展は12ポンドという結構良い値段がするのですが、会場は朝一番であるにもかかわらず、そこそこの混雑で、見学者も一様に個々の展示品に見入っていました。私も2時間かけて、英国初展示と銘打った展示品の数々を鑑賞させてもらいました。少し、賢くなった気分です。それにしても、当時のスペイン人はひどい連中です。

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ロンドン塔 鍵の儀式 (Ceremony of the Keys)

2010-01-03 02:46:54 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 大晦日の夜、ロンドン塔で行われている「鍵の儀式(Ceremony of the Keys)」を見学に行きました。

 これは、毎夜、the Chief Warder (所長?警備長のような人?)がロンドン塔のゲートの鍵を閉めて廻り、最後に全ての鍵を閉めたところでトランペットが閉めのファンファーレを演奏する一連の儀式です。なんと700年も続いているとか。

 無料で見学できますが、2か月ぐらい前までに予約が必要で、10月末に申し込みいくつかの希望日から、何故か大晦日に割り当てられました。

 当夜は9時半に集合します。30名ぐらいの観光客がいましたが、氷点下を下回るかと思われる寒い夜でした。ロンドン塔の守衛の人から解説を聞き、実際の儀式は9時53分から10分ぐらいの儀式でした。とても厳かな雰囲気の中の儀式で、これら1300年から続いているというのも不思議な感じがします。寒空の中に響き渡るトランペットの音が印象的でした。

 儀式自体は写真撮影厳禁でしたので、その前後に撮った写真をご紹介します。

※クリスマスシーズンはロンドン塔の堀にスケートリンクが設けられます。ロンドン塔の暗さ、スケートリンクの明るさ、月明かりの薄明かりのコントラストが印象的でした。


※タワーブリッジのライトアップが美しいです


※儀式前に行われる儀式についての説明


※儀式前のロンドン塔の中。静かで、団体でいなかったら少し怖いかも。道の先に歩兵の影が見えます。
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ロンドン ゴルフ 2回目

2009-10-04 04:22:47 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 先月のロンドンゴルフデビューに続いて、今月も同業者の親善ゴルフ大会(今年は今月が最後)に出場。クラブハウス横を川が流れる上品で雰囲気のあるゴルフ場でした。


 今日は、雨こそ降らなかったものの、厚い雲に覆われる中、ものすごい強い風で典型的なイングランドの天気。ドライバーのバックスイングに入ったら、強風で帽子が飛ばされたり、パットのボールが風に流されて、とんでもない方向に行ってしまったり、荒涼としたコースの中で自然と闘うのは、いかにもイングランドでゴルフをやっているという実感を味わえました。(風を写真に撮れないのが残念!)


 結果は、その強風の中、ボールをコントロールして低いボールを打つように心がけたのが良かったのか、それとも同じ組の方々が非常に気安くリラックスした雰囲気で廻れたのが良かったのか、自分では上出来のグロス110。大満足です。


 今日のゴルフ場は日系企業がオーナーというゴルフ場。驚いたことがいくつか。

①ここはどこ?
 自分たちのパーティの他にも、コンペがあったようですが、クラブハウス内、コース、練習場どこを見廻しても日本人ばかり。自分も立派なその一員ですが、一体ここはどこなのか、驚くばかりでした。

②軽食と飲み物と言えば・・・
 イギリスでは18ホールを通しで、休憩なしで廻ります。第9ホールが終わって、第10ホールに向かう途中に、テントでサンドイッチや飲み物が売っていたのですが、なんとそこには梅干のおにぎりが1ポンドで売っていました。感動!
 また、終わった後のクラブハウスのラウンジではアサヒスーパードライの生ビールが。これまた、感動!

③やはり日本人が好きなもの
 極めつけはロッカールームの奥に、何んと大浴場!!!風呂桶は5-6名が入れる大きさですが、熱いお湯がなみなみ注がれています。肩までお湯にたっぷり浸かって、疲れた足を思い切り伸ばして、至福の瞬間でした。

 2009年10月3日
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ロンドン コートルード美術館

2009-09-18 06:56:12 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 友人から「是非、良いので一度行ってみては」と強く勧められたコートルード美術館を訪ねました。ここはロンドン大学の付属美術館ですので、ロンドンの美術館としては珍しく有料(5ポンド)!無料の鑑賞に慣れてしまった私には、否が応でも気合が入ります。


 ここは印象派のコレクションで有名なのですが、まさに簡単に近代絵画史の歩みを通して見る事ができます。

 たとえば、ゴッホの自画像。


 マネのフォリ・ベルジェールのバー


 このほかにもセザンヌ、モネ、ピサロ、ドガ、スーラ・・・とそしてカンディンスキーまで、どこかで見たことのある絵で一杯でした。

 また、有料ということもあってか、とにかく空いている!一枚一枚を自分のペースでゆっくり鑑賞できるのが嬉しいです。(来ている人の1/3は日本人の観光客でした。日本人は本当に絵が好きですね)


 建物も落ち着いていたイギリスらしい建物です。(3階から螺旋階段を見下ろした写真です)


 5ポンドで十分おつりが来る感覚です。

 ※美術館のホームページはこちらから

 2009年9月13日
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ロンドン ゴルフデビュー

2009-09-06 04:04:21 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 こちらに来て初めてゴルフに行きました。イギリスと言えばゴルフの発祥地ですが、これまで行かなかったのは、車を持っていないので足がないのと、ゴルフをしなくても週末の気分転換には事欠かないためです。

 今日は業界の各社さんから有志が集まって行うロンドン業界ゴルフコンペ。日本でも久しくしていなかったので、なんと3年ぶりのゴルフで、皆様に迷惑をかけるのではと少々心配でした。

 天気は完全な秋の快晴。まるで、私のゴルフデビューを祝ってくれているような天気でした。コースも雄大で美しくレイアウトされており、やっぱりゴルフは気持ちが良いです。


 こちらのゴルフのスタイルは、18ホールを休みなしに一気に廻ってしまいます。電動カートも無いので、自分で手動カートを引いてまわりますから、歩く量だけでも結構行きます。また、キャディさんもいないので、ボールは自分でしっかり見てなくてはいけないし、「あと○○ヤードです。あの木の上を狙って打ってください」などととアドバイスもしてくれる人もおらず、自分の判断が全てです。(スポーツとしては当たり前ですが・・・)

 特に、コースで大変だったのは、各コースにいわゆるラフの中に必ず一定のエリアを占めており、くるぶしぐらいの深さのあるヒースと呼ばれる雑草(?)群です。その中にボールが入ると、ボールは見つからないは、クラブが引っかかると殆ど振りぬけなくなり、ボールを出すのも難儀します。正直バンカーよりも始末が悪いです。


 同じ組に気さくな方に恵まれ、私の右往左往振りも温かく見守っていただき、とても楽しい時間をすごすことができました。スコアはグロスで118。3年ぶりにしては、上出来です。

 ゴルフを楽しめるだけでなく、新しい人とも知り合いになることができるし、ゴルフの良さを再確認しました。もうゴルフのシーズンも1ヶ月ぐらいのようですが、もう1回ぐらいやってみたいです。
 
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー イブニング・コンサート

2009-08-22 05:30:11 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ナショナル・ギャラリーは毎週金曜日、夜の9時まで開館しています。先週、美術に関する本を読んだので、絵が観たくなり、仕事帰りに立ち寄りました。

 コンスタブル、ターナーなどのイギリス風景画を鑑賞するのが主目的だったですが、意外な副産物が。何と、夏の夕べのコンサートということで、美術館の一室でジャズコンサートが開かれていました。歌い手は、ポーランドの女性ジャズシンガーのMonika Lidkeという人です。

※Monika Lidkeのホームページはこちら

 しっとりと落ち着いた歌声もすばらしいのですが、名画に囲まれながら声が美術館に響くその雰囲気に酔いしれます。歌い手も絵に不思議な力をもらっているように見えます。


 途中から聞き始めたので半分少々しか聞けませんでしたが、終演後、例によってCDを販売していたので、これまた衝動買い。財布に15ポンドしか入ってませんでしたが、幸い10ポンドだったのでセーフ。帰りのパブのビール代は残った・・・

 さて、目的のコンスタブルの絵を求めて奥の部屋にたどり着くと、なんとその部屋では、ヴァイオリンのデュオがこれまた名だたる名画の前で、演奏中。ジャズも良いですが、ヴァイオリンの音色は絵に更にマッチします。


 絵を音楽とともに楽しむという最高に贅沢なひとときでした。このすばらしい企画に大拍手です!!!

 2009年8月21日
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ナショナル・ギャラリー 「コローからモネ」展

2009-08-11 14:24:51 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ナショナル・ギャラリーの企画展"Corot to Monet A Fresh Look at Landscape from the Collection"を見に行きました。


 ナショナルギャラリーの所蔵品から、18世紀から19世紀にかけての風景画の変遷がわかるように展示してあります。今回は企画展でありながら無料なのもうれしいです。

 バルビソン派のテオドル・ルソーなどから始まって、ミレー、コロー、コンスタブル、ターナーらと続き、モネにたどり着きます。


 小規模ながら、わかりやすい展示で、楽しめました。

 2009年8月9日
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アスコットで競馬を見る

2009-07-28 05:52:33 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 一度は観てみたいと思っていた、本場イギリスの競馬を見に行きました。ロンドンから列車に乗って1時間弱ほど南西に下ったアスコット競馬場です。ここは毎年5月に行われ、セレブのファッションショー的な豪華さを誇るロイヤル・アスコットで有名なところです。

(アスコット駅の駅看板)


(正面玄関を入ったところにあるパドックとスタンド。建物の奥が馬場です。)


 競馬はイギリス上流階級のスポーツと言われますが、まず紳士淑女達のドレスアップの華やかさに目が奪われました。競馬場というよりも、着飾って、競馬をネタに、仲間と会話を楽しむ社交場という感じです。華やかさという意味では、決してロイヤルオペラハウスにもひけはとりません。数回でかけたことのある東京府中競馬場とのあまりの違いに愕然としました。
 あと、観客の中に中国人が多いのも驚きです。学生と思しき若く着飾った男女、小さな子どもを連れた家族づれ、そして正直、府中競馬場にはいいかもしれないけどアスコット競馬場には全くそぐわない恰好と雰囲気のおじさんおばさんグループなどなどあらゆる年齢層の中国人グループが闊歩しているのにはびっくりでした。

(英国の淑女と中国のおじさん)


 競馬場もただただ広いです。前半行われたマイル戦(1600m)はなんと直線一本の勝負です。さすがに長距離レースは周回コースを使いますが、向正面ははるかかなた。双眼鏡を使っても、馬群は見えるが個々の馬まではとても追い切れないという感じでした。

(直線のずっと右奥がスタートです)




着飾った観衆の雰囲気と広大な緑が広がる競馬場と洗練された設備が組み合わさって、独特の舞台が出来上がっているという印象でした。

 あと、しくみは良く分からないのですが、馬券の運営主体がいくつもあって、其々がお店を出しているのが面白いです。同じ単勝でも、どこで買うかにより配当率が微妙に違います。ですので、「うちは他社よりXX%配当が良いですよ」という売り文句で広告を出している業者もいます。中央競馬会の独占よりもこちらのやり方のほうが健全ですよね?

(私が買った馬券出店)


 競馬場観察、人間観察で馬券を買う時間も無かったのですが、帰る前に1レースはせっかくだから買おうと思い、単勝馬券を2枚買いました。当然、馬の名前は知りませんので、その場で思いついた数字2つを1枚づつ各1ポンドで購入(何ともせこい買い方ですが・・・)。しかし、たとえ1ポンド馬券でも、馬券を持っているのと持っていないのでは、見る気合いが全然違います。すると何と、そのうちの1枚が大当たり。配当率9倍で9ポンドになって返ってきました。ビギナーズラックとはまさにこういうことを言うのでしょうね。でも、その嬉しさは、もしかしたらロンドンにきて一番かもしれません・・・・

(頑張れ!!!!)


 とっても充実感のある半日のお遊びでした。また、来ようっと。

2009年7月26日
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プロムスに行く

2009-07-27 04:17:10 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 昨日の記事と時間軸が逆ですが・・・

 先週から世界でも有名な夏の音楽祭プロムスが始まりました。9月上旬まで毎日ロイヤル・アルバート・ホールで、英国や欧州の演奏家を中心に、演奏会が開かれます。プログラムを見ていると、あれも行きたいこれも聴きたいと、おおいに迷います。

 ロイヤル・アルバート・ホールはいつ見てもその威容に感嘆します。「美しい」の一言です。プロムスということで、ホールの周りも、気のせいか高揚した雰囲気が感じられるような気がしました。




 今日のプログラムです。


 ホール内に入ると、これまたお祭り雰囲気。一瞬、プロレスを見に来たのかと見違えるほどです。


 天井の照明もきらびやかです。


 面白いのは観客席のつくりです。舞台の一番前のアリーナは、立ち見席になっていて£5で見られます。そして、その周りをシート席やボックス席が取りまっているというつくりです。前回初めて来たときは、最上階から見下していただけでしたので、舞台近くに来るとまた違った雰囲気が楽しめました。


開演が近づくと、アリーナ席の人たちは皆立ち上がります。一度、この席も体験してみたいと思っています。


2009年7月24日
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ロイヤル・オペラ・ハウス

2009-07-20 02:10:08 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 昨日の「セビリアの理髪師」で私の今シーズンは一応幕切れ。期せずして、昨年12月よりロンドンに来ましたが、私の最大の気分転換として本当にお世話になりました。昨日は何枚か中の写真を撮ったので、ご紹介たします。

 まずは、有名な外観。アーチ状のガラスが美しいです。


 中はレストランやバーになっています。


 1階のストール(平土間)席から、中を見上げた姿です。


 天井はこんな形です。絵はありませんが、美しいです。



 オーケストラピット。


 1階のストール席の裏サイドには、ROHで活躍した名演奏家たちの写真が飾ってあり、歴史を感じさせます。 


 最上階まで行くと、ここにも過去の舞台の写真が掲示してあります。


 過去、蝶々夫人を演じた名ソプラノたち。白黒の写真が年代を感じさせます。


 最上階から舞台を見ると・・・


 9月の新シーズンの開幕を楽しみに待ちたいと思います。
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