フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

3月25日の田島ケ原サクラソウ自生地

2012年03月25日 23時22分34秒 | 花の和名

今日25日は田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のボランティア活動開始日だ。
朝からよく晴れていたが雲が多く11時半頃からは一時にわか雨があったりで変化の多い一日だった。


鴨川側からC区を望む

サクラソウは蕾が見える花芽は特別天然記念物石碑の周囲の3株のみで後は花芽が付いていてもまだまだ硬い。去年の初咲きは前年より11日遅い25日だったが、今年はまだ一週間くらいは遅くなりそうだ。


3株のうちのひとつ。でもこれらが一番に咲くとは限らない

今自生地を彩っているのは春一番に咲くヒロハアマナアマナだ。でもこのユリ科の両種は陽を受けて咲くので寒い曇天の日には閉じているので要注意だ。


幅広の葉の中央に太い白線があるのが特徴
アマナの花茎は弱い。フキノトウは咲き終わったようです

田島ケ原サクラソウ自生地の最新情報は約1ヶ月間このフグさんの雑記帳でお知らせしていくので宜しくお願いします。

田島ケ原サクラソウ自生地の24節気春分の日のサクラソウ自生地をアップしました。


やっと錦乃原桜草園でピンクがのぞいた花芽を見つけました

2012年03月21日 21時27分14秒 | 花の和名
田島ケ原サクラソウ自生地のサクラソウの初咲きは09年10年とも3月14日だった。08年は遅く19日だったが、昨年もそのくらいかもっと遅かったかもしれない。
今年は昨20日でも花芽を付けている株さえごく少なかった。いつも田島ケ原よりも早い錦乃原桜草園でも花芽を付けているのは少なくて蕾がかすかに見えている株をようやく一つだけ見つけた。


蕾のピンクがかすかに見えます

島根の田んぼ地帯でノジスミレを探したがナカナカ無くてやっと見つけた一輪も可哀想なくらい小さかった。去年は27日の記録しかないが09年10年は16,17日でノジスミレ独特のひしゃげたような大きな花をたくさん咲かせていた。
とにかく今年も昨年と同じかそれ以上にすべての花達にとって受難の春に違いない。


田んぼ地帯に一番に咲く野路菫。この花径は1.5㎝もありません
花径2㎜くらいのムラサキ科のキュウリグサ


熱海の梅も河津桜も今が満開で2~3週間は遅れています

2012年03月17日 11時36分34秒 | 花の和名

何十年か振りに伊東温泉に行ってきた。特別料金で安くてバイキングが美味しいからといつも一緒に旅行する従姉妹達の誘いだったがまさにその通りで、食べるのはお腹を満たせばいい主義の自分にもそれぞれが美味しくついつい食べ過ぎた3日簡だった。

熱海梅園は開花が昨年に比べて4週間近く遅れて3月4日までの予定の梅まつり期間を3月20日まで延長していた。花は将に見ごろだったが風が冷たく2月の寒さで、花は正直だった。

翌14日は河津桜を見に行った。ここも例年なら3月始めが満開の筈だが2週間は完全に遅れていた。少し濃い目の色の河津桜は今が満開で多くの人出で賑わいこちらも祭りの期間を18日まで延長していた。


花より団子で餌探しに集中しているダイサギ

近くの噴き上げ泉の上方の石垣には常緑性多年草でシダ植物のマメヅタ(豆蔦)がたくさんついていた。葉は1㎝くらいの円形で肉厚淡緑色でびっしりと石垣に貼りつている。そしてよく見ると2~3㎝の細いへら形の葉が表面に茶色の粉のようなものを付けて立っている。円いのは栄養葉でへら形は胞子葉で茶色は胞子嚢だった。


石垣などに普通に見られるウラボシ(裏星)科のマメヅタ


長崎も12~2月の冬期の平均気温は平年を1℃下回ったようです

2012年03月04日 14時12分52秒 | 花の和名
2月28日から義弟の見舞いで長崎に行ってきた。
ステロイドの薬害で去年の今頃集中治療室で1ヶ月以上生死の境をさまよっていた。よく効く薬だけに副作用が怖いとの医師の話だったが奇跡的に一命を取り留め現在は療養病院に転院している。


春一番に陽を受けて咲くナデシコ科のオランダミミナグサ

長崎も12月から2月の冬期間は平均気温が例年より1℃低い7℃だったとの報道だったが、花粉は多く飛んでいて鼻がグズグズし始め、目もかゆかった。
草花はほとんど咲いていなかったが、フラサバソウがたくさんの花を付けていた。肉眼で見ると思わずイヌノフグリ?と思ったがこんなにある筈もなくよ~く見ると毛が多い。明治初年に長崎で採集され、その2人の外人の名前からフラサバソウの和名が付けられたというゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草だった。


左上方円内は花のUPです

近くに去年初めて見たモミジバヒメオドリコソウも群生していた。周りのホトケノザは花を咲かせていたが、黒紫色の萼だけが目立ち花はほとんどつけてはいなかった。
モミジバヒメオドリコソウはヨーロッパ原産のシソ科の越年草で葉の切れ込みはかなり変異があるようだがどう見てもモミジバらしくないのは少し不思議だった。


ホトケノザとヒメオドリコソウの雑種起源ともいわれます


道場地区の河川敷の野焼きは17日に再延期です

2012年02月15日 11時44分47秒 | 花の和名

いつの間にか塚本地区の自転車道迂回路沿いのヨシ原の野焼きは終わっていた。
一昨年に何回も延期されて3月18日に実施された事が意識の中にあって昨年は2月5日だった事をすっかり忘れていた。


中央の方はそのままなので後日また野焼きするのでしょうか

道場地区の秋ヶ瀬公園側の残った所の野焼きは今日も中止で17日に延期された。17日は午後からの予定で天気予報もよさそうなので今度こそ実施できそうだ。

今年は寒い日が続き堤防や河川敷で花を付けているのはホトケノザくらいだ。それも群生は無理でせいぜい2㎝くらいの長さの小さな花が色の鮮やかさで目を引く。


アップにすると何となくユーモラスで布袋様のようにも見えます

上部の対生した葉が円形に着くのを仏さまの蓮座に見立てたのが名の由来で、段階状に着く事から3階草の別名もある。そのくせ下部の葉には長い柄があるのは生命力の賜物だ。


長い柄は葉を陽に当てて光合成をするため

ホトケノザはシソ科オドリコソウ属の在来種だが春の七草のホトケノザではない。
春の七草のホトケノザはキク科のコオニタビラコで早春の田んぼや畔を彩る小さな黄色い花だ。


春の七草のホトケノザのコオニタビラコ 11.4.11撮影