今年盛土された堤防を見上げると黄白色の花が咲いているような一帯があった。今頃何が咲いているのだろうかと近づくと確かに花が咲いていた。
茎の先に集まって咲いている。よく見ると仮面状花冠だ。そして距もある。ウンラン属だろうとは思ったが名は分からない。松葉のような細い葉が輪状にでているが、輪生では無く少しづつずれている。調べてみるとホソバウンランだった。
真中下あたりに付きかけた実が見えます
ゴマノハグサ科の多年草で別名セイヨウウンラン。大正時代に観賞用として輸入されたユーラシア原産の外来種だ。栽培品が逸出して野生化しているが、本来は荒地に生えるともいう。
この2~3年塚本付近の堤防にはマツバウンランが花を咲かせるが、ホソバウンランは初めてで、図鑑の花期は7~9月とあり1カ月以上ずれていた。
両脇の花にはイチモンジセセリ。虫が来ると仮面が開きます
近くの田圃の畔にはカントウヨメナが咲いています